ハリウッドへの道

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西暦2002年  1月 2月 3月



プロローグ

・裏中学校時代

中学一年生
才能なし。特技なし。

中学二年生
将来のことを考える。青ざめる。

中学三年生
受験勉強でいそがしくなる。


・裏高校時代

高校一年生
就職しようかと考える。

高校二年生
サラリーマンにでもなろうかと考える。しかし本当に普通の社会に適応できるか不安になる。

高校三年生
いったいぼくには何ができるんだろうと考える。
一般に趣味と職業は分けろという意見を聞く。
しかしどんなに苦しくても、趣味や特技を活かした職業なら耐えられるという意見も聞く。


・裏大学時代

大学一回生
まず自分の特技は何かを考える。そんなものはない。

大学二回生
どんな才能があるのかを考える。ない。

大学三回生
専門学校はどうだろうか?
時間の無駄なのはわかっているが、それでもやはり専門学校にでもいけば、何か一つくらい人に自慢できるものが手にはいるかもしれないと考える。

大学四回生
正念場である。人間やはり愛と平和、安心と平穏が一番という。
平凡でもいい、幸せに暮らすことができたらそれは一番の宝物となるだろう。
よし決めた。
アニメ監督になろう!


どうせなら目標はおおきいほうがいい。
ハリウッドをめざそう。


決意が固まる。
さっそく両親や友達、親戚中に自分の今後の進路のことを言ってみる。

 母  「なに夢みたいなこと言ってんの?あんたなんかにできるわけないでしょ!」

 父  「‥‥‥」

 妹1 「お兄ちゃんウソ‥やめてよ‥友達にお兄ちゃんのことなんて言えばいいのよ‥」

 妹2 「お兄ちゃん、諦めるのも勇気なんだよ」

 友人1「はあ!?なに言ってんの?」

 友人2「‥本当になれるとおもってる?」

 友人3「なんか、いそがしそうだね」

 友人4「え、何?」

 親戚 「まじめに働いたら?」


なんだかいろいろ言われる。
やはり突拍子もないことだっただろうか?
それともそれ以前の問題だろうか?
しかし、一度こうと決めたことをはいそうですかと変えるのも芸がない気がする。
とりあえず親を説得しなければ何もはじまらないので、別のアプローチの方法を考えることにする。

では、それはそれとしてハリウッドとは具体的にどういうものか考えてみる。
‥ハリウッドってどうやったらなれるんだろう?

なんとなく自分の立てた目標の高さに気づく。
もう少しまじめに考えてみる。

ハリウッド…つまるところアメリカ映画界における最高峰(?)である。
役者を目指す才能ある人間が、毎年数えるのもいやになるほどその門をたたき
そのほとんどがなんの芽もでることもなく消えていく世界である。
しかもその監督ともなればそういった世界で生き残ってきたソルジャー達を
一つにまとめあげ、圧倒的なカリスマと指導力などで彼らを出演させ
うまく折り合いをつけながら自分の手足のように使いこなし、使いこなされ、映画史に残るような
作品を次々とつくり出さなければならない職業である。
しかもその中のアニメ監督というとディズニーだけである。
ディズニーだけである。

無理。
しかし、やはりここまで大風呂敷を広げておきながら撤回するのもなんだか寝覚めが悪い気がする。


もう少し思考を掘り下げてみる。
まずなにからはじめればよいか、順をおって考えてみる。
ようするにディズニーをこえればいいわけである。
ではディズニーをこえるにはどうすればよいか。
最低でもディズニーと同じ職業にならなければいけないわけである。
つまりアニメ監督。
ではアニメ監督になるにはどうすればよいか?
当然、それなりのものが必要である。
ここでハリウッドの人たちと今の僕の状態をくらべてみる。

氏名:ハリウッドの人たち
LV:58~99以上
職業:監督・俳優・女優
特技:人を感動させる
特徴:人から尊敬される
収入:1000万~200億以上


氏名:おとこ祭り
LV:3
職業:なんちゃって学生
特技:特になし
特徴:親から疎まれる
収入:-70万~-600万以上(学費により)


これだけではよくわからないので
もうすこし詳しく分析してみる。

氏名:ハリウッドの人たち
HP:250~800以上
体力:筋肉ムキムキ
知力:180~天才
素早さ:弾をよける~空を飛ぶ
幸運度:勝利の女神に愛される
経験値:もうあなたはじゅうぶん強い


氏名:おとこ祭り
HP:22
体力:5
知力:7
素早さ:100メートル17秒台
幸運度:家族に見放される
経験値:スライムから始めたら?


くらべる対象が悪かっただろうか。
しかしこれでぼくに何が足りなかったのかがなんとなくわかったような 気がする。
うすうす気がついていたことだがやはり
技術と知識である。

今、この手の業界で現役で働いている人たちは当然この二つの能力ぐらいもっている。
したがってこの二つだけを身につけても監督などという人種にはなれないだろう。
やはりそういう職業に就くにはそれに付け加えて才能や運、
人付き合いの良さから、そしてそれらすべてを超越するような歴史に一石を投じるぐらいの新しい概念や自分だけの世界をもっていなければだめだろう。
・・・。
無理かな


だが、今のぼくに必要なもの、目標とするべきものは判明した。
そろそろまじめに人生いきてみよう


やはりそうである。もう迷うのはよそう。犯罪者になるよりましだ。
おとこ祭り監督、いい響きじゃないか

決定。


さっそく専門学校の入学届を出してみる。
手に入りやすいものからみにつけていくことにする。
とりあえず技術と知識である。
とっくみあいながらも、半ばあきらめ的に親を説得。
ぼくのためにこつこつと積み立ててきたであろう郵便貯金の定期を躊躇なく破壊する。
入学金を払って専門学校入学式を待つことにする。


ハリウッドへの第一歩を踏み出す。



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