●●● 春の季語 ●●●

行事・暮らし編(種類順)

 

ルビ 季語 類義語 一言解説
ゆきわり 雪割 雪切 踏み固められ、凍りついた雪を割ったり切ったりして捨てること
うめみ 梅見 観梅 梅園 梅を観賞する事
むぎふみ 麦踏 青麦 まだ寒い頃、根を強くするために踏んでおさえること
のうぐいち 農具市   農業に必要な種、植木、農具などの市
のやき 野焼 野火 土手焼く 焼野 早春、野の枯れ草を焼くこと
はたやき 畑焼 焼畑つくる 畦焼く 畦火 害虫を焼き殺すために、畑を焼くこと
やまやき 山焼 奈良の山焼 お山焼 山火 山の下草を焼くこと
しばやき 芝焼 草焼く 芝火 土手や庭先の芝や枯草を焼くこと
まきびらき 牧開き 厩出し まや出し 閉めてあった牧場を開き、早春に牛馬を放牧すること
とうじかえる 杜氏帰る   酒の仕込みを終え、三月頃杜氏が里に帰ること
ゆきがこいとく 雪囲解く 雪除取る 雪吊解く 霜除解く 風雪から家や庭木を守った囲いを春になって外すこと
かきていれ 垣手入れ 垣繕う 雪や寒風で傷んだ垣根を修理すること
やねがえ 屋根替 葺替 屋根葺く 屋根繕う 風雪で傷んだ屋根を修繕したり、葺替えたりすること
すきーしまう スキーしまう 橇しまう 捨橇 スキーや橇を物置、納屋などにしまうこと
めばりはぐ 目張剥ぐ   隙間風や吹雪などを防ぐために貼っておいた目張りを剥ぐこと
きたまどひらく 北窓開く 北開く 冬の間、締めきっていた北側の窓を、春に開けること
はるのろ 春の炉 春ストーブ 春暖炉 春になっても使っている炉
はるこたつ 春炬燵   春になっても使っている炬燵
はるひばち 春火鉢 春火桶 春になっても置かれている火鉢や火桶
ろふさぐ 炉塞 炉の名残 暖炉塞ぐ 冬の間使った炉を塞ぐこと
こたつとる 炬燵とる 炬燵の名残 炬燵塞ぐ  春、置炬燵をしまい、掘炬燵も塞ぐこと
はるのいえ 春の家 春館 のどかな春らしいしつらえの家
はるのその 春の園 春苑 春の庭 草が萌え、花が咲き、鳥が鳴いているような庭や公園
はるしょうじ 春障子   春の日差しを受けた明るい白障子
しゅんとう 春燈 春灯 春の灯 春の燭 はんなりとした春の灯火
つりがま 釣釜   三月になると天井から下げた自在に釣る茶の湯の釜
りょうなごり 猟名残 猟期終る 二月十五日、四ヶ月間の猟期が終わること
いそびらき 磯開き 磯の口開 初磯 口明祭 海藻、貝類の採集解禁日
あま 海女 海女の笛 磯嘆き 磯笛 海人 潜水し、貝類、海藻類を採る女
いそたきび 磯焚火 磯竃 海女が浜であたる焚火をいう
わかめがり 若布刈 若布干す 若布売 若布刈舟 竹の先に鎌をつけた竿で若布を刈り取ること
いそあそび 磯遊 磯祭 春の大潮の頃、磯部で遊ぶこと
しおひがり 汐干狩 汐干貝 汐干籠 浅蜊堀 貝拾い 汐の引いた干潟で浅蜊や蛤を掘る春の行楽
いそなつみ 磯菜摘 磯菜 春の磯で海藻を摘むこと
かんちょう 観潮 渦潮 観潮船 彼岸の頃の大潮の大渦を観ること
あさりじる 浅蜊汁 浅蜊売 浅蜊船 浅蜊飯 浅蜊のはいったお汁
めざし 目刺 頬刺 鰯などを数匹連ねて、藁や竹串で通し、干したもの
ほしがれい 干鰈 鰈干す 蒸鰈 でびら 鰈の干したもの
ひだら 干鱈 鱈干す 乾鱈 棒鱈 芋棒 塩づけして干した鱈
しらすぼし 白子干 白子干す 白子 ちりめん 畳鰯 鰯などの稚魚を煮て干す
しじみじる 蜆汁 蜆掻 蜆掘 蜆船 蜆取 蜆の味噌汁
たにしあえ 田螺和 田螺掻 田螺を茹でて和えたもの
がんぶろ 雁風呂 雁供養 雁供養の心で風呂に入るという伝説による季
たがえし 春耕 耕人 たがやし 春田打 冬の間に固くなった田畑の土をうち返すこと
はたうち 畑打 畑打つ 種をまく前に畑を打ち返すこと
ものだね 物種 種物 花種 種売 種袋 種物屋 春蒔の穀物や草花の種
たねえらみ 種選 籾選 種選たねえり 種や籾や豆を塩水に浸し、丈夫な種を選ぶこと
たねひたし 種浸し 籾浸ける 種井 種案山子 種俵 発芽を促すために、俵やかますにいれて水に浸すこと
たねまき 種蒔 種降し 籾蒔く 花種蒔く  苗代に籾をまくこと。野菜や草花の種もいう
つみくさ 摘草 草摘む 野に出て、食用になる柔らかな草を摘むこと
よもぎつむ 蓬摘む 香気ある新しい葉を摘み、草餅、もぐさを作ったりする
つくしつむ 土筆摘む 土筆和 佃煮など作るために、土筆を摘むこと
よめなつむ 嫁菜摘む 嫁菜飯 飯や浸しものなどにする嫁菜を摘むこと
わらびがり 蕨狩 蕨和 食べるために柔らかな蕨を摘むこと
くさもち 草餅 蓬餅 草の餅 蓬の葉をいれて作った餅
うぐいすもち 鶯餅   青黄粉をかけて鶯色にし、鶯の形に似せた餅
つばきもち 椿餅   椿の葉ではさんだ餅菓子
さくらもち 桜餅   しん粉の薄皮で餡をくるみ、塩付の桜葉で包んだ菓子
さくらづけ 桜漬 花漬 桜湯 桜の花の塩漬。熱湯を注ぐと香気が立ち、花が開く
きのめあえ 木の芽和 木の芽煮 山椒の芽をすりつぶし、魚、野菜などと和えた料理
でんがく 田楽 木の芽田楽 田楽焼 豆腐を竹串にさし、味噌をつけて焼いたもの
みそまめにる 味噌豆煮る 味噌玉 味噌を作るためにまめを煮てつぶし、玉にして軒に干す
ふきみそ 蕗味噌 蕗の薹 蕗の薹をまぜこんだ味噌の料理
あおぬた 青饅   青い菜や葱などをゆでて、酢味噌で和えた料理
なめし 菜飯 菜飯茶屋 葉を細かくきざみ、混ぜ合わせた飯
りょうぶめし 令法飯 令法摘 令法茶 令法の芽を炊き込んだ飯
すぐき 酢茎 酢茎売 独特の酸味のある酢茎菜の漬物
はななづけ 花菜漬   菜の花の漬物
はるたまご 春卵   一年中ある玉子だが、特に生命感の張る春の玉子
くわとく 桑解く 風雪害の為に括っておいた桑の枝をほどくこと
しもくすべ 霜くすべ 春霜 別れ霜 霜防止の為に桑畑で、もみがらなどを燃やすこと
せんてい 剪定 剪枝 芽の出る前に果樹などの枝を刈り込むこと
うえきいち 植木市 苗箱 苗札 苗木植う 苗木市 彼岸の頃は木の移植にいいので市がたつ
のうぜいき 納税期 申告期 税務署に納税申告をする期間
じゅけん 受験 受験子 受験生 受験宿 入学や就職などの試験を受ける
しけん 試験 入学試験 卒業試験 合格 落第 春、入学、進級、就職などのために行われる
そつぎょう 卒業 卒業子 卒業生 卒業式 卒園 学校を卒業すること
はるやすみ 春休み   学年末から新学期までの休み。
にゅうがく 入学 入学子 新入生 一年生 入園児 小学校から大学まで、四月に入学式が行われる
しんしゃいん 新社員 新教師 入社したての社員
しゅんとう 春闘   賃上げなどを求める労働組合の闘争
はるのかぜ 春の風邪   命にかかわる風邪ではないが、何となく艶っぽい
かふんしょう 花粉症 杉花粉症 花粉マスク 杉などの花粉によるアレルギー症状
しゅんこう 春興 春愉し 春意 春情 のどかな春を楽しむこと。また、その心
あおきふむ 青き踏む 踏青 春の野遊び、そぞろ歩きの意。
のあそび 野遊び 山遊 野がけ 春の野原で遊び、飲食などする風習
えんそく 遠足 遠足子 主に学校で、野山や海へ一日の行楽をすること
はるのこう 春の航 春航 春の海を船でゆくこと
はなみ 花見 桜狩 観桜 花見弁当 花見茶屋 桜の花を愛でること
はなびと 花人 花見人 桜人 花見をする人
はなごろも 花衣 桜襲 花の袖 花見に着る晴着
はなむしろ 花筵 花見茣蓙 花の幕 花見のために敷いた筵
はなかがり 花篝 花雪洞 花の名所などで夜焚く篝火
はなもり 花守 花の主 桜守 花時に、桜の名所の番をする人や園丁のこと
はなづかれ 花疲れ 花見疲れ  
しゅんぷく 春服 春の服 春装 軽く明るい雰囲気の春の衣類
はるこーと 春コート 春外套 春に着る軽いコート
はるぼうし 春帽子   春寒の頃、また、春日の強い頃かぶる帽子
はるしょーる 春ショール 春のスカーフ 防寒用ではなく、軽く、淡い色調の春のおしゃれ
はるあわせ 春袷   春に着る軽やかな袷の着物
はるせーたー 春セーター    
はるひがさ 春日傘   晩春の日ざしにさす日傘
はるさめがさ 春雨傘   春の雨にさす傘
はるしばい 春芝居 弥生狂言 三月狂言 三の替 春らしい演し物の芝居
へんろ 遍路 遍路宿 遍路道 春になって四国の札所八十八カ所を巡礼すること
いせまいり 伊勢参 伊勢詣 お陰参 抜参 春になって伊勢の神宮に参詣すること
ぼーとれーす ボートレース 競漕 レガッタ 数多く行われるのは春
たこ 凧揚 紙鳶 いか はた 絵凧 種類が多く、各地に行事がある。春の遊び
ふうせん 風船 風船売 紙風船 ゴム風船 暖かになると子供らは都外に出て風船などで遊ぶ
かざぐる 風車 風車売 セルロイドや紙で作った玩具
しゃぼんだま 石鹸玉   石鹸液をストローの先につけて吹く春の戸外の遊び
ぶらんこ ぶらんこ   古くは中国から伝わった大人の遊び
あさね 朝寝 大朝寝 気持ちよい春の朝ゆえの寝坊
しゅんみん 春眠   寝心地の良い春の眠り
はるのゆめ 春の夢   春眠にみる夢
しゅんしゅう 春愁 春愁い 春怨 春の何んとはなしにもの憂い感じ
なえどこ 苗床 種床 野菜や果物、植木などの苗を育てる仮床
なわしろ 苗代 苗田 苗代田 稲の苗を育てる田
たうち 田打 田打女 田植の前に鋤で田を打ち返すこと
あぜぬり 畦塗 塗畦 田の水漏れを防ぐため、畦を塗り固めること
いもうう 芋植う 種芋 里芋や八つ頭の種芋を植えること
ねわけ 根分 菊根分 萩根分 菖蒲根分 多年草の草花の新芽をつけて株分けすること
さしき 挿木 接木 取木 切った細枝を土や砂に挿して根付かせること
こがい 蚕飼 養蚕 飼屋 蚕屋 絹糸をとるために蚕を飼うこと
くわつみ 桑摘 桑籠 桑の葉を摘み蚕に与えること
ちゃつみ 茶摘 一番茶 二番茶 茶摘時 茶摘歌 八十八夜から摘み始め一番茶、二番茶と順次摘む
にがつれいじゃ 二月礼者 礼者 二月一日、年始回り出来なかった者が、回札に廻る
ふつかきゅう 二日灸 二日やとい 旧暦二月二日に据える灸。
えぶみ 絵踏 踏絵 マリア像やキリスト十字架を刻んだ木版を踏ませる
はつうま 初午 一の午 二の午 三の午 初午詣 二月初午の日
はりくよう 針供養 針納め 針祀る 針祭 二月八日。古い針を供養して納め、裁縫の上達を願う
ばれんたいんで バレンタインデー バレンタインの日 二月十四日。聖バレンタイン殉教の日
ねはんえ 涅槃会 涅槃像 涅槃図 涅槃寺 お涅槃 旧暦二月十五日。釈迦入滅の日、寺院で催しをする
いちやかんじょ 一夜官女   二月二十日、住吉神社の奇祭
ひないち 雛市 雛店 雛祭の雛や道具類を売る市
もものせっく 桃の節句 桃の日 雛の節句 三月三日、女の子の節句
ひなまつり 雛祭 雛の客 雛の宿 雛の間 雛遊 三月三日、桃の節句祭り
ひな ひひな 雛人形 内裏雛 貝雛 雛壇にかざる人形
ひしもち 菱餅   白、緑、紅の三色の菱形の餅
しろざけ 白酒 雛の酒 桃の酒 蒸した餅米と味醂で作った甘い酒、雛壇に供える
ひなあられ 雛あられ 雛菓子 雛壇に供える美しい色のあられ
ひなおさめ 雛納   雛祭の後、雛や道具類をしまうこと
ひなながし 雛流し 流し雛 雛送り 捨雛 けがれを祓うため三月三日の夕、川へ流す行事
きょくすい 曲水 曲水の宴 盃流し 平安貴族の宴に行った遊び
とりあわせ 鶏合 闘鶏 賭鶏 勝鶏 負鶏 三月三日、宮中で行われた闘鶏
とうけん 闘犬   犬と犬を戦わせる競技
おみずとり お水取 修二会 若狭の井 東大寺二月堂で行われる修二会の中の行事
かすがまつり 春日祭 申祭 春日大社の大祭
なにわおどり 浪花踊   大阪花街の春の踊り
はるばしょ 春場所 三月場所 大阪場所 浪花場所 三月大阪で行われる大相撲本場所
ひがんえ 彼岸会 彼岸参 彼岸寺 彼岸講 春の彼岸に寺で先祖の供養をすること
しゅんしゃ 春社 社日 治聾酒 春分に最も近い戊の日で、春の社日を春社という
ひむかえ 日迎 日送り 彼岸の中日に日の影を追って歩く古い風習
かいちょう 開帳 出開帳 居開帳 寺院で厨子を開き、秘仏を拝ませること
ふぐくよう 河豚供養   三月下旬、豚供養の放生会の行事
しがつばか 四月馬鹿 エイプリル・フール 万愚節 四月一日、エイプリル・フールのこと
はるまつり 春祭   作物の豊穣を祈り、春に行われる祭の総称
しゃにくさい 謝肉祭 カーニバル カトリック教国で四旬祭の前に行う祭
ふっかつさい 復活祭 イースター 染卵 キリストが死語三日目に甦った事を記念する祭日
さくらまつり 桜祭   京都の平野神社、大分の宇佐神宮中祭などが有名
ぶっしょうえ 仏生会 灌仏会 花祭 誕生仏 浴仏 四月八日、釈迦の降誕を祝う法会
はなみどう 花御堂 高花 天道花 花の塔 花で屋根を葺いた仏生会の御堂
あまちゃ 甘茶 甘茶仏 甘茶寺 木甘茶の葉と甘草の根を煎じたもの
ぎしまつり 義士祭   東京高輪の泉岳寺で四月一日から行われる
あしべおどり 蘆辺踊   四月一日から、大阪南の芸妓が文楽座で演ずる踊り
あずまおどり 東踊   四月一日から、東京新橋の芸妓が演舞場で演ずる踊り
みやこおどり 都踊 都をどり 京都の歌舞練場で祇園芸妓の出演する春の踊り
やすらいまつり 安良居祭 今宮祭 花踊 四月十日、京都の今宮神社で行われる花鎮めの祭
おみぬぐい 御身拭   京都嵯峨の清涼寺釈迦堂で行う儀式
じゅうさんまいり 十三詣 知恵貰い 知恵詣 四月十三日、京都嵐山の法輪寺に十三歳の男女が詣でる
うぐいすあわせ 鶯合 鶯の啼合せ 鶯籠 飼鶯を持ち寄り、啼き声を競う競技
みぶねんぶつ 壬生念仏 壬生狂言 壬生祭 壬生の鉦 京都壬生寺で行われる大念仏会
しょうりょうえ 聖霊会 太子会 太子忌 貝の華 大阪四天王寺の聖徳太子の忌日法会
せんていさい 先帝祭 先帝会 下関赤間宮で行う安徳天皇の忌日法会
みなくちまつり 水口祭り 苗代祭 田祭 田の神、水の神、さんぱい様を祀ること
かねくよう 鐘供養   晩春に寺々でする梵鐘供養
みどりのひ みどりの日   四月二十九日、祝日。昭和天皇の誕生日
めーでー メーデー 労働祭 メーデー歌 五月一日、労働者が集まる祭日
どんたく どんたく   五月三日、九州博多の祭
みえいく 御影供   四月二十一日、真言宗開祖、弘法大師の忌日法会
ぎょき 御忌   四月二十五日、法然上人の忌日法会
りょうかんき 良寛忌   旧暦一月六日
ゆうぎりき 夕霧忌   旧暦一月七日
さねともき 実朝忌   旧暦一月二十七日
こうえつき 光悦忌   旧暦二月三日
ぎおうき 祇王忌   旧暦二月十四日
さいぎょうき 西行忌   旧暦二月十五日
りきゅうき 利休忌   旧暦二月二十八日
きかくき 其角忌   旧暦二月二十九日
ひとまるき 人丸忌 人麿忌 旧暦三月十八日
こまちき 小町忌 小野小町忌 旧暦三月十八日
ふきおき 不器男忌   二月二十四日
たきじき 多喜二忌   二月二十日
たつこき 立子忌   三月三日
さんきき 三鬼忌   四月一日
きょしき 虚子忌 椿寿忌 四月八日
たくぼくき 啄木忌   四月十三日
おくにき 阿国忌   四月十五日

 

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