
AORとフュージョン!
70年代の後半から80年代の前半に掛けて、軽音楽の洋楽界において主流であった二つのジャンルはお互いに影響して発展し、それから細分化されていった。
ここでは、AORとフュージョンの名盤から、私が独自に名盤と選定するものまで勝手きままにご紹介していきます。不定期連載。私はコレを聴いて音楽の楽しみを体験してきました。 dec.2000
第三回はこのアーティストです。
ブライアン・フェリー (Bryan Ferry )
Album Title / Boys and Girls
1985
Genre Rock
Styles Pop/Rock
Time 38:24
タイトル / Boys and Girls 1985
ブライアン・フェリー 70年代のプリティッシュ・ロックの中に置いて重要な位置をしめる、名グループ「ロキシー・ミュージック」の創設者であり中心人物。その伊達男フェリー氏の1985年のソロ・アルバムにして最高傑作。それがこの「Boys and Girls 」である。AORというカテゴリーからすると外れていると指摘を受けるかもしれないが・・。私にとってはこのアルバムこそがAORと断言したい!大人の感触を持ったロックと言う解釈をするならば、このアルバムに収められた作品が見事にあてはまると判断する。その理由は収録に参加した多数のロック〜ジャズ・フュージョンに至るスーパー・プレイヤーにあるからだっ。ロックのアーティストがソロ・アルバムを発表する際にフュージョンで活躍しているプレイヤーを起用するのは良くあることだが、このアルバムに参加している各プレイヤーは各セクションで超一流と呼ばれている人物ばかりなのである。その曲ごとの起用の仕方は、1982年に発表されたドナルド・フェイゲンの傑作ソロ・アルバム「ザ・ナイトフライ」に匹敵するほどなのだからっ。(両方に参加しているプレイヤーも見受けられるのであります。)たとえば、SAXの「David Sanborn」がチョット聴いただけで彼のフレーズと判る特徴的な音で大ヒットした”Don't Stop the Dance”。この曲は別の意味で日本に衝撃を与えた、フェリーが日本中のお茶の間の皆様に露出したのである。某フィルム・メーカーのCMに起用されてフェリー氏が自ら出演したのである。(独特の腰ひねりダンスで、世のご婦人方をノック・アウトしたことは周知の事実であります・・)そして、現在はプロデューサーとしても超一流のベース奏者「Marcus Miller」がドラムスの「Omar Hakim」と共にニューヨーク仕込みの素晴らしいグルーブを生みだしている。ロキシー・ミュージックのフロントマンであるフェリーの音楽と直接結びつくとは簡単に想像できなかったのだが・・・。こりがまた、ピッタシなのである。カターイBassのスラッピングと力強いバスドラが炸裂する上にフェリーの怪しげな声が乗りますと・・・。フェリー・ミュージックのまさしくマジックと言った所で有りましょう。他には、ピンク・フロイドの「David Gilmour」やダイアー・ストレイツの「Mark Knopfler」が印象的なギター・フレイズを聴かせてくれています。80年代において一枚のアルバムでこのような素晴らしいアーティストが参加したアルバムはあまり見かけないし、それが大成功したのもフェリーの持つヨーロッパ・ダンディズムが見事に作品に反映されている証と言える。そして、アルバム全体を通して見事に統一感を持たせているのは、プロデューサーであるRhett Daviesの力が大きいと言える。ブリティッシュ・ロック界から生まれた80年代を代表するAORフュージョンの名盤はこれに尽きる!
不定期連載であり、フォーマットも気まぐれで変更もあり得ます。しかし、今後も掲載を計画しているアーティストは多数ありますので、お楽しみに!
掲載予定アーティスト・・・。
スティーリー・ダン、シーウィンド、カズ・マツイ。etc??
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