少年探偵・江戸川乱歩集


怪人二十面相
ポプラ社

正式名称は「少年探偵 江戸川乱歩全集」B6版・カバー
昭和39年7月・第二巻「妖怪博士」より、ポプラ社にて発刊が開始された。
小学校の図書館に必ず揃っていたアレである。
但し、昭和40年代に於ける「出版社事情」から「奥付・重版記載」を省略したものも数多く、
今日このシリーズの発刊事情の調査は困難を極めている。
また、1999年〜2000年に渡って同社より「再編版」26巻が編まれた。
ちなみにこのシリーズ、かなりの部分で「武田武彦」「氷川瑯」等によるリライトが判明している。


【エンブレムの変遷】

第一期


196 4 〜1970

第二期


1970〜1972

第三期


1972 〜


【第一期】第1巻 「怪人二十面相」〜 第15巻「塔上の奇術師」 (S.39年)
  *昭和40年代に於いては、重版記載を省略している。

【第二期】第16巻「仮面の恐怖王」〜 第26巻「二十面相の呪い」(S.45年)追加
     第1巻 「怪人二十面相」 〜 第37巻「暗黒星」    (S.45年〜S.47年)
  *第26巻までを刊行の際には「初期15巻」の装幀をそのままにし、新刊を別装幀にて発刊。
   S.45年末より「全37巻」を統一し発刊した。尚、この時「既発刊分」の重版記載を省略している。
   (S.47年7月刊「黄金の怪獣」まで確認済み)

【第三期】第38巻「白い羽根の謎」〜 第46巻「三角館の恐怖」 (S.47年〜S.48年)追加
  *第38巻以降を発刊の際、全巻装幀を統一し「重版記載」を復活させた。


少年探偵・江戸川乱歩集
【一覧表】
「*」印は奥付未確認
No
タイトル
初出発刊年

1

怪人二十面相

196 4・8

2

妖怪博士

196 4・7

3

少年探偵団

196 4・8

4

青銅の魔人

196 4・7

5

大金塊

196 4・8

6

透明怪人

196 4・9

7

怪奇四十面相

196 4・8

8

地底の魔術王

196 4・9

9

電人M

196 4・9

10

宇宙怪人

196 4・10

11

奇面城の秘密

196 4・10

12

黄金豹

196 4・11

13

サーカスの怪人

196 4・10

14

夜光人間

196 4・11

15

塔上の奇術師

196 4・10

16

仮面の恐怖王

17

鉄人Q

1970

18

魔法博士

19

灰色の巨人

20

魔人ゴング

1970・5

21

海底の魔術師

22

空飛ぶ二十面相

1970・9

23

悪魔人形

24

鉄塔王国の恐怖

25

黄金の怪獣

1970・11

26

二十面相の呪い

1970・10

27

黄金仮面

1970・8

28

呪いの指紋

1970・10

29

魔術師

1970・10

30

大暗室

1970・10

31

赤い幼虫

32

地獄の仮面

1970・10

33

黒い魔女

34

緑衣の鬼

1970・8

35

地獄の道化師

1971・4

36

影男

1971・4

37

暗黒星

1971・4

38

白い羽根の謎

39

死の十字路

1972・7

40

恐怖の魔人王

1973・8

41

一寸法師

1973・11

42

蜘蛛男

1973・11

43

幽鬼の塔

1973・11

44

人間豹

1973・11

45

時計塔の秘密

1973・11

46

三角館の恐怖

1973・11


<後記>

少年少女物の発刊に関しては、奥付記載のあいまいな発刊物が多いことに気付く。
「世界探偵小説名作シリーズ」等も、改訂新版に於いてさえ重版記載を省略している。
現在「ジュヴナイル」研究の立ち後れは、こうした出版物の多い事にも起因している。
いわゆる「大系」なるものも「少年小説大系」(三一書房版)くらいしか見あたらない。
しかも「推理編」は、たった一巻という寂しさ。
現在「少年少女推理小説大系」の編集発刊が待たれるところである。


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