「社会調査」の多くは信用できるものではない。
専門家は、「『社会調査』という名のゴミが氾濫して
いる。そのゴミは新たなゴミを生み出し、大きなうねりとなって腐
臭を発し、社会を、民衆を、惑わし続けている」と忠告している
(『「社会調査」のウソ』)。
特にそれが、偏ったイデオロギー……フェミニズム(フェミニス
ト)ならなおさらである。
※
まず、次の調査結果を見てもらいたい(同上より引用)。
『働く女性の6割 職場で性的被害/セクハラ1万
人アンケート/市民団体ら福岡で会合/法的処置
求める』
(略)報告によると、視線、言葉、行為などにより、職
場で性的な被害を経験したと答えた人は五九・七%あ
った。その中で具体的には「愛人になれ」「ホテルへ行
こう」など言葉での被害は四八・八%。「いやらしい目
つきで体を見られた」「スカートをめくられた」などの痴
漢的な行為が九七・五%。「下着に手を入れられた」な
ど、よりひどい例が一一・六%だった。
「朝日新聞」1990年8月19日
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私もはじめは、「なんと、女性の六割がセクハラを受けていて、
そのうち九割以上が痴漢的行為を受けたのか」と思ったのだ
が、それは間違いなのである。
著者は指摘する。
「よく読んでみると、意味がよくつかめない質問がある。『いやらし
い目つきで見られた』という項目である。しかも、これを犯罪的な
行為の中でもとんでもない部類に入る『スカートをめくられ
た」といっしょにして、どちらかの被害を経験した人
は九七・五%に達すると報告しているのである。
いやらしい目つきで体を見られた』と判断したのは、アンケート
に答えた女性の主観であろう。『いやらしい目つきで体を見られ
た』という項目にイエスと答えた人は数%のはずであるから、九
七・五%の大半は『いやらしい目つきで見られた』と答えた人たち
で占められているはずだ」――と。
そして、厄介なことにこの嘘っぱちが、他の媒体で
使われ、さらにゴミを生んでいくのである。ゴミをゴ
ミと気付かずに(あるいは、恣意的に利用して)使
われていくのである。恐ろしい悪循環だ。
※
ここに『女性のデータブック』なる本がある。言うまでもなくフェミ
本である。
さて、この本いはいろいろな女性に関するデータが収められて
いる。その中に、諸外国(先進国)の普通婚姻率やら婚外子出
産率やら特殊合計出産率やら、といった日本と外国とを相対化
して比べるためのデータがいくつか入っている。
『「社会調査」のウソ』を読まなければ気付かなかったかもしれな
いが、同書を読んだ私は、ん? と首を傾げた。
――諸外国というのは誰がどのように選んでいるのだろうか。
そう思ったのである。アメリカがある、フランスがある……G7だ
ろうか。いや、でも、スウェーデンがあるから違うか……。
なぜか、スウェーデンが入っている。データの多くに。
なぜであろうか。
答えは簡単である。フェミニストにとって、スウェーデン
は天国であり、ユートピアであるからだ。彼女たち
は日本をスウェーデンのようにしようと画策している
のである。
だからスウェーデンと日本を比べさせて、スウェーデンはこんな
に素晴らしい! 日本もこのようにしなければなりません! と声
高に叫ぶのである。
『女性のデータブック』には他にもおかしいところがたくさんある
が、ここでは最後にひとつだけ紹介しておこう。
「結婚・家族に関する意識」という項目で、次のような質問に対
するアンケート結果が載せられている。
結婚したら、子供は持つべき
男女が一緒に暮らすなら結婚すべきである
結婚後は夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ
(後略)
これに対して回答者(妻、未婚女性、未婚男性)の反対の割合
が年々増えてきている、と説明されている。「伝統否定・個人重
視」の傾向が強い、と言う。恐らく、それは事実であろう。
しかし、である。
少なくともこのアンケート自体は(ウソとは言わないが)卑怯で
ある。回答者にフェミニストが喜ぶ解答を選ばせようとする意図
――レトリックが隠れているからだ。
例えば逆に、
結婚しても、子供は産むべきではない
男女が一緒に暮らしているからといって、結婚すべきでない
夫も妻も外で働くべきだ
という質問に変えたらどうだろうか。
これについてイエス、ノーで答えなければならないとしたら、多
分「伝統重視」が増えるであろう。
――このように、「社会調査」の多くはゴミなのだ。信用に値し
ないのである。
私たちはフェミニズム関係のデータ、社会調査を見
たとき、それが果たして公平なのか中立性がある
のか、ちゃんと見極める必要があるのではないだろう
か。
※
追記。
ここをクリックし(少々長いが)読んで頂きたい。これが捏造の
実態である。
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