ダグラス・クープランド

ダグラス・クープランド
Douglas Coupland

Bibliography
ジェネレーションX
シャンプープラネット
ライフ・アフター・ゴッド
マイクロサーフス


 
Biography

1961年生まれ。父親が軍医であったため西ドイツのNATOベース基地で生まれる。まもなくカナダ・バンクーバーに移りすむ。84年にアートスクールを卒業。(専攻は彫刻)アートスクール在学中に交換留学生として半年札幌に滞在する。
卒業後ミラノのヨーロッパデザイン協会で学んでいる。
85年には日米経営学研究所のプログラムに参加し、マガジンハウスに勤務。(ジェネレーションXで語られているシャチョウにマリリンモンローのノーパン写真を見せられるエピソードは実体験であるらしい)
87〜89年にかけて、彼は彫刻を創作したり、アートやポップカルチャーについての記事をカナダの様々な雑誌に投稿。そしてある日「何かが自分の中で目覚め、ひとたび目覚めると雑誌のための雑文書きから足を洗って、小説を書かなくてはならなかった」という。かくて89年秋から処女長篇「ジェネレーションX」の執筆に取りかかる。
本書はたいした宣伝もなくセント・マーチン社からトレード・ペーパーバックで刊行された。カバーの斬新な構成やデザインが若者を中心に評判になり口コミで売れ行きを伸ばしていった。それから書評家達がこぞって絶賛したために出版された年の終わりには10万部を越すベストセラーとなった。

クープランドの描く主人公や登場人物はゼロ・ジェネレーションあるいはニュー・ロスト・ジェネレーションと呼ばれ「後期資本主義社会が産み出した大量消費文化にどっぷりと浸かった三無主義の権化」でもある。
なぜ自分達がそうした享楽的な生活を送っているのか、この先どうなるのかという意識は微塵もない。歴史意識の欠如。ただあるのは現在のみ。今そこにあるといった単なる事実としての現在である。
過去を持たず、未来に対する展望もまるでない。現状に対する批判的な意識もない。彼等の共通項は虚無と倦怠と憂鬱。
同じ様に虚無と倦怠と憂鬱を持ちながらも前世代の成れの果てである「ヤッピー文化」に対しては揶揄、皮肉を感じている。過去を見据え、未来を模索しながら、あらゆる可能性が蕩尽されてしまったポストモダンなハイパーリアルな都市で既成概念を破壊し、新たな価値を求めて放浪する二ュービート=ニューボヘミアン。それがジェネレーションXなのだ。

彼等の共通の基盤は「未来喪失感」なのである。そして彼等には過去もない。
人種・公民権運動、反戦運動、反体制運動、フリーセックス、ロック革命、アヴァンギャルド芸術、宇宙開発等は一つ前の世代の手垢にまみれている。充分に与えられているのは消費されるべき物質と浮遊するイメージばかり。荒廃した過去と空白の未来ばかりか今ここにある現在さえも定かでい。本書の中でも「世界の終わり」のイメージとして閃光とキノコ雲の描写が表されている。終末を恐れながらも、心のどこかで待っているのだ。

ちなみにクープランド以外にもデビッド・フォスター・ウォーレスの「奇妙な髪の少女」やダウリス・ジェイムズの「ニグロフォビア」、ブルース・クレーヴァンの「ファースト・ソファー」、ドナ・タートの「シークレット・ヒストリー」ウォルター・キアン「彼女はぼくを必要とした」などがゼロジェネレーションの作家として評価されている。
確かにひと世代前の同傾向にある作家としてマキナニー等が揚げられると思う。
 


作品について

ジェネレーションXの一つ後の世代として「グローバル・ジェネレーション」というものが描かれているが、こちらは全地球的十代、買い物や旅行、口論、考え事もいつも友達と一緒。友達と一緒に人生を送っている。
このグローバル・ジェネレーションを主題に扱った作品が長篇作目「シャンプー・プラネット」である。
グローバルジェネレーションが育った社会環境とは両親の離婚・別居の数2500、結果どちらの両親にも引き取られずに里子に出される件数90、15歳から24歳の自殺者の数13、同年令の殺人者の数16、14歳の一日のTV鑑賞平均時間は3時間。勉強時間は1時間。2300人の子供が学校をさぼり、3610人のティーンエイジャーが暴行を受け、630人が強盗にあい、80人がレイプされている。そして10万の高校生が学校に銃を携帯し、500人の若者が始めてドラッグを経験し、1000人が飲酒をしはじめ、1000人の未婚の母が誕生している。それらすべての数字が毎日くり返されている。
つまりグローバル・ジェネレーションはかつてないほど劣悪な社会環境で成長しているという事である。
しかし、彼等はそういった劣悪な環境で育ってきたからこそ一種のテレパシー的な一体感を持ち合わせているのだ。60年代生まれの世代とは異なり、未来に脳天気思われるような希望を託している。
「シャンプー・プラネット」の主人公タイラ−・ジョンスン(ジェネレーションX主人公ダグの弟)はこう語っている。
「ぼくは自分のことを全地球的だと思っている。全地球的な活動に参加しているんだ。ジェットに乗り込み、コンピューターに語りかけながら、小さな幾何学状の食べ物を頬張り、そして携帯電話で打ち合わせする。そんなことを考えるのがすきだ。ぼくみたいに何百万人もの人間が地下室やファッションプラザや学校や街角やカフェなどいたるところにいて、みんなおなじような事を考え、静かに連帯意識と愛を互いに送りあっている」
そんな事を考えているタイラ−はホテル/モーテル経営学を勉強している二〇歳の学生で、2つ年下の妹デイジーと10歳年下のマークがいる。そして2度の離婚経験のある母親のジャスミンは元ヒッピーで40歳という設定。このベビーブ−マ−世代とグローバル世代を中心にシャンプー・プラネットは展開していく。
70年代生まれの団塊ジュニアである摩擦回避世代では、独自の文化も産み出していないし、それを語るスポークスマンもいない。団塊世代は過保護に育てられ、バブルの恩恵を受けて何不自由なく物を大量に消費し、前世代が展開した表層的なカルチャーにどっぷり浸かった彼等が「傷つきたくない症候群=愛されたい症候群」に冒され、メディア・サイボーグと化していったのも自然の成りゆきであろう。

長篇三作目である「ライフ・アフター・ゴッド」は連作短編集で、作者と等身大のジェネレーションXに焦点が置かれている。エイズにかかった男、離婚した女性、傍かあらみれば幸せそうな家庭を築きながら何か物足りなさを感じている主婦、素敵な男性があらわれるのを待っている女性、など主人公とその7人の友人たちのエピソードをひとつひとつ語りながら、現代アメリカ社会に生きる30代前半のメンタリティーを簡潔に綴っていて「ジェネレーションX」に近い作風となっている。ライフ・アフター・ゴッドでは宗教を持たぬジェネレーションXとそれ以降の若者の神不在のスピリチュアル体験としてのインターネット・電子異教主義が呈示されている思われる。

長篇4作目は「マイクロ・サーフス」こちらは一見マイクロプロセッサーで情報の波にサーフするサイバー・キッズの物語のように思われるが「マイクロソフト社」の「サーフ(serf)つまり農奴」、マイクロソフト社で農奴のように働かされる若者たちの物語である。
マイクロソフト社でバグチェッカーをしている26才の主人公ダニエルと彼の5人の同僚たちのハードな仕事に終われる無味乾燥な日々を背景に展開するが、ダニエルの父親がIBMをくびになったのをきっかけに、彼ら若者たちは自分たちのソフト会社を設立し、ヴェンチャービジネスに乗り出すが・・・。ハイテクカルチャーを空気のように当然のものとして生きるグローバル・ジェネレーションたちが探究する人生と真実の愛とは?
独自の言葉のコラージュを交えながら、物語は進んでいく。
 
 
 


 

ジェネレーションXにおける造語・新語辞典

使えるうちにジェットを使え

マックジョブ/サービス分野における低賃金、低地位、低尊厳、低恩恵、未来なしのジョブ。満足できる職業を持った事のないひとによっては、しばしば満足すべき職業選択と考えられている。

貧乏ジェットセット/長期的職業安定性あるいは恒久的住居を犠牲にしてまで、常習的に旅する事に耽溺する人々のグループ。将来がなく極端に高くつく電話だけの関係をもつ傾向にあり。パーティでは常連飛行客プログラムについて語り合う傾向あり。

歴史摂取過小/何も起らないように思われる時代にいきること。主な症状としては新聞・雑誌・ニュース番組への依存。
 

歴史摂取過剰/あまりにも多くの事が起こりすぎるように思われる時代に生きること。主な症状としては新聞・雑誌・ニュース番組への依存。

肉を愛好していると、いかなる本質的な変化にも妨げになる。

歴史スラミング/ダイナー、煙突工業地帯、田舎の村といった(時間が何年も前に止まったような)土地を訪れ、現在に戻ってきた時に安心感を覚えようとする行為。

ブラジル化/富める者と貧しい者との間の溝が広がり、それにともなって中産階級が消失すること。

ワクチンつき時間旅行/時間をさかのぼった旅行を夢に見ること。ただし必ず適当なワクチン摂取後であるべきこと。

SOIL ISN'T A DOCUMENT

時代ブレンドィング/服装においてさまざまな時代からの2つ以上のアイテムを見境なく組み合わせ個性的ムードをつくり出すこと。

子牛肥育囲い/布地張りの解体可能な壁仕切りでできた小さく、狭苦しいオフィス・ワークステーションであり、下っ端スタッフメンバーが生息する。牧畜蚕業が使う小さなしきりにちなむ。

情緒的ケチャップ噴出/意見や感情を裡にためこんでいたため、爆発するように一気に吹き出すこと。雇用主や友人は驚き、とまどう。(その大半はうまくいっていると思っていたからである)

痛ましポニーテール/年配の体制に日和ったベビーブーマーでヒッピー時代あるいは日和る前の時代に恋焦がれている。

ブ−マ−羨望/ベビーブーム世代でも年上の人たちが、運のいい誕生時期のおかげで集めてしまった、物質的豊かさおよび、長期の物質安定にたいするうらやみ。

クリーク(徒党)擁護/ある世代が集団的エゴを補強する為に、次の世代を不十分と見たがる欲求。

コンセンサス・テロリズム/これによってオフィス内でとるべき態度や習性を決定してしまうプロセス。

再曲線/ある仕事を辞めて、賃金は安いが学習曲線に戻れる仕事につくこと。

オズモーシス/自分の仕事が、自分の自己イメージに達しないこと。

権力もや/オフィス環境での序列が散漫で、明解な区分けを排除する傾向。

極端走り/未来への不安を過補償するため、一見それまでの人生目標と無関係な仕事あるいはライフスタイルにがむしゃらにつっこんでいくこと。(例)アムウェイ、販売、エアロビクス、共和党、法律関係、カルト、マックジョブ・・

アース・トーン族/若いサブグループで菜食主義、絞り染め衣類、おだやかなレクリエーション麻薬、上質なステレオシステム等に興味を示す。熱心だがしばしばユーモアを欠く。

民族磁気/感情の表現が明らかで、より抑制の少ないエスニック環境に住みたがる傾向。

二十歳代中期挫折/二十歳代にありがちな精神的にくじける傾向。原因は学校あるいは組織化された環境の外では機能できないことに加えて、世間で自分が一人ぼっちだということに気付くこと。しばしば薬物使用という儀式に加わるきっかけとなる。

成功恐怖症/成功してしまったら、個人的な欲求は忘れられ、子供っぽい要求にはもはや応えてもらえないのではないかという恐怖。

安全ネット思考/いつも必ず、経済および精神的な安全ネットがあって、人生の痛みを和らげてくれるという信念。ネットはたいてい両親。

離婚想定/一種の安全ネットであり、結婚がうまくゆかなくても、単にパートナーたちが離婚を求めればいいから、問題はないとする信念。

反サバティカル/限られた期間(たいてい1年)のみ留まるという意図しかなく選ぶ仕事。意図としては普通、資金を溜めて別の、自分としてはもっと有意義な活動に勤しむ為である。それはクレタ島で水彩スケッチをすることだったり、香港でコンピューター網のセーターのデザインをすることだったりする。雇用主はたいていこの意図を知らされない。

法定ノスタルジア/人間集団に対して、本当は持っていない記憶を持つように強制すること。

現在否定/自分自身にこう言い聞かせること。生き甲斐のあった唯一の時代は過去であり、もう一度面白くなる可能性がある唯一の時代は未来だ、と。

バンビ化/生身で生きている存在をブルジョワ的ユダヤ-キリスト教倫理態度を持つアニメ・キャラクターへと頭の中で変換してしまうこと。

キス病/罰はどういうわけか罪よりもずっと重いという、深く根ざした信念。例)散らかしただけでオゾンホール。

スペクタキュラリズム/極限に魅了されること。

より少ない主義/物質的富への期待と折り合いをつける哲学。

地位代替/知的な、あるいはファッショナブルな意味を持つ物質を使って、単に高価なだけの物質に代替させること。

苦痛または単調な仕事のどちらかを選ばねばならない。

生存軽信/自分が地球で生き残る人間の立場を楽しめることを想像する傾向。

プラトニック・シャドウ/異性との性をともなわない友情。

精神的爆心地/原爆投下のとき、自分がいると想像する場所はしばしば、ショッピングモール。

孤独のカルト/いかなる犠牲を払っても自主性をもつことが必要になること。たいていは長期的な人間関係を犠牲にする。原因はしばしば、他人からの過度に高い期待感。

有名人シャーデンフロイデ/有名人のしについて語られることから得られる無気味な戦慄。

我々は昆虫のようにふるまっている。

皇帝の新しいモール/ショッピングモールは内側だけに存在し、外側などないとする、一般的な考え方。この考え方から生まれた視覚的確信を棚上げにすることによって、買物客は自分たちの環境突出した巨大なセメントブロックが、実際は存在しないつもりになれる。

貧鬱症/医療保険がないことから来る憂鬱症。

個人タブー/生きていく為のささやかなルールであり、迷信に近い。これあればこそ、ひとは文化的あるいは宗教的な決まりがないときでも、日々の生活に対処することができる。

建築学的消化不良/クールな建築環境に住まなくてはならないという、強迫観念に近い欲求。しばしば関連するフェティッシュの対象に含まれるものとしては、額いりのモノクロ芸術写真(ダイアン・アーバスが好まれる)極度に単純化された松材家具、艶消し黒のTVやステレオといったハイテク商品、低ワットの間接照明、1950年代をほのめかす椅子やテーブル、複雑な名前の切り花などがある。

日本風ミニマリズム/いちばん頻繁に持ち出されるインテリア・デザイン美学であり、根なしで転職しがちな若者が利用する。

パンと回路/党利党略が野暮だと見る電子時代の傾向。現代の社会問題にとって、もはや意義も意味もなく、多くの場合は危険だとする。

投票遮断/いかに弱々しいものであると、単に投票しないことによって、現状の政治システムに意義を提示しようとする試み。

アルマーニズム/ジョルジオ・アルマーニから。イタリアンクチィールのなめらかでいて、抑えのきいたエートスを真似たいという強迫観念。日本風ミニマリズムにも似て、アルマーニズムもコントロール(抑え)への内なるそこ深い願望を反映ている。

貧乏浮力/自分は金がないときの方がいい人間だったと気付くこと。

音楽屁理屈/音楽やミュージシャンを異常なほど細々としたカテゴリーに分類する行為。

基礎講座趣味/人生のあらゆる側面を生かじりのポップ心理学を道具に使って、たいていは詳細にわたって解剖する傾向。

超短期ノスタルジア/極端に最近の過去に対するホームシック。

YOU ARE YOUR OWN SEX.

反抗延期/伝統的に若者らしい活動とか芸術的体験を若いときに避けて、真面目に職業経験を積もうとする傾向。その結果として30才あたりで若さが失われたことを嘆いて、ついには莫迦な髪型や、高価でジョークの種になる衣装に走る。

目立ちミニマリズム/地位代替と似たライフスタイル戦略。物質的な所有物がないことをひけらかして、理論的知性的な優位の証拠とする。

カフェ・ミニマリズム/実際にはその教義を実行することなく、ミニマリズム哲学を信仰する。

空気家族/あるオフィス環境での同僚あいだで起こる、いつわりの親睦意識をいう。

もじもじ/自分の振る舞いに何の疑問を持たない年上の人々が、若い人々にもたらす居心地の悪さ。

レクリエーションスラミング/自分自身のクラスより低いとみなすクラスのレクリエーション活動に参加する行為。例)ボウリング

会話スラミング/任意の会話を、そこに知性が欠けているがゆえに、自意識過剰ぎみに楽しむkと。

職業スラミング/自身の技術あるいは教育程度よりずっと低い職業に就くこと。これによって大人としての責任を回避し、同時に、あるいは、自身の本来の職業で失敗する可能性を避ける。

アンタイ・ヴィクティム・ディヴァイス/その点を除けば保守的な服装につけた小さなファッションアクセサリー。これによって世界に対して、個性のひらめきがまだ内には燃えていることを示す。1940年代のレトロ・タイやイヤリング(男性)フェミニスト・ボタンやノーズリング(女性)、現在はほぼ完璧に絶滅した小さな小さなラットテール(両性)。

栄養摂取スラミング/食品の楽しみが、味によるものでなく、階級にまつわる含意やノスタルジア信号、パッケージ記号論の複雑な混合によるもの。

テレ比喩化/TVのシチュエ−ションコメディの筋から派生した、日常生活に使われる教訓。

ミ−イズム/伝統的な宗教教義の訓練がないところで、個人が勝手に自分用にこしらえた宗教を作ろうとすること。たいていは霊魂再来説や、曖昧に定義された神との個人的会話、カルマ的目には目をとが混合している。

恐紙症/散らかすことに対する感覚過敏症。

ストレンジラブ生殖/自分がもはや未来を信じられなくなったという事実を補う為子供を作ること。

貧乏がひそむ/大不況時代の両親によって子供時代に刻み込まれる金銭的妄想。

見切り山分け/子供の頭の中で両親を純粋資産価値として数え上げてみる夢想。

負け犬性/所定の状況で、ほぼ例外なくま負け犬の側に就いてしまう傾向。

REDUCE,DISTILL,PURIFY,TEACH

2+2=5主義/自分を標的としたタ−ゲット・マ−ケティング戦略に長い間持ちこたえた後で屈してしまうこと。

選択の自由麻痺/無限の選択の余地を与えられたとき、選択しない傾向。

人格納税義務/カップルになることの代償。以前は面白かった人が退屈になる。

巣削り/親が、子供達が独立した後、より小さくて客間の少ない家に移る傾向。これによって20才や30才になって家にブーメランしてくる子供を避ける。

家持ち羨望/若い人および自由を失った人が、惨澹たる住宅統計をまのあたりにしたと産み出す嫉妬の感情。

グリーン分離/うらやましさとねたましさの相違を知ること

反射的皮肉/日常会話において反射的にあたりまえのように軽率に皮肉にコメントを述べてしまう傾向。

あざけり先制/同輩にからかわれることをさける為にいかなる形でも感情的に窮地に立たされまいとすること。

名声誘導による無感動/いかなる活動もそれを行うことによってとても有名になれるのでなかれば、行う価値がないとする態度。

メタ言語不全/メタファーが認知できないこと。

ドリアン・グレイ化/自分の肉体にいさぎよく老化のきざしを認めてやれないこと。
 

末期的漂泊衝動/はかない中産階級の背景を持つ人々に共通する状況。ひとつの環境に根をおろしたと感じることができず、絶えまなく動いては、次の土地でこそ理想的コミュニティ感覚を得たいとする。

テクノ秘密恐怖症/テクノロジーは恩恵というよりは脅威であるという内緒の信念。

処女走路/他には誰もそこを踏んでいないだろうと思って選ぶ旅先。

国籍離脱唯我論/無発見だろうと思った外国の旅先に到着して、自分そっくりの人間が大勢いることに気付くこと。自分のエリート主義的旅行幻想をだめにしたからというので、ひねくれて、そういう人々とろくに口もきくまいとすること。

異住/より低テク・低情報の環境で、コンシューマリズムがあまり強調されていない土地に移住すること。


 

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