■中文書 (以下、なるべく日本の漢字に置き換えています)      ▲参考資料に戻る    ▲Homeに戻る


▲Top


▲参考資料



魔戒 
 中国大陸で発行されたバージョンです。表紙はタイトル文字以外すべて同じで、とてもシブいです。
 標準中国語(北京語)による訳で、簡潔ながら、地の文は典雅な文語調、せりふの部分は標準的な話し言葉が使われていて美しい訳文です。詩の訳もちゃんと韻文になっているあたり、さすがと言えましょう。ただ、非常に訳がこなれている一方、序文で訳者が「意訳したところがある」と言っているので原書と付け合せつつ読む必要はありそうです。 
 Sting、Striderなど日本語では訳しづらい言葉も、中国語の語彙の中でぴたっと来る場合があり(Bag-endのように逆のケースも当然ありますが)、固有名詞の訳は、台湾版の方が作者の意図に沿って頑張った印象です。「LotRを原書で読みたい!」の中で、折に触れてご紹介できればと思っています。
 タイトルの「魔戒」とは、魔法の指輪(=戒指)のこと。魔鬼、魔道との連想からか「魔」という字自体、邪悪という意味を持っているからか、日本語で「魔法の…」と言うときに受けるファンタジックな感じはなく、ダークな印象を受けます。ちなみに中国語では、指輪は1枚、2枚…とカウントします。
 各部のタイトルは、

      

となっております。[2003.4.14]


 
托尓金著、丁棣訳、郭少波校訂、訳林出版社、上製、簡体字横組・850×1168o、 
 第一部 ISBN 7-80657-250-3 2002年3刷 500P 22.60元.、第二部 ISBN 7−80657−266−X、404p.18.80元、第三部 ISBN 7−80657−267−8 470p. 21.20元




▲Top



魔戒 
 台湾で発行されたバージョンです。表紙は映画のスチルを使用しています(2部、3部の表紙も1部のスチルなのはHM版と同じですが、まるっきり関係ないシーンなのはちょっと興ざめ)。それを外すと、なぜかアラン・リーの装画が。せっかくだけど、このガラドリエルの鏡のシーン、ムッシュ・かまやつと砂かけババアみたいなホビット二人組が怖いんですけど…。
 こちらも大陸版同様、標準中国語による訳ですが、チャプターや固有名詞の訳などを見ますと、訳の流暢さよりはなるべく原書の情報を落とさずに訳そうとした努力の跡が伺われます。その分、訳文がくどい感じになってしまったのは致し方ないことでしょう。

ちなみに各部のタイトルは、
       第1部=首部曲 魔戒現身
       第2部=二部曲 双城奇謀
       第3部=三部曲 王者再臨

となっております。1部と3部はともかく、2部のタイトルがいまいち解せませんなあ。1部の冒頭にカラーで台湾版オリジナルの地図が、各部にアラン・リーのカラーイラストが16点ずつ収録されています。
[2003.4.14]


 托爾金著 朱学恒訳、 聯経、並製、繁体字縦組(付録横組) 1部 ISBN 957−08−2336-4 608面, 2部 ISBN 957−08−2337-2  480面, 3部 957-08-2338−0  608面  いずれも145×210mm, 2002年3月初版9刷




▲Top


▲参考資料


精霊宝鑚―中土大陸的神話與伝奇
 The Silmarrillionの中国語訳で、台湾で発行されたバージョンです。
 表見返しと裏見返しに、台湾版オリジナルのカラー地図、本文にTed Nasmithによるカラー挿絵18枚が付いています。また、本文に固有名詞の脇注が入っています。
 見返しの紹介によりますと、訳者のケさんはイギリスに留学された方で、相当なトールキンおたく(「超級托爾金迷」)だそうな。
 目次は以下の通りです。
     訳序
     前言
     埃努的大楽章
     維拉本紀
     精霊宝鑽争戦史
     努曼諾爾淪亡史
     魔戒與第三紀元
     精霊家譜
     付録一 発音的説明
     付録二 索引
     付録三 昆雅語和辛達語名詞的組成要素
 この本の中身とは全然関係ないのですが、広告ページに「魔戒魅影」というのが出ていて電影導引本となっているのですが、ガイドでしょうか。まさかノベライズ?ちょっと見てみたいものです。どなたか御覧になった方、教えていただけないでしょうか?[2003.4.13]


 克里斯多福・托爾金編、 ケ嘉宛訳 聯経 並製、繁体字縦組(付録横組)
 ISBN 957-08-2524-3 552面 148×210mm 2002年初版



▲Top


▲参考資料
魔戒総動員 奇幻特刊No.2 2002.12
 星影さんからの頂きもの。ありがとうございました!
 台湾で発行された雑誌です。編集主幹は上のLotR台湾版の訳者の方と思われます。
 とにかくすごい情報量。内容紹介やメイキング記事はもちろん、カナダでのLotR展覧会やトールキンの足跡を訪ねてなど、周辺情報も盛りだくさん。「ナルニア」シリーズのルイスとの友情に関する話とか、原作ファンむけの記事もちゃんと入っています。世界各地のファンの交流の様子(スウェーデンのは特に面白かった)など、ファンによるファンのための雑誌で好感度高いです。あまり他では見たことがない写真も結構載っていました。
 奥付は2003年1月の27刷になっていたので、増刷しているみたいですね。詳細は下のURLからご覧いただけます。(要繁体字フォント)[2003.6.20]


 奇幻基地出版 www.ffoundation.com.tw A4変型 台湾ドル149元





▲Top

▲参考資料
魔戒三部曲 王者再臨特輯 奇幻特刊No.5 2003.12
 こちらは飛蔭さんからの頂きものです。結構なものを頂戴いたしました。
 前回よりは薄いのは、あらすじにページをとらなくてもいいからなのでしょうか?
 台北にあるLotRグッズをならべたテーマ・レストランの紹介とか、相変わらずディープな内容です。今回の圧巻はNZプレミアとハワード・ショアの記者会見レポート。
 なんと、ハワード・ショワは「ロード・オブ・ザ・リング」の演奏会を台北で開いていたのでした(12月10日)。知っていれば絶対行ったのに〜。っていうか、そこまで来てて何故日本に来てくれないの〜!!!
 今回のスコアを作るにあたっての難題の一つに、監督の演出意図を理解することがあったそうです。何せピーターは「ここ、もう少し静かな感じにできないかな」「ここもう少しエキサイティングにできないかな」って感じの指示だったそうで。一体どうしろと…?監督の言いたい事をつかむことから、音楽作りは始まったのでした。お疲れ様。
[2004.2.3]
 奇幻基地出版 www.ffoundation.com.tw A4変型 台湾ドル99元


▲参考文献・洋書Top

▲和書

▲雑誌記事・論文・その他

▲中文書Top