スーパーギタリスト紳士録

No1!

アラン・ホールズワース

(ALLAN HOLDSWORTH)

この方です。先生、師匠と呼ばれ、 世界の多くのミュージシャンから尊敬され続けている御大です。 あの、エドワード・ヴァンヘイレンが勝手に師匠と仰ぐ天才ギタリスト、それがアラン・ホールズワースです。1つのグループ に長く滞在せずに、常に自己を磨くべく修行に明け暮れる毎日、そんな感じのおっさんです。 彼のスーパープレイは、数多くの作品で聴くことができますが、自己の作品群やブリテイッシュロックの 名だたるグループでの活躍等、上げていったら切りがないほどです。

最初に一般的に知られるようになったのは、ブリティッシュロックの重鎮テンペストからでした。盟友ポール・ウイリアムス(Vo)と初めて共演したのもこのグループからです。 このときからすでに御大の神懸かり的なプレイは爆発しています。BBCのラジオ番組での演奏が出ていますが(なぜかここ数年BBCは70年代の秘蔵テープを蔵から出してはCD化しております。) 2つのギターが対決し、もうすごいの一言でございます。

テンペストでの活動も短く彼の引っ越し好きはドンドン加速していき、ブリティッシュジャズロックの大御所ソフト・マシーンでの活動で、一気に名前を世界に轟かせる事になります。 名盤”バンドルス”のすばらしい演奏において彼のブリティッシュジャズロック界での扱いは特別のものになりました。
その後幾多ものグループやセッションを経て彼は、 ついにあの幻の(日本では来日公演なかったから!!)”UK”において私の耳に止まってしまうのでした。
あのウネウネとした蛇の様な独特のギターサウンド(とてもギターの音とは思えない!)は、誰もまねの出来ない技とB・ブラッフォード のオッサンも言っております。正にワン・アンド・オンリーの方なのです。

そのホーさんが(業界では彼のことをホールズワースと言う長い名前のために短くホーさんと呼ぶ←嘘) 日本で自己のバンドを率いて初来日した時に、何と公式のライブビデオを残しているのです。(ひぇー驚きぃー) それは東映さんが作成したもので、何とレーザーディスクにまでなっちゃっているんですよ旦那さん!。 でも、それはすでに廃盤になっていると思いますので、中古屋さんで見っけたら儲けもんですぜ。(ちなみにあっしは1000円でそれをGETできました)
正式な御大のソロアルバムは、アメリカのジャズレーベルから70年代に発表されましたが、内容が気にくわなかったか、 はたまた勝手に作品に手を加えられたとかで、「この会社とはもうお付き合いしないわ!!」と言って喧嘩別れしてしまったのでした。それから彼の不遇時代がはじまります。その時点から彼は大手の会社と契約出来なくなってしまうのです。(あえて自分からしなかった様に思えますが?)そしてあの本当の意味でのソロアルバムを発表する事になるのですが、やはり自主制作のレコードは売れませんし、我々一般市民の耳に届くのも至難の技となるのでした。(そのアルパムは”i.o.u”と言いまして、後にワーナーが再発する事になるのですが、その時にE・ヴァンヘイレンが手を貸したと言うのは本当でしょうか?)ちなみにそのアルバムジャケットは真っ黒に金色で”i.o.u”と書かれたシンプルなものでした。(再発時には真っ赤なものにすり替わっていたんですが←どうして赤なの?)
内容はとてもすばらしいもので、それまで暖めていたアイディアをつぎ込んで、新しいジャズロックの形を提示しております。あのテンペストからの盟友ポール・ウイリアムス(Vo)と再び手を組み、見事にホーさんワールドを構築してきています。そして、”i.o.u”が通の間に噂が広まりワーナーが働きかけをして、次のソロである”ロードケ゜ームス”を発表する事になるのですが、内容は”i.o.u”から引き継いだものと言った感じでした。しかし、セールス的には思うようには行かず、ワーナーさんとも長いお付き合い出来ないホーさんなのでした。
その後、”メタル・ファーテイグ”等作品を順調に初表し、とうとうバンドを率いて来日し、ビデオ(前記の東映さんのやつです。)まで出してGoGoだったんですがねー。
メンツはVoにポール・ウイリアムス、Bsにジミー・ジョンソン、Drにチャド・ワッカーマンというものすごい人たちで、やはり御大ならではの人選というか、名手の周りには名人たちが集まるもんですね。(あっしの兄貴がこのメンバーにキーボードを加えた次の来日ライブを見たんですが、そりゃもう「すんごい!!」と申しておりました。)時は流れそのジャパンツアーを収録(1985年)したライブアルバムが、1997年に発売されたのはなぜでしょうか?やはり前記の東映さんのやつが廃盤になってしまったからか?謎は深まるばかりである。(中味は全く東映さんビデオと同じである。)
その間も、彼の飽くなき探求は続き、数々のセッションやレコーディングに参加していく事になりますが、あのジャン−リュック・ポンティおじさんと再びやった作品(2曲位しかないけどインパクトは十分あり)は兄さんのなかでは想い出深いものでございます。77年の”秘なる海”の再演とまでは行きませんが、ジャン−リュックのViolinとアランのGuitarが再会を楽しんでいるかのように、大人の演奏をしています。






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