BOSTON (GROUP)

トム・シュルツ率いるアメリカン・ハード・ロック の代名詞的グループ。76年のセンセーショナルなデビュー以来一環したクォリティを保ったレベルの高い作品を発表してきている。20年でオリジナル4作品と寡作ながら知名度バツグンのボストンサウンドを、ロック兄さんがメロディアス・ハード・ファンの皆様へご紹介致します。

ロック兄さん特別編集

BOSTONお勧めアルバム3選! october 1999

タイトル/年代等

曲の内容等(ロック兄さんの感想も入ってる!!)
1. BOSTON /  (76) デビュー作ながらその高い完成度で、当時のヒット・チャートをシングル曲がにぎわした傑作アルバム。76年に発表された新人グループでは一番の話題作だったこともあり、わが日本でも大ヒットしたアルバムでもある。ブラッドリー・デルプの伸びやかで透き通るヴォーカルと、トム・シュルツのセンスの良いギターサウンドが織りなすボストン・サウンドはこの1stアルバムですでに確立している。やはり、アメリカらしく1stシングルの”More Than a Feeling”はラジオから火が付いた、アコースティックギターから始まるこの曲は、それまでのアメリカン・ロックになかったものだ。ハードなギターか力強いヴォーカルで攻めてきたハード・ロックのジャンルに新しい風を呼び起こしたのだっ!洗練されたそのサウンド・メイキングはトム・シュルツのアイデアであり、彼がこのバンドの全てを握っていた。立て続けて”More Than a Feeling”、”Peace of Mind”とシングル・ヒットを連発して人気を不動のものとし、ボストンは世界までも制覇する事になる。アルバムの1曲目の”More Than a Feeling”から4曲目の”Long Time”までの流れはもう最高の出来映えであり、アメリカン・メロディアス・ハードのお手本となる曲作りである。特に、”Foreplay”のテクニカルなキーボード・プレイから切れ目無く”Long Time”につながる所等はもう鳥肌ものである。(ホント何回聴いたか分からない位、兄さん大好きな曲です!)アコースティック・ギターの使い方や、クラップを多用する所、ディストーション&リバーブ等のイコライジングされたきれいなギターの音色がボストン・サウンドの真骨頂となるものである。
2. Don't Look Back / (78) こちらは、セカンド・アルバムであり、基本路線は前作の延長線上にある作品。基本的なコンセプト等はリーダーのシュルツが握っているので、この後の作品も同傾向の作品が続く事になる。しかし、このアルバムにはバラードの名曲”A Man I'll Never Be”が収められており、その後のアルバムにもすばらしいバラード曲は収録される事になるので、ボストンにとっても意味深い作品だろう。アメバム・タイトル曲の出だしのギターのリフは当時の若手バンドや、日本の某グループもバクッていたほど有名なものである。当時最先端の録音技術を駆使したアルバム作りは、トム・シュルツの自前のスタジオで制作されており、音にうるさいマニアの間でも評判の的だった。その後のワールド・ツアーの一環で来日したジャバン・ツアーでは、ステージの天井から巨大なスピーカを吊して、音に対してのこだわりをみせたのであった。(当時の音楽関係者の間でも、インテリのやることはヨー分からんと言われた様である。)20年以上前に、そのライブを体験した人は本当にうらやましい限りであるが、米国でのライブの模様のビデオは見たことがある、ギターからキーボードに切り替えて”A Man I'll Never Be”を弾くシュルツは一時期の・リック・ウェイクマンの様であった!パイプ・オルガン風の音圧はすさまじいもので、会場のボストン・ファンの興奮は最高潮であった。ライブ・アルバム制作の話が有ったのにも関わらず出さなかったのは、シュルツがあまりにも完璧主義者なので、スタジオで作られた音がステージ上では再現出来なかったからだと言われている。ブートレッグのライブCDを聴く限り、それほどアルバムの内容と違っている様には聞こえ無かったのだが・・・。
3. Third Stage / (86) 前作” Don't Look Back”から8年の月日が流れ、ボストンの名もあまり聴かれなく成っていた時、宇宙船ボストン号は三度目の飛翔をしてきた。立て続けて大ヒットした1st、2nd、に続く三作目はいつ発表されるかとファンは心待ちにしていたが・・8年も待たされるとは誰も思ってもみなかった事だ。レーベルもMCAに変わり新しい時代へボストン・サウンドを伝えていくが如く地球に舞い戻って来たのだっ。 (次作もまた8年待たされる事になるのだが・・)メンバーは、シュルツとデルプのオリジナル・メンバーにドラムスとギターはゲスト扱いであり、実質はシュルツがほとんどのインストゥルメンツを演奏して録音されている。(ここで、ボストンはトム・シュルツのワンマン・バンドだと言う事が再認識する事ができる・・・しかし、8年も待たせる事はないでしょ・・シュルツさん・・)やはり、ボストン・サウンドはデルプのよく伸びるヴォーカルとシュルツのギターとスペーシーなキーボードで成り立っている。この8年のブランクなど気にしない我が道を行く姿勢が、ボストン・サウンドを普遍のものとしている様な気がする。曲のほうは ”A Man I'll Never Be”ゆずりのバラードナンバー”Amanda”は80年代の名曲であるし、”Cool the Engines”はデルプの多重化コーラスがとても良い感触の曲である。軽快なロック・ナンバーも良いが、やはりデルプの素直な声質の特性を活かした曲に光るものがある様だっ。次のアルバム”Walk On ”では、デルプは参加せず、フラン・コズモと、トミー・ファンダーバーク がヴォーカルを担当しているが、兄さんとしてはヤッバリBOSTONのヴォーカルはブラッドリー・デルプでなければ成らないのである・・。


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