【ぷろふいる】の部屋



 
 
 

昭和8年5月に、ぷろふいる社から探偵小説専門雑誌として「ぷろふいる」が創刊された。
大正末期から昭和初期にかかる時代は、各出版社が挙って「探偵小説雑誌」の発刊を開始した、
いわゆる探偵小説第一次ブームにあたる。
近年、このムーブメントを「第一の波」と呼び、探偵小説の黎明期と位置づけるのが定説である。
「ぷろふいる」の創刊は、林立する探偵雑誌の中でも後発であり、
この事が4年間という、探偵雑誌にしては長期に渉って発刊し続け得た理由の一つでもあろう。
この雑誌に寄稿した探偵作家は数多いが、
なかでも井上良夫に評論や翻訳の寄稿の場を与えた意義は大きい。
また、
 蒼井雄
 酒井嘉七
 大阪圭吉
などに創作の場を与えた事でも、その存在の意義は誠に大きいものといえよう。

創作探偵小説や翻訳などが紙面を賑わした、
つまり「ぷろふいる」の最盛期は、昭和9年後半から10年にかけてであり、
リレー小説などの試みもこの頃に行われている。
昭和9年9月号のラインナップは
 「狂燥曲殺人事件」 蒼井雄
 「とむらひ機関車」 大阪圭吉
 「双頭の犬」    エラリー・クィーン
となっており、誠に豪華な顔揃えであったといえよう。


 
【ぷろふいる履歴】


発刊元
発行人
発刊期間
発刊号数
ぷろふいる社 熊谷晃一 昭和8年5月〜12年4月 48号

 
***探偵小説・掲載作品一覧***

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