メロディック・ハード隠れた名盤80’ロックdeポン!編 (july.1999)

70年代後半から80年代中盤にかけて、大衆の注目を浴びぬまま歴史の中に埋もれた名盤等を紹介していきましょう。ここでは、HR・HMの専門誌B○○○誌で98年の後半2回に渡り特集された〜メロディック・ロックの隠れた名盤〜にヒントを得てわが実家のレコード棚に眠っていた名盤たちを紹介します。(未CD多数!)

アーティスト/タイトル 曲の内容等(ロック兄さんの感想も入ってる!!)
1.ドゥエイン・フォード/ニードレス・フリーキング(82) カナダ人のソロアーティストで91年に1度CD化されたというが、兄さんは知らなかった。D・フォスター全面協力の強力盤、こんなの今では絶対ありえないメンバーが参加してます。TOTO全面バックアップのもとで繰り広げられるその音世界は、正にAORでございます。その青々したジャケットは日本だけのものだった様な気がするが、本当のところはあまり覚えていない。このあとの作品の有無も定かではない。(たぶんないかも!)ヴォーカルとキーボードじゃなかったかなぁ?正直言って兄さんの好きなハイトーンではなかったので、印象薄いです。当時は結構聴いたがバックの音ばっかり聴いてた。まあ点数的には高得点と言ったところでしょう。いまじゃこのテはあまりないしね!
2.ラリー・リー/マローンド(82) その美しく幕開けするピアノにギターがかぶさり、ハードに展開するスタート曲がとても印象にある作品ですね。ジャケットは日本だけ鈴木英人のすてきなイラストでジャケット買いする人も当時いました。(ちなみにオリジナルはひげもじゃのおじさんが帽子をかぶり笑っている写真!)そんなに有名なアーティストは参加していないんですが、内容はGoodですよ姉さん!現在も入手できるようですからぜひどうぞ!!カントリーバンドのドラマーと言うことですが、声はまろやかな感じで聴き易いですしジャケットがホレッこれだから・・・LPでもっていると自慢できます。(鈴木英人のファンの人にだよ!)
3.ザ・フロント/ザ・フロント(85) 元エア・プレイのトミー・フンダーバークのバンドとして紹介されているが、実は70年代後半から大活躍したフュージョングループ”シーウィンド”のボブ・ウィルソンとラリー・ウィリアムスの2人とトミーの3人が作ったプロジェクトであり、主導権はどちらかというとボブ・ウィルソンである。ダン・ハフがギターで参加している。(すばらしいサポートですなぁこのカッティングとか・・←どれよ!)ドラムはボブなんですが打ち込みっぽい音が多く”シーウィンド”のファンは聴かないほうがいいですね。ラリーはキーボードとSAX担当です。ハードな曲よりスロー&ミディアムな曲のほうが兄さんは好きです。
4.ホワット・イフ/ホワット・イフ(87) 87年にこのような作品があったことはB○○○誌でも紹介されてません。なんと上の3人組が別の名でもう一つプロジェクトを組んでたのがコレ。内容はまんま同じ(全く同じではなく、似た感じということ!)こちらのジャケットは結構センスよくまとまっており、イラストなんですがデザイン的にも内容を感じさせないすばらしい物となってます。(ということは中味はよくないのか?)ゲストはギターにマイケル・ランドー(D・ハフの次はランドーだってぇーっ、すごいなそれ!)を入れておりギタリストは毎回凄腕を起用しております。中味はどのようなものかと申しますと、ザ・フロントにも共通していますが、世界平和と博愛、子供たちに愛を!みたいな詩の内容ですね。もちろん廃盤でしょうね。87年だもんなぁ、よく出したなぁこんなの、すばらしいですね。(シスコさんもよく仕入れしたね。エライ!!)
5.ラス・タフ/ウォールズ・オブ・グラス(83) これまたB○○○誌でも紹介されていない掘り出しものでございます。ライター兼ヴォーカリストなんですが、メンバーがすごいんです。プロデュースがビル・シーニーでM・ペアード<D>、R・ブキャナン<KEY>、M・ランドー<G>、J・ポーカロ<D>、N・イースト<B>、B・チャンプリン<Vo>、E・ワッツ<SAX>、A・ラボリエル<B>、J・N・ハワード<KEY>と当時のAORとフュージョンのオールスターチームとなっております。(←すっごいでしょ!)主人公のタフさんは口ひげのおっさん風の人で、声のほうはちょっとハスキーでして、とても上手いと言ったところでは有りませんがなんかオッシャレな感じのバックの演奏に助けられて楽しそうに歌っておりました。(今なにしてるんでしょ、このひと!)ジャケットはいつものごとくダザタサでごわす。モノトーン感覚の緑がかった色でスーツ着て斜に構えてやがんのこのオヤジ!もちろん入手は困難を極めるでしょう。
6.スウィート・カムフォート・バンド/カッティング・エッジ(82) この次の作品で、ディーノ&ジョンのエレファンテ兄弟との作品を発表後解散してしまう。実力が有っただけに惜しまれるクリスチャンバンドの5作目。その透き通るようなリード・ヴォーカルのブライアン・ダンカンがソロ作をだしている事でもわかるが、彼がこのバンドの顔でもあった。クリアーなキーボードとあまりいじくっていないストレートなギターの音色は70年代から受け継がれてきたアメリカンバンドの典型的なところである。コンセプトとしては聖書にでてくる話をモティーフにしているようだが、兄さんの語力ではちょっとむづかしい・・・レーベル自体日本ではあまり知られていないLightレーベルという会社なのでこのアルバムをもっている方は日本でも数少ないかもしれない。1度米国でCD化されたらしいので中古盤で入手出来るかもしれない。ジャケットのイラストとかけ離れたすがすがしい印象を持つに違いないでしょう。
7.LE ROUX/ラスト・セーフ・プレイス(82) 次作のラスト作でファーギー・フレデリクセンを(Vo)に迎えバンド活動に終止符を打った悲運の6人組。このバントの強みは3人がリードヴォーカル出来ること、ソングライティングが全員できる点と演奏技術が結構レベルが高いところだったのだが、プロダクションの弱さや時代性、そしてレコード会社のマーケティングのまずさ、それらがすべての要因となりこの業界から忘れ去られてしまったのだろう。今聴いても遜色のない内容は他のグループ等と比較しても、まず見劣りする要素は全く見受けられない。この作品の時点ですでに完成されていたのだ、そして切り札としてファーギー・フレデリクセンを投入してくるのだが、時すでに遅し音楽業界全体がこのテに触手をのばさなくなっていたのである。ジャケットも全員がならんでポーズを決めるよくあるパターンのものであり、これではマニア以外誰も購入しようとは思わないだろう。(それもモノトーンのよーくあるやつなのヨ!)バラード曲等にもなかなか光る物を持っていたようだが、日本でもすでにリスナーが減っていたので仕入れた輸入盤のおじさんも泣いてた事でしょう。
8.バランス/バランス (81) 2ndとのカップリングでわが日本からもCD化され、ちょっとした話題になった作品である。(マニアの間で話題ネ!)兄さんの記憶違いかもしれないがたしかこの作品の中からの曲が何かのCMで流れていたように思うのだが???ご存じの方いらっしゃいますぅ?。典型的な産業ロックであり、(←あんましこのフレーズ好きくないです。)すごくカッコイイーといった感じでもないがなんか耳に残るそのサウンドは体のすみっこにいまでも感触としてあります。(ううっ上手く表現できない!!)ジャケットはバランスなので秤のイラストで初めてみた時は「ふんっ」と笑った記憶があります。2stのほうは結構楽しそうな拳銃バンバンてな感じでした。まずはお手にとって聴いてみて下さいたぶん購入できますので。(まともにお店にあるのはコレぐらいか?)ルッキンフォーマジッ・・・チャンチャン!!
9.I−TEN/テーキング・ア・コールド・ラック (83) もはやマニアの間では名盤中の名盤として語り次がれている本当の名盤である。トム・ケリーとビリー・スタインバーグのプロジェクトなのだが、バックアップのメンバーはTOTOの3人とM・ベアード、R・ペイジと超豪華、ハートによりカバーされた”アローン”も入っており正に幻の逸品である。我が兄がメンバー買い(中身を聴かずしてメンバーだけでアルバム購入すること)した中でも屈指の作品である。トム・ケリーのハイ・トーンヴォイスとルカサーのエッジの効いたギターの音はその後の数々のグループに影響を与えたのは誰もが承知のこと。(←本当かオイ!)兄さんのお勧めは1曲目のアルバムタイトル曲でごわす。いいよっ本当にカッコイイーだからぁー。R・ペイジのコーラスもばっちし決まってるしね。CD化されてないんですかねぇぅ。EPICだから日本で再発CD化すればいいのになぁ。
10.ヴァン・スティブンソン/ライティアス・アンガー (84) 別のページで取り上げたが、ちょっと詳細が解らなかったのでここでもう一度解っている範囲で掲載します。全3作のソロ作品の内の2作目で、メンバーがダン・ハフ等の東側人脈から形成されている。ハフ以外のメンバーは、M・ベアード<D>、D・ベルフィールド<B>、A・パスカ<Key>、T・ケリー<BaVo>、B・チャンプリン(この人どこにでも顔をだします。Mrバックヴォーカルはだてじゃない!)とこちらも超豪華である。兄さんは何といってもハフさまのギターが一番ステキーなのだが、アラン・パスカは後にハフハフ兄弟とGIANTで活動を共にする布石が、ここにも有ったのだと確信したのであった。(スティヴンソンさんなんとGIANTでハフ様たちと共作しております。クレジットを見て後から解った!)米国でRCAとは別のレーベルからCD化されているがもちろんわが日本では未発売ものです。84年はすでにAOR、メロハード勢は姿を消していたので大手から発売されたこのアルバムも、輸入盤店でマニアが購入するものとしてしか仕入れられなかったのだろう。グッスン!!いい作品なのにナァ。日本で再発CD化すればいいのにコレも。

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