継続の趣旨
「国大協への署名」を引き続きお願いします
北海道大学 辻下 徹
岡山大学 野田 隆三郎
佐賀大学 豊島 耕一
今年の6月に国大協が,「独法化」を前提とした文部省の「調査検討会議」に参加を表明したことに対し,これは事実上の独法化容認であるとして,その撤回を求めて署名運動を行ってきました.そして去る11月15日国大協総会開催日に,681名共同で要望書を国大協会長と出席学長に提出致しました(注).しかし未だ国大協の態度は変わっていません.そこで改めてさらに多くの皆さんに,この署名への賛同をお願いします.
この会議への参加は,マスコミによって「事実上の独法化受け入れ」と報じられています.国大協は「独法化反対の姿勢は変わらない」と言っているにもかかわらずこの報道に対して何の抗議もしていません.このような姿勢は国民に理解してもらおうという努力を放棄するものです.その後の新聞などの「国立大の独立法人化が事実上決定」というような,すでに動かし難いものであるかのような報道がくり返されることに対しても国大協はこれを放置しています.
調査検討会議もこれまでの自由討議,いわばガスぬきの前置き部分が終わり,今後は実務的な議論に移って行くものと思われます.国立大学の「独立行政法人化」を前提にしたこの会議に留まり続けることは,否応なしに国大協をこの政策への本格的な協力者に変えていくでしょう.会議の中で本質的な変更をさせうると考えているとすればそれは自己過信ですし,他方今の段階で「条件闘争」しかないと判断するのは逆に運動の自主規制ないし自主撤退に他なりません.
このままでは憲法や教育基本法ににかかわるこの問題の本質が国民の前の「テーブル」にのせられることなく,制度論の狭い枠内の議論に終わってしまいます.それを避けるには国大協は「調査検討会議」から離脱することで国民に対して「独法化」拒否の鮮明なメッセージを送らなければなりません.そして会則4条の「国立大学相互の緊密な連絡と協力をはかることにより、その振興に寄与する」という会の目的に沿って,国立大学の振興策を練り上げる努力をこそするべきです.
さらに多くの方の賛同で国大協に再考をせまり,「調査検討会議」参加を軸とした国大協の変節にブレーキをかけ,独法化阻止の展望を切り開きましょう.
(注)11月15日の国大協総会開催日の際の要請行動についてはすでにhe-forum 1420において報告いたしました.要望書、賛同者名簿については下記のURLをごらんください.
http://fcs.math.sci.hokudai.ac.jp/kdk-shomei/records.html
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