
ここでは日本でも屈指のとんかつ愛好家を自称するえせ侍さんの『かつ道』を紹介します。
掲示板での連載をアップしたものですが、読みそこねた人はここでじっくりよだれを垂らしてください。
週間「かつ道」創刊号 02/08/31(土) 14:16
「とんかつ大町」 大町
言わずと知れたとんかつの名店。
多少値ははるものの、肉質、揚げ具合ともに申し分なし。
肉の中央部のピンク色の火の通り加減が絶妙。
つけあわせのひじきの煮物も憎い。
「伊達かつ」というみそダレのかつもある。
※なお、本稿の記載については独断と偏見に基付き個人的な記憶、価値基準に拠っているため、各々の苦情等につきましては全般応じかねますのでご了承ください。
「かつ道」 Vol.2 02/09/07(土) 12:53
矢場とん 名古屋市矢場町
名古屋方面に行く人、いるみたいね。急遽、愛知特集を決定。
ここは名古屋でも有名。
ここの名物はやっぱり「わらじとんかつ」。でかい。15センチ×10センチは
軽くある。みそだれ、ソースを選べる。縦にも切ってあり、筆者は横半分を
みそだれで、もう半分をソースで頂いた。面積は広いが、厚さは案外薄く、
さくさく食べられる。そしてみそだれ。こくがあるのにくどくない。ころも
にマッチしてかつとの相性も抜群。愛知で味噌カツを何度か食べたが、なか
なかここまでのみそだれはなかった。エビフライもでかい。
なお、豊橋駅前にはうまいうなぎ屋がある。基本的に三河、尾張はうなぎ
が普通においしい。
「かつ道」 Vol.3 02/09/14(土) 21:49
いやあ、今日起きたのは午後3時半。部活には行けませんでした。
というわけで、今回のお店は
とんかつ「岩松」 広瀬通り
焼き鳥屋の隣にあり、一見とんかつ屋に見えない。
「とんかつ」の文字も赤いちょうちんに書いてある。
実際、店内もカウンターのみで、日本酒、種々のつまみ
の品書きが並ぶ。でも、ここでただの飲み屋で片付けてはならない。
ちゃんと「ロースかつ定食」(1300円)がある。
おやじがその場で揚げるかつには少しの妥協もない。
まず肉のかたまりからロースを一枚そぎ切るところからはじまる。
出てくるかつは、ころも、肉質、肉の厚さとも申し分ない。
肉はジューシーで、赤身と脂身、スジのバランスもよく、揚げ加減も絶妙。弾力があるのに硬くない。
そして肉にまぶされているスパイスもポイント。
味噌汁もうまい。
ひれかつもある。
ちなみにここの刺身もうまい。値段は安くはないが、ちょっと一杯
ひっかけるにはいい。
かつ道 Vol.4 02/09/21(土) 16:24
山田精肉店 立町
肉屋でかつを揚げている。
油に火がついていないと、時間がかかる。
火を止めてしまっていたら、もう買えない。
アメリカ産ロースかつ160円、日本産ロースかつ250円
とリーズナブル。
家でゆっくりかつを食べたい時におすすめ。
二階が定食屋で、かつが食べれるっぽい。
かつ道 Vol.5 02/09/29(日) 10:17
いやー、ソフトボール大会、今年も初戦敗退。
この責任を取り、今期をもって監督を退任いたします。
ちなみに、私の成績は、二塁打、三振、三塁打でした。
最後の三塁打、すごく気持ちよかったです。
あとは福留に託します。
というわけで、今週は、
とんかつ「あたご」 愛宕ミルキーそば
ひれ、ロースそれぞれ A,B,C 三種類の定食がある。
筆者はロースB(1200円)を食べたが、でかい、でかい。
目の前でおばさんが揚げていたが、肉を取り出した時点で
驚いた。大きさもあってか、肉ところもがはがれやすいのが
難点か。しかし、おふくろの味という感じでなかなかおいしい。
ソースもグッド。キャベツの量も半端じゃない。しかもちょっと
千切りにしては太め。あごのトレーニングになる。
ほかに、味噌汁、おでん風の煮物等がついた。
女性にはC(750円)を薦めます。
かつ道 Vol.6 02/10/06(日) 22:01
いやあおいしい芋煮でした。天気も良かったし。
最近かつの取材してません。そろそろ禁断症状がでてきました。
今回はちょっと趣向を変えて、カツ丼です。
小田原屋 宮城野(育英向かい)
ここはそば屋だが、かつ定食もある。
一度ここのカツ丼を出前で食べる機会があり、うまかったので
店でできたてを食べたら更においしかった。
その日、やや遅めに店に行き、とんかつを頼むと、「もう肉がない」
とのこと。「カツ丼でもだめですか?」と食い下がると、
「今買ってくるからちょっと待ってて。」というので、しばし待った。
肉を手にしたオヤジが帰ってきて、なんとかカツ丼にありついた。
重箱に入っていて、一面に卵がからんだかつがのっかっている。
かりっとしたこげ茶色のころもに半透明の卵がからみ、甘辛いたれが
んじんでいる。そのたれは下の飯まで到達し、飯を包んで光りながら
決して飯にしみこんで米粒を殺すことが無い。舌が火傷しそうなかつ
におもむろに噛み付くと、肉汁と脂身からの油が混じったエキスが
じわっとでてくる。ポテトサラダとミニそばが付く。サラダは微妙
だった。駐車場がないのが難点か。
かつ道 Vol.7 02/10/12(土) 09:10
リクエストに応じ、今回はここを取材した。
とんかつレストラン 「BOGEY」 荒町
とんかつ屋にしてはちょっとおしゃれでアットホーム。
座敷、テーブル、カウンターあり。
かつの他にも、カレーやステーキ、串揚げなどがあり、
酒の種類も豊富。ロースかつ定食(980円)を食べた。
かつは歯ごたえがあり、肉の味が凝縮されている。
肉についたスパイス、ゴマのきいたソースがよく合っている。
ころもがやや淡白か。やや香ばしすぎるきらいも。
付け合せの茶碗蒸しがにくかった。これからの季節は特に
ありがたい。そして最後にコーヒーもでた。さすがレストラン。
他のメニューも食べてみたい店だ。
かつ道 Vol.8 02/10/19(土) 14:03
かつ兵衛 北環
ご飯、キャベツ食べ放題。
やわらかとんかつが売りで、ころもはサクサクしている。
注文すると、すり鉢に入ったごまが出てきて、それを
すりながら待つ。「ごまが少ないんですが。」と申告すると、
大量のごまが入って出てくる。ソースはなかなかうまい。
キャベツも細くてやわらかい。ごはんとキャベツはセルフサービスである。
肉は厚めだが、最近は、初めて食べたときほど厚くて、あつあつで、
ジューシーではないため、その時ほどの感動はない。
ひれかつやエビフライ、かつカレーなんかもある。
腹が減っていて、しっかり食べたい時に適している。
かつ道 Vol.9 02/10/27(日) 21:04
箸膳 通町
しぶい店構え。「とんかつ」ののれんをくぐってガラガラと
戸をあけて入ると、右手にカウンター、左手と奥に座敷。
味のある飾りものがぶらさがっていて、オヤジが一人でやっている。
いろんな定食がある。ロースかつ定食。これはうまい。
肉はそんなに厚くないが、あげ加減、脂身とのバランス、肉汁の量、
ころものさくさく感、ころもの油ののり、卵によるころもと肉の接着度、
全てよし。レモン汁のかけがいがある。キャベツの千切りもみずみずしい。
ソースも申し分ないし、味噌汁もうまい。
ただし、万札は持って行かないように。
オヤジは無愛想だが隠れた名店。
今回は、Mちゃんおすすめの、
肉らしいほど!やわらかい とんかつの店
「庄内」 若林
座敷あり、テーブルあり、二階もある。昼時だったので
混んでいた。ランチタイムのロースかつ定食800円。
すり鉢に白ごまが入って出てくる。「八分くらいすってください。」
という店員の親切な案内があった。ここで、テーブルの
すみにある覚書きが目に入った。究極vs至高のごますり
対決。まず究極ではごまを右まわりにすり、そこにソースをいれて
かつをつけて食べる。至高では、すったごまをかつに直接かけて、
その上にソースをかける。むむっ、深い。
で、かつが出てきた。ころもはパン粉が立っていてさくさくしている。
そして、なんとなく甘くてこくがある。肉はやわらかく、臭みが無く、
あまりブタ臭くない。いい意味のブタ臭さも必要だが、これも悪くない。
ころもと肉がよくからんでいる。
そして米がうまい。宮城産特選ササニシキ使用。そして食べ放題。
筆者は三杯食べてしまった。漬物もおいしい。キャベツも食べ放題。
あとは味噌汁がつく。店員の感じもよく、満足。願わくばかつの厚みが
もう少しあれば・・・とも思ったが、そこはまたの機会に
特選ロースかつ定食を食べるとして。
ちなみに、超ジャンボロースかつは半端じゃない大きさだった。
かつ道 Vol.11 02/11/09(土) 07:18
最近、長距離ランナーにかつはいかがなものか?
という疑問が生じ、かつは食べたいもののわりと控えている。
今週はかろうじて一食口にした。
仙台赤十字病院 食堂 八木山
一応かつ欲は満たしてくれたものの、かつがどうのと
吟味する以前のもの。調理法がどうのと否定する気は全く
ないが、かつ自体、いやコンセプトに限界がある。
生協、国立仙台病院食堂、県立がんセンター食堂、も同様の
ことが言える。そもそもかつ屋を掲載するはずの「かつ道」に
に載せること自体が筋違いなのだ。しかし、食堂で何を食べるか、となると
かつ丼を食べることが多い。かなしい性だ。
かつ道 Vol.12 02/11/17(日) 21:19
相変わらずかつ断ちの日々が続いている。
ひの亭 国見
立地も中もちょっとおしゃれなこの店のメニュウの筆頭に
君臨する「とんかつ定食。」
上質な肉を丁寧にあげている。ころももカリッと香ばしい。
厚さも適当に厚みがある。決してかつ屋ではないが壷に入ったソースも
とんかつ屋風の雰囲気だ。全体的に完成度が高い。
ただ、ちとジューシーさには欠ける気もする。
肉もいい。脂もいい。ただ、それらに弾力があってエキスに豊富で
高温の油によって揚げられた勢いを持って口の中で混じりあわなければ
ならない。かつは生き物なのだ。
とはいえ文句を言ってはいけない出来栄え。
というか陸上部員はこの店に文句を言えない。
かつ道 Vol.13 02/11/24(日) 01:31
かつ断ちをして3週間。体重もしぼり、調整をしていざ駅伝と思いきや
棄権ということに。これはかつを食べるしかないと思い、今日駅伝が
行われる石巻までかつを食べに行くも月2回の閉店日だった・・・。
仕方なく寿司を食べてきたが、かつ欲はおさまらなかった。
さて、3年生は基礎修練が始まっている模様。今日は拙者の
愛知県岡崎市での基礎修練時代のかつライフを書こうかと思う。
番外編 岡崎「かつ」物語
入り口に二本の松明の燃えるその店は修練開始直後から私の
目を惹いた。その名は「とんかつ壱番屋」。たしか最初の日曜の
夜だったと思う。三浦哲郎作の「とんかつ」という短編小説を読み
ながら、「どてかつ定食」を待った。出てきたのは、どて鍋と当時の
私にはやや珍しかった、網に鎮座したロースかつ。ソースは、野菜中心、
果物中心の二種類。かつの量的にやや不満はあったが、ご飯もおかわりし、
異国の地にやってきたばかりの私の心を落ち着けるには十分であった。
「壱番屋」には近くにある、私の憩いの場であった三河地方最大の
ショッピング・モール内の出店でも世話になった。八時を過ぎると全品
半額になる。200円になった400円のロースかつや一個100円のひれかつを
買い込み、住処で晩飯として食べ、翌朝またパンにはさんで食べたものだ。
そして「知多家」。多少値ははるものの、丁寧に作っている感じのレベル
の高い店だった。家族連れやカップルも多くわびしさをも感じさせた。
そして、年が明けてインフルエンザが治って力をつけようと思って食べた
モール内のレストランで食べたカツ丼。おそらく高校生のバイトが作って
いるであろうと思われたが、寒い岡崎の冬ではありがたい。
週末は名古屋に出ることもあった。大須のしぶい居酒屋のカウンターで
食べた串かつ。みそだれをつけ、またこれがビールによくあった。
今年の医歯薬の終わった日、おばちゃん相手につまんでいたのも
この一品。そして二月も半ばを過ぎ、ようやく結果が出てきたころに
食べた、名鉄東岡崎駅前のカフェで食べた「みそかつ定食」。けっして
おいしいとは言えなかったが、あの春の微かな兆しが風に感じられる
ようになったあの街のにおいとともに、忘れることができない。
今回はだらだら長くなったが、じじいの昔ばなしとして聞き流して
くだされ。
かつ道 Vol.14 02/12/01(日) 23:04
とんかつ専門店 杉 若林区志波町(大和町通り、山形銀行隣)
店の近くにはヨークベニマルがある。小学生の頃、叔父の家が近くに
あったことを思い出し、ノスタルジックな気分になる。
店は、(有)肉の杉山の直営店で、肉屋の隣にある。二階の和室もあり、
なかなか雰囲気のいい店だ。家族連れやカップルが多かった。
いつもロースを食べる自分にとっては珍しく、評判のひれかつ定食(800円)
を頼んだ。ひさしぶりにかつに興奮を覚えた。まず色がいい。こんがり
薄めの狐色に揚がっている。特製のソースをかけ、一口食べて感激。
ころものパン粉は粗めで立っていてサクッとしていながら浮き足だって
いない。ちゃんとした土台がある。しかも、数種類の油をブレンドして
油切れをよくしてあるとのことで、油自体もおいしくてくどくない。
肉はやわらかく、口の中で粘ついて品のあるブタの旨みがじわっと舌に
からみついてくる。これより柔らかければサッと肉汁は漏れてしまう。
これより硬ければ、味わうほどに肉汁を楽しむことはできるものの、
肉の勢いと、ころもとの混ざり合いを楽しむことはできない。絶妙なのだ。
米もうまい。おかわりをした。白味噌の味噌汁もたっぷりあってうまい。
キャベツもちょうどいい太さで、量も多めで言うことなし。タレも、からし
みそダレがあり、ちょっとみそラーメンのスープのような味がするが、
これをかけてもインパクトのあるなかなかの味になる。ひれは3枚だから、
もう一枚には塩をかけてもオツだ。かつ自体のおいしさをより純粋に
味わえる。特製ソースはウスターと中濃の中間くらいの濃さで、食べやすいし変なくせがない。
この値段でこの量、この味。なかなか類を見ない。
なんといってもかつが生きている。3枚というより、3匹の生命。
いいかつを食べると元気が出る。
かつ道 Vol.15 02/12/09(月) 21:28
竹亭 山形市
肉の中心部がピンク。とんかつ大町もそうだが、
これこそ最高の火の通り方。それでいて肉の線維がしっかり
していてジューシーだ。脂身もプルプルしている。
ころもはちょっとしつこいか。動物性の油を使っている感じである。
ご飯、味噌汁、キャベツお替り自由。
県内にもう一軒ある。山形にうまいとんかつあり。
かつ道 Vol.16 02/12/15(日) 15:29
記録会の帰り、モールに寄ってかつを買う。
マゼラン 長町モール内
ロースかつ380円。
家で朝作ったおにぎりを食べながらとんかつソースや
みそだれ、塩なんかをかけながら切らずに歯で噛み千切り
ながら食べる。温めもしなかった。
はじめ、ずいぶんころもが厚いじゃないか、と思われた。
肉も6〜7ミリ程度の厚さでやや薄めである。
しかし、油はころもの表層にとどまっているため、肉側の
ころもはもっちりしておいしい。確かに、ころものインパクトは
強いが、肉の味もしっかりからんでくる。惣菜なので揚げたてでは
ないものの、肉が乾いたり固くなったりしていない。
他に、うすぎり味噌カツ(こういう名前だったかな?)200円や、
ほんとにでかいチキンカツ(150円か180円)もあって興味をそそる。
かつ道 Vol.17 02/12/22(日) 21:23
とんかつ 和幸 榴ヶ岡 森ビル一階
関東圏にもあった思い出の店。
小学校の時に塾に和幸のとんかつ弁当を持ってきている奴が
いて、家に帰ってから飯を食べていた自分はそれが羨ましかった。
ある時何かのお礼だかお詫びだかで一切れもらったが、幼心が
おいしさに踊った記憶が未だにある。
仙台で食べた時も、宮城野で観戦しながらの弁当だった。
かつはそんなに厚くないが、柔らかくて、ころもがジワっとした感じ。
そこに納豆のたれのような入れ物に入った特製のタレをかけて食べると、
かつとしての完成度がどうのという以前に、惣菜としておいしい。
内側が銀色の箱にご飯とかつが別々に入っているが、ご飯の上には
昆布の佃煮が乗っていて、よりご飯を甘くしていて憎い。
デパートなんかにもよく入っている店。
かつ道 Vol.18 02/12/29(日) 12:29
記念すべき書き込み1000回目はN志の「いやぁ〜!!」でした。
昨日の昼にもスキー場で「ポークカツ」なるものを食べたのですが、
やっぱり本当のかつが食べたくなり、スキーの疲れもなんのその、
間髪いれずにかつを食べにいきました。最初「のん太」に行ったものの、
飯がなくなったとかで閉店時間前に終わってしまい、急遽他の店へ。
かつや 仙台泉店 泉区市名坂(4号沿い)
一見吉野家を思わせる位ファーストフードちっくだが、
入ってみるとカウンター中心ではあるもののなかなか落ち着いている。
ロースかつ定食580円。かつが出てきて、断面を見てびっくり。
淡いピンク色ではないか。噛むと肉は柔らかく、衣も密着している。
脂身の染み出し具合もグッド。パン粉も粗めでさくさく感が味わえる。
普通に満足することができた。色もキャベツも合格。
ただ、肉は柔らかいのだが、肉汁の味の濃さとなると、いまいち
パンチ力に欠ける。素材の限界か。衣も、油切れ、油の質となると、
多少くどさが感じられる。
それにしても、飯がちょっと少ないのが難点だが、この値段でこの味、
この完成度で、トン汁、漬物が付くのはかなりありがたい。営業時間も
午前一時まで。場所はやや遠めだが、いろいろな意味でリーズナブル。
カツ丼は450円で食べられる。
かつ道 Vol.19 新春特別企画 03/01/05(日) 19:02
あけましておめでとうございます。そして通りすがりの仙台人(実は
富谷人)さん、出産おめでとうございます。今回は「のん太」とは
似て非なるあのお店へ行ってきました。
本家登録 ぽん太 上野(御徒町下車、松坂屋南)
上野とんかつ御三家のうちの一店。まずその店構えに驚かされる。
入り口には大きな木の扉がそびえ立つ。思い切って中に入るとすぐ
揚げ場になっていて、カウンター4席が背を向けている。二階もある。
やや暗めの木のカウンターは、独特の風格を漂わせている。
やや若い人、中年の人、初老の人、三人の男達がもくもくと作っている。
カツレツ、ご飯、赤だしを頼む。
しばしかかった後、今まで見たことが無いくらい色の淡いかつが出てきた。
低温でじっくり揚げている証拠か。これが本当においしかった。
塩味やスパイスがほんのり付いていて、ウスターソースなしでもいける。
ドイツのシュニッツェルを思い出させた。柔らかいのに味が逃げず、
詰まっている。揚げ場で肉を叩く音が聞こえたがそのせいか。豚肉が新鮮
でないと出ない味ではないか。しかしある程度の熟成をしているのも確か
だろう。豚の強烈な旨みをそのまま感じさせながら、それに頼る
ことなく、味付けと技術で芸術の域まで高めている。脂身はとってあり、
厚いかつを食べたのにもたれない。ころももうまい。パン粉が焦げてない
からあまい。油も新鮮で、さわやかだ。ころもは立っているが、口に
当たった途端、抵抗しようとせず、はらはらと崩れ落ちるやさしさがある。
ころもだけ食べてもおいしい。ソースはウスターだが、このかつなら
ウスターだろう。つけあわせにジャガイモを同じように揚げたのが一切れ
あるが、ジャガイモってこんなにうまかったか、というくらいの味。
キャベツは普通。漬物は本格的でかなりうまい。ご飯もいい米を使って
いる。量は少ない。赤だしはダシが効いていて、八丁味噌の甘みに山椒の
かすかな香りが絶妙だった。
値段は3150円取られた。やや高い。しかし、これだけの完成度なら仕方
ないか。これこそ類を見ない最高ランクのレベルだ。
新春ハーフはドラフトドクター1と同着で、1時間32分でした。
ドクターもまだまだランナーとして健在ですね。天気が良くて新春
らしく、海沿いのコースをとても気持ちよく走ることができました。
そのあと、海辺の食堂で飯をご馳走になりました。
港食堂 名取市閖上
注文したのはカツ丼である。レース後であまり食欲はなかったが、
気付いたら上の大盛りになっていて、餃子がついていた。
かつは薄かった。しかし肉は柔らかく、かつ、モチっとしていて
微妙に存在感がある。衣はくどくなく、甘いだし汁がたっぷり
かかっていて、走り終わった後の心と体にやさしかった。場合に
よっては食べ応えに欠けるという表現にもなるかもしれないが、
頑張らずに食べられるところが有難かった。卵はやや少なめだったが、
それが、ころもの存在感と質を落とさないのかもしれない。
これで明日からまた練習である。
かつ道 Vol.21 03/01/19(日) 19:54
通りすがりの仙台人さんおすすめの「のん太」、
やっと行ってきました。
のん太 泉区泉ヶ丘
店に入ると階段があり、入り口というよりは玄関である。
座敷にテーブルが並んでいて、厨房から見渡せるようになっている。
大きなテレビや漫画の詰まった棚、暖炉風のストーブなんかがあり、
アットホームだ。座敷の奥は縁側になっている。
ロースかつ定食(1150円)を頼んだ。
大きい。厚い。ころもの色は薄め。まずは噛み応えがあった。
肉の線維が歯に抵抗し、ザックリ噛み切るとちょっと甘みを含んだ
ころもと豚肉の濃厚な味が溶け合う。いや、溶け合うと言うよりかは
肉の味が主張が強い。それだけ、味、量ともに満点だ。肉を食った、
という気になる。肉そのものには脂肪分は少ないが、脂身はしっかり
あって、そこがまたぷるぷるしていてうまい。キャベツも細かく切って
あって食べやすい。
あと嬉しかったのが、つけ合わせの煮物。たけのこがおいしく炊かれて
いた。ちょっと幸せな気分になれる名店。
かつ道 Vol.22 03/01/26(日) 23:28
福助 青葉区一番町(平禄寿司二階)
アーケードに面したとんかつ屋。
座敷とカウンターがあり、座敷はなかなか落ち着いている。
座敷には若い女性3人組みなんかがいて、街中を感じた。
カウンターに座ってとんかつ定食(800円)を頼んだ。
アルバイト風の店員が二人ほどいたが、オヤジの姿は見えなかった。
誰が揚げているんだろう。かつがきた。薄い。ころももちょっと
くどめ。ソースはウスター気味でなかなかおいしい。漬物、味噌汁も
まあまあである。しかしやはりのん太の厚いかつに比べると、物足り
なかった。カツ類のほかにも焼肉系や海鮮系の定食もあり、
店員のサービスもなかなかいいのだが、かつを堪能できるだろうか。
しかし、食後の紅茶は一息つけてうれしかった。ご飯、味噌汁が
お替り自由というのもうれしい。街中でかっちり飯を食べたい時には
いいかもしれない。
ちなみに、上野とんかつ御三家とは、本家ぽん太、双葉、蓬莱屋の三店
がかつ人の間での認識になっている。上野、御徒町、神田のあたりは
かつに限らずよさそうな店が多い。中にはちょっと敷居の高い所も。
かつ道 Vol.23 03/02/01(土) 21:58
以前、通りすがりさんからの紹介もありました。
横綱 泉中央スウィングビル(駅ビル)3階
テーブル席、座敷あり。1980円で料理5品、120分飲み放題
という案内があった。さすが駅だ。時間的な問題か、店内に活気は
あまりなかった。
ロースかつ定食(980円)を頼んだ。宮城野ポーク使用。
出てくる間にごまを擂る。網にのったかつが出で来て、香ばしい
匂いがプーンと漂う。厚さはまあまあで、ころもは薄めだ。
オリジナルソースにつけて食べると、肉は柔らかく、かといって
ある程度肉の線維の感触を楽しむことができる。肉の味もしっかり
している。スパイスの使い方もうまい。ころもが薄い分、その辺を
しっかり味わうことができる。ご飯、味噌汁、キャベツお替り自由。
ご飯の量が始めから多めだったのが嬉しかった。
食べはしなかったが、蔵王横綱ポーク使用のひれかつには惹かれた。
これは、生でも食べられる肉だそうで、中をピンクに揚げて下さい、
と注文できる。なんでも、抗生物質を与えず、海草を与えて育てている
とか。今度食べてみたい。
かつ道 Vol.24 03/02/10(月) 02:31
揚次 木町通り
某内科での昼食に、この店のカツ丼とそばとサラダのちょうちん
がでた。ちょうちんだからカツ丼といっても浅い器に入っている。
かつはかなり薄い。ころもは厚めで、玉ねぎ、卵とともに、たっぷり
のだし汁がかかっている。卵まで味がしみこんでいるのは人によって
はしょっぱいという評価にもなるが、そば屋だけあって味はおいしい。
かつを食べた気にはならないが、かつ丼としてはまあまあか。
かつ道 Vol.25 03/02/18(火) 00:34
庄や 太白区柳生
モールを南下して橋を渡ってちょっと行くとある。
店内はテーブルと奥に掘りごたつ座敷があり、明るい感じである。
ロースかつ定食(1000円)を頼んだ。茶がなかなかうまい。
ややひし形をしたこんがりきつね〜こげ茶色のかつが出てきた。
ころもは厚すぎず、薄すぎず、肉と接する部分がちょっとだけふやけて
もちっとしていながら外側はカリッとしていて、油もくどくない。
肉はちょっと脂身が多い気もするが、もちっとした衣に包まれてかなり
ジューシーである。特製のソースをかけて口の中にエキスを満たせば
かつを食べているんだという快感を味わうことができた。肉も柔らかい
ながらもしっかり肉の味があり、なかなかの肉を使っている。
そして、「米屋のとんかつ」と名乗るだけあり、飯がうまい。
このご飯、キャベツがお替り自由。キャベツのお替りを頼むと、その場で
好みの量のキャベツの千切りを足してくれる。トン汁、漬物もうまい。
金平ゴボウ、ポテトサラダも少量付いていた。もう少し値段が安ければ
更にありがたいが、行って満足のできる店だ。
かつ道 Vol.26 03/02/23(日) 16:52
とんかつ くろしお岩沼本店 岩沼市桜4丁目
今月改装開店したばかり。しゃれた細長い座敷、テーブル席、
囲炉裏付きの大テーブル席があり、とんかつ屋ではあまり見ない
小粋で落ち着いたスペースである。大テーブル席にすわって醸熟
ロースかつ定食(中)(1280円)を頼んだ。2000円する特醸黒豚
ロースかつ定食もあったが、まずノーマルなものから攻めるのが
私の流儀である。分厚い皿にのったかつ、厚手で重みのある茶碗
に盛られた飯、味噌汁が出てきた。味噌汁はかつ定食には珍しい
赤味噌だったが、なかなか力があってうまい。飯も普通にうまい。
いいコメを使っている。そしてかつだが、一口食べて「これは!」
と思った。できるかつというのは一口食べて感動を覚えるものだ。
肉は柔らかいが緻密な線維があって味の練れた旨みがじわっと出て
くる。それが自発的だから、無理やり噛んだりこね回したりしなく
ていい。いい肉を使っている上に、見事に熟成されている。ころも
の付き方もいい。脂も適度だ。揚げ油はラードだろう。キャベツも
よく冷えている。そして、この店では特製しょうゆがたれとして出
てくる。箸袋にも「当店のかつは特製醤油でおためし下さい」と書
いてある。辛口ソース、甘口ソースも置いてあって甘口ソースなん
かはこれはこれでおつなものがあったが、この醤油がまたよくあっ
ていて、よりかつの繊細さを楽しむことができる。久しぶりに感動
を覚えた。岩沼に名店あり、である。
かつ道 Vol.27 03/03/03(月) 00:54
食いすぎと言われようが、仙台ハーフが近づこうが、食いたい
ものは食いたい。
かつどんのかつどん屋 青葉区花壇
評定近くにある陸上部なら誰しも目にするとんかつ屋。テーブル
席のみの店内に入ると、若い男のみ数人が食べたり新聞や漫画を
読みながらかつが出てくるのを待っている。メニュウは、かつどん
やロースかつ定食、ひれかつ定食はもちろんのこと、カツカレーや
魚定食、一品料理、酒なんかも置いてある。
かつどん(650円)を頼んだ。キョロキョロしていたら、オヤジが
気を遣い、「もうすぐだから。」と何度も言ってきて、腰が低かった。
おばさんもいて、夫婦でやっている感じである。
出てきたかつどんのかつは、厚さはかつどん用だけあってそんなに厚く
ないが、少しどんぶりからはみ出している。飯には卵とタレがからまった
のがたっぷりからんでいる。ただ、ちょっと味が薄すぎる。他に、味噌汁
とあっさりした漬物が出てきた。味噌汁には小松菜と厚めの油揚げが
入っていて、家庭の味だ。洗練されているとは言えないかもしれないが、
どこかあったかさを感じる店である。
かつ道 Vol.28 03/03/24(月) 21:22
合宿お疲れさま。お○こ○よ君のデビルモードは、ワリオなんて
ものじゃなかったです。大五郎恐るべし。
あづま陸上競技場のレストラン
二日目の昼にかつ丼を、三日目の昼にカツカレーを食べた。
かつ丼は、かつが揚げたてでない上に汁のからみもあまりよく
なかったため、そう満足できるものではなかった。
カツカレーの方は、カツのみに塩をかけて食べてみると、ころも
に柔らかさがなくて肉も薄かったのだが、これもありかな?とは
思った。ルーが意外とおいしかったので、こちらはまあまあ満足。
その夜仙台に帰ってきてから街中のかつ屋でロースかつ定食を
食べたが、味もいまいちな上に店のオヤジとおばさんの態度も
やる気がなかったため、ここに書くほどのものではなかった
かつ道 Vol.29 03/04/12(土) 02:55
大町は片平キャンパスの近くです。大町の学生定食は前から
気になってました。ここらでもう一度大町に行ってみたいと
思います。「美味小屋」にも行かねば。
公友会食堂 公立気仙沼病院内
病院食堂というのはえてしてかつに気合が入っていないが、
ここは違う。カツ丼にしても、カツカレーにしても、そこそこ
肉厚で揚げたてのカツが使われているのだ。注文がきてから
揚げていると思われる。本日はカツカレーを食べたが、あまり
時間が無かったので急いで食べようとしたのだが、カツもアツアツ
だしホームメイドっぽいカレーもアツアツだったので早く食べられ
なかった。かつは、ころもは薄くてそんなにいい油も使ってない
ので甘さやさくさく感を楽しむレベルではないが、カリカリと
香ばしくてちょっとクリーミーなルーに合っていてうまい。噛み千切る
時のちょっとすじばった歯ごたえ、肉汁のもれ出る感じは私好みのかつ
である。700円。メニュウの中でも値段が高く、カツカレーに対する
意気込みが感じられる。
とんとん亭 気仙沼市 某所
こっちの先生に、何食べたい?と聞かれて、「とんかつです。」
と答えたら、「あっ、うまいとこあるよ。」と言われて連れて
いかれたのがこのお店。カウンター、テーブル、座敷きとあって
ひろびろとしている。特製ロースかつ定食(1470円)を頼んだ。
肉と脂身が絶妙に混じりあった肉を使っていてうまい。当然脂身の
割合が高いのだが、脂身が全然くどくなく、ぷるッとしていて旨味
がしみ出してくる。ごはんをおかわりした。なんでも、ここはヒレが
おいしいらしく、2、3切れ頂いたが、肉が柔らかくてスパイスが
きいていて絶妙な味だった。
かつ道 Vol.31 03/04/30(水) 02:38
いなにわ亭 気仙沼市南郷
割と太い道路沿いにあって「とんかつ」の看板がかかっているので
分かりやすい。しかも、「島豚」とやらを使っているという。興味を
そそられるままに、つばきマラソンが終わった晩、この店に吸い込まれて
行った。
店内は全てテーブル席で、中央部に大きな船の模型があったぐらいにして
ちょっとオシャレめである。基本的にかつと稲庭うどんの店である。
ロースかつ(1280円)を頼み、店員に島豚かどうか確認すると、違うらし
い。島豚は20円高くなるという。ちょうど入荷しているということで、
島豚のロースかつ定食にした。島豚の肩ロースもあり、そっちは脂が均等
に混じっているらしい。
なんでも、島豚とは、沖縄で昔から飼われていて、黒豚の原種ともいえる
品種で、残り数十頭まで減ってきたところで沖縄の農業高校が繁殖を始めた
ものだそうだ。その豚を、宮城のこの周辺の畜産家が飼育を始め、肉はそこ
から供給されていうるが、なにぶん頭数に限りがあるゆえ、常には供給でき
ていないようだ。系統的には、中国原産の梅山豚や金華豚の部類だという。
かつが出てきた。ころもはさっぱりとはしていないが、甘味がある点は評価
できる。ちょっと厚めだが、さくさくした食感はなかなかのもの。そして、
なんといっても肉がうまい。揚げ方もちょっとピンクでジューシーさが
残っているが、肉自体が甘く、そのうえ変な豚臭さがない。そしてなんと
いっても脂身がうまい。脂なのにさっぱりしていて、口の中でふわっと
軽くとける感じである。体の中に健やかに吸収されていく感じである。
飯、味噌汁、ひじきの煮物も申し分ない。
次は肩ロースを食べてみたい。