5月11に難波BEARSで行われたSchizophrenia 4〜自己完結的共生関係〜の模様をお伝え致します。
今回のイベント”Schizophrenia 4”は5/12〜14に同じく難波BEARSで行われたMasonnaことMaso山崎氏主催の毎年恒例のイベントNoise May−dayの前夜祭として行われました。 
出演アーティストはNoise May−dayにも各自ソロで参加していたGovernment Alphaこと吉田氏とK.K.Null師匠の合体ドラムン・ノイズユニットGovernment Null(Tokyo)、exURGESNAKEのVocalのKanが中心となって98年に結成されたMONE¥ I$ GOD(Tokyo)、そして大阪からは鐵男とEpidemic Causeという前夜祭として相応しい面子で行われました。


まず一番手は鐵男。
 演奏前に何やら御香のようなものを焚いて5分位のSEの後、もくもくと煙るステージにメンバー登場。なかなか凝った演出というか、この御香はかなり効果的だと思いました。演奏のほうは若さ溢れるステージングで、勢いだけではなくピリリと緊張感のある独特の雰囲気を醸し出しながら渦巻くような独自の世界を展開させて、3ピースとは思えない分厚い音を聴かせてくれました。曲とステージングが同調した見応えのあるステージでした。


2番手は東京から来てもらったMONE¥ I$ GOD。
98年に結成されて、この日が何と初Liveというからこりゃたまげた!
やはり初Liveとあってかバンド全体が緊張で硬くなってたようだ。
しかし、いざ演奏が始まると張り詰めた緊張感が一気に爆発するかのようにバンド全体が動く動く!さすが江戸っ子!やるときゃあやるねぇ!
で、どんな音楽をやってるのかってぇと初期のBlackSabathやGodfleshを彷彿させる暗く重くうねるサウンドでありまして、Liveは思わず踊ってしまいそうなキャッチーな感じの曲が2曲続いた後、BlackSabathのカバーが入り、そして深く深く沈み込むようなドロ〜ンとした曲に展開して行くといった、バラエティに富んだ楽曲でした。小気味の良いパーカッションがバンドサウンドのアクセントになっていてバランス的に良かったです。
総合的に見て初Liveとしては上出来だったと思います。

3番手は毎度!のEPIDEMIC CAUSEで御座います。
この日は特に問題も無く、気合一発!楽しく演奏をさせて頂きました。

この日のトリを勤めて頂いたのは世界初!前人未踏の半人力ドラムン・ノイズ・ユニットGOVERNMENT NULL!!! 何を隠そう!この日が大阪初上陸!次世代のノイズの最右翼Government Alphaこと吉田氏のドラム・マシーンとエレクトロニクスによるリズム&ノイズと、ZENIGEVAやソロワークでも地球規模で活躍しておられるK.K.NULL師による生ドラム(!)&エレキテルによるリズム&スペース(宇宙)の合体コンビによる融合爆発インプロビゼイション!!!
何といっても見所はやはりNULL師の生ドラムと吉田氏の激速手打ちドラム・マシーンでしょう! NULL師と言えばやはりギター!と連想してしまいますがNULLSONIC、MINISONIC、そして新境地とも言えるSHIN・KYO・CHI、等ソロ・ワークではたくさんの革新的なアイデアで進化/深化し続け、さらに!自己開拓を押し進めるべく、なんと今度はドラムにトライ!!これがまたメチャメチャブラボー!その神化しつつあるNULL師と互角に張り合うために編み出された吉田氏のドラム・マシーン激速手打ちは、あの虎の穴で修行でもしない限り修得する事は不可能だという噂も飛び交うほどの激速!この二人の激突はまるでマトリックスのワンシーンを見ているかのようだった。


薄暗い照明の中Government NullのShowが始まった。
まず吉田氏の発するエレクトロニクスが無色の空間に色を付けていくように様々な音色が泳ぎだす、そしてリズムが入り徐々にテンポが上がりだした、、、するとそれまで山の如く微動だにしなかったNULL師が突如!叩き出した!、、、と言うより!暴れだした!!まるで暴走機関車のように!まさかのいきなりハイテンションである!NULL師の生ドラムが怒涛の如く吉田氏の作り出したエレクトロニクス・ワールドに突っ込む!!悲鳴をあげる貴婦人!逃げ惑う観客!そのパニック状態の中、互いに一歩も譲らず火花を散らし合いながらの攻防戦!赤勝て!白勝て!前畑がんばれ!などと私はすっかりメルトダウン寸前!もうだめかと思っていたその時!信じられない光景が!、、、実は細かな融合と分離を繰り返しつつ、いつのまにかGov’t Nullによって小宇宙が作り出されていることに気が付いてサプライズ!!緊張感溢れるステージが続く中、私はしばらくの間その小宇宙の中でプカプカと浮いて楽しんだ。 約40分弱の演奏が終わると夢から覚めたようにその小宇宙は消えていた。


Liveの感想を一言で言うなら、天国から松田優作の「なんじゃこりゃあ!!」という声が聞こえてきそうな、そんなビックリ仰天のショウであったのだ。いやぁ〜お見事!あっぱれぱれ!Gov’t Null あっぱれぱれ!日本一!

と、まぁ今回のSchizophrenia 5はお客さんの数が思った以上に少なかった事が非常に残念ですが、イベント自体は内容の充実したかなりおもしろい企画であったと自負しています。 これに懲りずに頑張りますのでバンドの方々、Bearsの方々、これからも御協力の程よろしくお願い致します。最後になりましたが足を運んで観に来てくれた皆さん本当に有り難う御座いました。