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Living Abroad #0
一つの価値観から、新たな価値観へ

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日本脱出計画

・海外生活のススメ

私は多くの日本人に海外生活を経験して欲しいと考えています。理由は海外生活で新たな価値観を得ることができるからです。このような新たな価値観を持った日本人が増えるだけで、日本はもっともっと大きく変わることが出来ると信じています。

私は日本を脱出しようと考えて海外生活を始めた訳ではなかったのですが、海外で生活を始めてから、この海外生活経験は自分の視野を広げるのにかなり有効だと気づきました。日本でも「様々な考え方や意見」は存在しますが、日本の常識が海外の非常識でもあるように、海外にはもっと「異質なもの」が存在します。

海外生活を始めた頃、私は全てを「日本の何か」と比較対照していました。これは私の中の基準が「日本」と言う価値観しか存在してなかったことによるものだと思います。今、私の価値観は「日本」だけでなく「ニューヨーク」の価値観もミックスされつつあります。

そして97年に一時帰国した時、「日本のこれは良い」「こちらはNYの方が良い」などと新たな比較をしている私自身に気づきました。両方の良い所を掛け合わせれればもっと良くなるのでは、などと思ったものです。つまり新しい価値観を得たことにより比較できる幅が広がり、物事が柔軟に考えれるようになったのだと信じています。

海外生活を始めた頃は、見るもの、聞くもの、体験するもの全てが慣れないものばかりでした。コミュニケーションも不自由で全てがスムーズに進まず、まるで自分が不器用な子供に戻ったかのように錯覚する時もありました。楽しいこと以上に大変なことの連続です。ある意味では、日本で体験することのできない「苦労」が大量に体験できる良いチャンスでしょう。

これら異質なものと生活していくことにより自分の中にある「ものさし」がぐっと広がり、異質なものも認めれる柔軟な思考(柔軟な頭)になれると信じています。海外生活を経験した日本人が仮に10人に1人いるだけで日本国は大きく変わるでしょう。と言うことで「海外生活のススメ」です。



・日本脱出の理由

日本脱出にはなんらかの理由があるはずです。旅行者は非日常を楽しみに海外に出かけるのがほとんどでしょう。また海外生活する人は、目的が仕事か勉強かになります。その他にも父親や夫の仕事の関係で無理矢理来させられた家族や、仕事として勉強に来ている人もいるでしょう。もちろん仕事で海外生活を余儀なくさせられる人と、勉強の為に渡航する人の間には雲泥の差があります。

ただ人によっては、この「日本脱出の為の理由」を見つけるのが、難しいかも知れません。もちろん理由は必要だと思いますが、3ヶ月でも、いや1ヶ月だけでも海外生活をしてみることは何らかのプラスになる筈です。予算が少ないのなら、物価の安い国に行けば良いでしょう。東京の1ヵ月の生活費で3−4ヵ月はすごせます。いざとなれば現地で働けるかもしれません。

言葉の勉強のきっかけ作りに1ヶ月だけでも海外生活をしてみると、帰国後、猛烈に勉強する「やる気」を与えてくれるかもしれません。また言語の習得は文化の習得でもあります。事実、たった1ヶ月の海外生活がその人の人生を大きく前向きに変えてしまっているケースは多々見ます。今まで興味もなかったその国や地域の話が、新聞やニュースで話題になる度に耳をダンボにして普段から興味を持てるようになるかもしれません。

海外生活により日本がさらに好きになれるかもしれません。日本人であることに誇りを持ち、日本の文化や言葉の良さを再認識できるきっかけでもあります。また家族の大切さがよく解るかもしれません。

航空チケットの値段もぐっと下がり海外旅行が一般化されていますが、本当にその国や都市を理解するのは、その地に暮らし、生活してみてようやくおぼろげながら解ってくるものでした。

理由は人によって千差万別でしょう。人によっては理由のない人もいるかもしれません。しかし何か理由を探して海外に「えいやっ!」と出ていって欲しいと思っています。小さな理由でも、大きな得るものは必ずあるはずです。家庭や仕事の面から年齢を経れば経るほど海外生活をする条件は厳しくなってきます。ぜひ理由を見つけて海外生活をしてみて下さい。プラスになると信じています。


・費用の問題

海外で生活しようと思う人がまず直面することが費用の問題とビザの問題でしょう。費用については、企業の駐在員以外は働いてお金を貯めるしかないと言うのが現実です。ただ「海外生活」と言う目的があって働けますので幾分前向きに働けるかも知れません。また前項で述べた通り、物価の安い国に行くという手もあります。場所によりますが生活費程度は稼げるかもしれません。

例えばNYでは日本人家庭用の日本人ベビーシッターについてよく尋ねられます。また英語も怪しいですが立派に日本人向けのツアーコンダクターや免税店で働いている人もいます。人にもよりますが、専門の分野があればその分野で働く事は「働きがい」「やりがい」を与えてくれるかもしれません。渡航する前に、現地の日本人の友人がいればある程度の情報をもらえるでしょう。

物価の2番目に高いNYですが、それでも1番目の東京で生活するのに比べたら物価は1.5割ほど安いとのことです(ただし円ドル為替による)。国によってはもっと大きな開きがあります。ニューヨーク滞在の長い日本人が帰国したら、日本ではあまりの値段の高さに外食が出来なかったとぼやいています。子供が親元を離れ東京などの私立大学へ通いながら生活する事を考えると、海外生活が決して贅沢な物ではないと思います。特にしっかりとした目的があれば。

最悪時は、帰りの飛行機のチケットさえあれば無一文になっても日本へ帰れます。基本的に飛行機は往復チケットを購入しましょう。さらに保険も必ず入っておきましょう。


・ビザの問題

次にビザですが、ほとんどの本に「ビザを得るのがいかに難しいか」ということを書いています。しかしビザはタイミングや国、または対応する人によって大きく変わってきます。意外とすんなり取れる時もあったり、バッタバッタと拒否される時もあるようです。ある意味で運、不運が関係します。

しかし多くの国は3ヵ月程度の短期滞在の観光目的ならビザが不要です。イギリスやオーストラリアに至っては半年までビザなしで滞在できます。その他30歳までならワーキングホリデービザが使える国もあります。それ以外の国でも 1-3ヶ月海外で暮らしてみて、再度正式なビザを取るのにチャレンジすると言う荒技もあります。

アメリカの傾向としては97年末頃まではビザ発給に厳しかったそうですが、日本の経済危機のあおりで日本人留学生減少に伴い、最近またビザ発給に甘くなりつつあるという話も聞いたことがあります(真偽は不明)。

企業派遣の場合は会社にビザ問題を会社に委ねないといけないので、本人は特に問題無しです。ただ日本と違い手続きがスムーズに運ばないことも多いので、時間に余裕を持って、色々な情報を事前に入手しておくことが必要になります。

これら以外に留職と言われているインターンシップ制度や奨学金の制度などもありますので、興味のある方は該当する関係機関に尋ねてみてはいかがでしょうか。


・「思いきり」と「いきおい」

これほど自由に海外に行ける昨今ですが、海外生活はやはり問題が伴います。仕事と資金の問題、家族や恋人の反対、子供の教育の問題、手続きの煩わしさ、治安の問題 ・・・・・。全てが問題づくしです。これらを全て乗り越える為には、「えいやっ!!!」という思いきりといきおいがどうしても必要になります。

これらの壁を「えいやっ!」と乗り越えるだけでも、現状からの脱出の一歩と言えるのかも知れません。さらに、もう一つ「えいやっっ !!」と日本を脱出してみて、さらにえいやっっぁ !!!と現地で生活を始める事が出来たなら、それだけでかなりの「未知の世界」に飛び込んでいることになります。全てが新しい体験の始まりです。苦行になるかもしれません。しかし、それらが「経験」として自分の中で処理出来るようになる頃には、新しい価値観を身に付けることができると思っています。

ネガティブに考え出すと日本脱出は不可能です。ある意味で「ネガティブに想定してポジティブに実行する」ということが大切なのかもしれません。その為にも、ある程度の用意周到な準備と下調べが必要になります。周りからネガティブな意見を言われてもそれに反論できるだけの「知識」を用意しなければなりません。

まず事前に海外生活をする現地に行ってみて、本当に生活可能かどうかを自分の目で確認しましょう。それと同時に準備と調査も行い、それから海外生活を考えていることを家族や周囲に発表するのが無難でしょう。あとは自分を信じて「えいやっ!!」と日本を飛び出すことだけです。






実際の計画の立て方については「Living Abroad #1」、
語学学習法については「Living Abroad #3」、
海外生活の予算の立て方・タイミングについては「Living Abroad #4」、
海外でのコンピューター・プロバイダー事情は「Tools #1と#2」、
NYでの住居の探し方については「Forest Hills」で紹介しています。

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全くの私見です。日本脱出について徒然とよもやま話。

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