
エマーソン・レイク&パーマー
ブリティッシュ・プログレッシブ・ロック・グループの最重要グループの1つ。キーボード・トリオ・グループとしては一番有名でもあり、他のグループに多大なる影響を与えている。
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| 1.Emerson, Lake & Palmer (エマーソン・レイク&パーマー) /(1970) |
ファーストアルバムにして傑作、デビュー前からスーパー・グループの呼び名が上がっていたほど当時の英国音楽業界では話題であった。元ナイスのキース・エマーソン、元キング・クリムゾンのグレッグ・レイク、元アトミック・ルースターのカール・パーマーと言うメンバーは、当時でもプログレッシブ・ロック界初のスーパーなグループであった。まず1曲目の、”Barbarian”が重々しいベースに導かれてはじまると、そこはもうEL&Pワールドとなっていく・・。エマーソンのトリッキーなキーボード・プレイはこのアルバムからもう爆発しており、当時のロック・キーボード少年は驚喜乱舞した事であろう。シンセサイザーの申し子のように言われるエマーソンだが、このアルバムでは、オルガンとピアノがほとんどのパートで活躍しており、シンセサイザーはほんの少ししか登場していない。兄さんの一番好きな曲は、”Knife Edge”であり、淡々と進行するレイクのヴォーカルのイントロ部分から、一転して激しくバトルする展開がなんとも言えず素晴らしいのである・・。グレッグ・レイクのギターとヴォーカルがいい味をだしている”Lucky Man”もまたもう一つの魅力でもある。 |
| 2.Tarkus (タルカス) / (1971) | ”セカンド・アルバムにして、名盤の登場である。当時最先端の電子楽器である、ムーグ・シンセサイザーを大胆に導入して作られた組曲形式の「タルカス」をメインにこのアルバムは当時驚きの中で全世界に紹介されたのである。(はっきり言ってアナログ盤B面に収められた小曲は付録の様なものと兄さんは思っている・・。)アルマジロとタンクの合体ロボの様なタルカスをアルバムのジャケットで初めて見た時の興奮はいまでも覚えているが、一体どんな音がするのであろうか?プログレに関しての知識が全くなかった訳ではないが、ピンク・フロイドの「原始心母」やイエスの「危機」くらいしか聴いた事のなかった兄さんが、EL&Pのアルバムを聴いたのは「展覧会の絵」からであったのであるからして・・・。イントロ部分のンヲーッと入ってくる所からもう「あーっ、これはっ」状態でありました。レイクのブンブン言うベースの上をエマーソンのキーボードが縦横無尽に飛び回り、パーマーのドラムやドラが激しく叩き込んで行く。”Eruption”から”Aquatarkus”までの20分間があっと言うまにすぎて行く至福のひとときであります。もう、この時からプログレの神様が私に命じたのであります、「これからプログレッシブの布教のために一生を捧げるのだっ」と・・。何回聴いた事でしょう?このアルバムを聴いていた当時は夢にまで、マンティコアとタルカスの壮絶な戦いの模様がでて来たくらいですから・・(←嘘言うなよーっ、夢に出た!) |
| 3.Pictures at an Exhibition (展覧会の絵)/(1971) | 日本では、第三作目のアルバムとして紹介されているが、録音は「タルカス」より前に行われている様である。しかし、このアルバムにおいてEL&Pの人気は不動のものと成った。ロシアの作曲家ムソルグスキーの名曲「展覧会の絵」をたった3人でロックのアレンジでやってしまったのであるからして・・。いまでは、クラッシックの名曲を現代風にアレンジする行為は普通に行われていることであるが、英国においてもっとも注目されていたロック・グループがそれを成功させてしまったのだから70年代の凄さがそこにあると思う!原曲の良いところを損なわずにプレイしている所も素晴らしいが、録音が良好な所と盛り上げる所はキチッとダイナミックに演奏し、会場を沸かせているのがまたすごい!なにもしらずに兄さんはこのアルバムを何かの雑誌でロックの名盤の1つとして紹介されていたので購入したのだが、クラッシック音楽もろくに聴いた事のないロック少年にはすこしばかりショッキングな内容であり、その後のプログレ病になった原因は色んな所で記しているが・・。レコード店主催のフィルム・コンサートにおいてEL&Pのライブ・パフォーマンスを目のあたりにした日にゃーアンタぶっ飛びましたぜっ!エマーソンのオルガンへのナイフ刺し、引倒し、パーマーのバスドラ連打の上半身裸状態と、いまでもあの衝撃は忘れられません! |
| 4.Brain Salad Surgery (恐怖の頭脳改革)/(1973) | なんとも怖い邦題が付けられたアルバムであるが、その原因の1つにスイスの芸術家H・Rギーガーの手による素晴らしいジャケット・イラストにある。70年代プログレは間違いなくロックのメイン・ストリームにいた訳であるが、アナログ盤の変形ジャケットが大流行し、EL&Pもそれを実践している。真ん中がくり抜かれており、観音開きでインナーのイラストがお目見えするという具合に・・・。その、グロテスクなドクロのイラストを見てこのアルバムの邦題が付けられたのは誰も疑う所はないはずである。そして、このアルバムのハイライトとなる組曲「悪の教典#9」である。EL&Pの名曲の中でも兄さんがもっとも好きな曲の1つであるが、この組曲をNo1にあげるファンは多いと思われる。それほど素晴らしい内容の曲であり、エマーソンの天才的プレイのもっとも油の乗った最高のプレイが聴くことができる。しかし、兄さんの中でのEL&Pはこのアルバムを頂点として終息へと向かうのである・・・。それほど、後のアルバムの不甲斐なさといったらないと痛感するが皆さんはどう感じられているでありましょうか?CD化に際して「悪の教典#9」は二つのパートに分かれていたものが1つになって音質がちよっとだけ良くなった様な気がしているが、やはりオリジナルのアナログ盤はファンなら1枚は最低所有すべき所でありましょう。 |
| 5.Welcome Back My Friends to the Show That Never Ends
(レディース&ジェントルマン) /(1974) |
これは「恐怖の頭脳改革」のツアーの模様を収録したライブ・アルバムであります。発売当時はアナログ盤で3枚と言うものであり、EL&Pのそれまでのベストと言えるもので一つの区切りとしてライブをだすが、彼らは本当に区切りを付けてしまい次作の「ワークス」まで4年近く休息してしまうのであった。スタジオでの素晴らしい仕事をライブでどの様にプレイするか大変興味がある所なのだが、「アクアタルカス」などは全く別のアレンジであり、音質もおせじにも良いとは言えないものである。しかし、当時のEL&Pがスーパー・グループであったと言う証拠として聴く事ができる。25年以上前のライブがどの様なもので有ったか推測できるのである・・。70年代後半からEL&Pはシーンから見放されて行くが、90年代に復活を遂げ、70年代ロックを愛するファンから暖かい目で見舞っていただけるのはミュージシャン冥利に尽きると言うものであろう!しかし、またまた分裂してしまった様だが・・? |