なまえ        



お父さんお母さんと読んでね。




ととりひろき作
2003年2月7日
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◆はじめに◆
ローラーホッケーはアイスホッケーに似ていますが、やっぱり違います。どちらかというとグランドホッケーに近いでしょう。その違いは何でしょうか?
一番の違いはボディチェック(体当たりやぶつかりあい)がいいかどうかでしょう。ローラーホッケーは他のスポーツに負けず劣らずはげしいスポーツですが、紳士のスポーツでもあります。正しくプレーすれば危ないことはありません。ホッケーをやる時は楽しく、そして戦う相手のことを思いやりながらやりましょう。
ローラーホッケーはヨーロッパで誕生しました。日本でやり始めたのはつい最近のことで、日本ではまだまだマイナー(あまり有名でない)スポーツです。けれど、最近は日本人がヨーロッパへ行って活躍することもあります。日本国内でもいろんなチームががんばっています。今からがんばれば、みんなも将来日本を代表するような選手になるかもしれません。
どんなスポーツにも言えることですが、一番難しいのは実は勝つことでも強くなることでもありません。一番大変で一番大切なのは続けることです。勝ち負けだけでなく、ローラーホッケーの中にあるいろんな楽しみを見つけていきましょう!

◆道具について◆


@ 防具は身体を守るものですから、正しくしっかりつけましょう。防具をするだけで痛い思いをしないですむのですから。

Aグローブ、ひざあて、すねあて、各4,000〜8,000円くらいです。正規のものでなくても構いません。
Bスティックにもいろいろな種類があります。柔らかいのや堅いの、重いものや軽いもの試してみましょう。
◆よくある反則◆
@ハイスティック
   …スティックを自分の腰より高くあげてしまった時
Aハイボール
   …パックを肩より高くあげてしまった時


@、A

Bバックパス
…パックを敵の陣地に持っていった後で、バックパスラインより味方陣地側に戻してしまった時


Cその他危ない行為
   …例えば相手を殴ったり蹴ったり、押したりした時
Dその他失礼な行為
   …例えば相手や審判の悪口をいった時

◆反則をしてしまったら、、、◆
@審判が笛を吹きます。
ただし、自分が反則をしてしまったと思っても、審判が笛を吹かない限りは反則とはなりません。プレーを続けましょう。けれども、アドバンテージ(反則をとるほどでないけれど反則に近いプレーがあった時に次のプレーの参考にされる)をとられた時は次に何か相手に不利なプレーがあった時に反則として笛が吹かれることがあります。しかし、とられないからといって乱暴なプレーを続けるのはやめましょう。審判はちゃんと見ています。

A審判の指示に従いましょう。
審判の判断が間違ってると思う時でも、キャプテン以外の選手は抗議できません。キャプテンは状況をよく考えて、間違いがあると思う時は審判に抗議しましょう。その時も怒らずに落ち着いて抗議することが大事です。
B審判は 1)どちらのパックか 2)どこから始めるか を指示します。




C自分のチームのペナルティーエリア(ゴール前の四角い枠)内で反則をした場合や、その他でも相手に対して危ない行為をした場合などは相手チームにフリーシュートが与えられます。逆に相手がそのような反則をした場合はこちらにフリーシュートが与えられます。フリーシュートはキーパーと相手の選手の1対1です。その他の選手は敵味方両方ともセンターラインまで下がって、審判の笛がなるまではその線を越えてはいけません。笛の合図でフリーシュートをする選手はシュートかドリブルでゴールを目指します。他の選手は線を越えてパックを取りに行くことができます。
フリーシュートとペナルティーシュートではシュートする手段が違いますので気をつけましょう。フリーシュートではシュートの他にドリブルをしてもよく、そのまま試合が再開されるので何度でもシュートが打てます。ペナルティーシュートではパックには一回しかさわれません。一回打ったらそこでおしまいです。プッシュシュート(押すようにして打つシュート)もだめです。ドリブルもできませんので気をつけましょう。

◆基本的なこと◆
@スケーティング(走り方)
スピードがつけばローラースケートは何もしなくても進みます。運動靴で走るよりもずっと楽に速く長く滑れるのです。そこで一番大事なのは「片足にのる」ということです。といってもわかりづらいので、言い換えると「片足で長〜く滑ることができる」ということです。ではまず最初は滑らずに歩いてみましょう。↓

↓次は片足を1秒ずつあげておきましょう。

↓今度は2秒づつに伸ばします。

その調子で3秒4秒5秒6秒・・・と伸ばしていきます。
大切なポイントは、けった足をしっかりともう一つの足のすぐそばまで寄せることです。

Aストップ(止まり方)
止まり方は4つあります。^ハの字ストップ、_T字ストップ、`サイドストップ、aストッパーでのストップです。ではどんなふうにするのか見てみましょう!
 ^ハの字ストップ
→足をカタカナの「ハ」の字にして、両足でふんばって止まるやり方です。簡単にできますが、スピードが速いとなかなか止まれません。
 
 _T字ストップ
→片方の足を横向きにして英語の「T」字の形で、引きずって止まるやり方です。片足に体重を乗せて滑ることができないとできません。ハの字より安全に止まれますが、スピードが速いほど止まるのに時間がかかります。


  

 `サイドストップ
→ホッケーをする時はこれが一番よく使われます。スキーでターンをする時や止まる時
によく似ています。また、アイスホッケーなどで止まる時氷のしぶきがあがる止まり方
と同じです。練習する時は「?」字を書くようにターンしていきましょう。回っていく時に両足のかかとを押し出すようにするとキュッと止まれます。このストップだと急に止まれ、またダッシュもすぐにできます。
 aストッパーを使ったストップ
→インラインスケートの場合は靴のかかと部分についているゴムを使って止まります。
ローラースケートの場合はつま先についているゴムを、バックしながら地面につけて止まります。

Bパスの基本
パスを出す時も、受け取る時も基本はいっしょです。大切なのは「かぶせる」ということ。では具体的に見てみましょう。


では、どのようにしたら「かぶせる」ことができるでしょうか?下の図を見てみましょう。左の人はピタッと止まっているけれど、右の人はパックが転がっていってしまいました。この違いはどこにあるでしょうか?


左の人は後にくる足の辺りで止めています。しかし右の人は前にくる足よりさらに前で止めています。こうすると、スティックがかぶさらずにこぼれてしまうのです。実際には後ろまでいかなくても、体の真ん前で止められればいいでしょう。
そして、パスを出す時は、左の人が止めた位置から出せれば強くて速いパスが出せるのです。それから、もう一つ、下の図の左の人のようにパスやシュートを打った後は、スティックを下向きに返すようにしましょう。すると、審判にハイスティックを取られないばかりか、思った方向へまっすぐパスが通るようになります。


◆チャレンジしてみよう◆
ここでは、ヒマな時にできるちょっとした練習を紹介します。
@リフティング!
パックをスティックの上で落とさずに何回跳ねさせられるか、やってみよう。
上手くできるようになったら今度は地面に置いたパックをスティックに乗せるところからやってみよう。


A鏡!
2人1組で、互いに向き合います。片方が本物でもう片方は鏡役になります。本物の方はダッシュしたりストップしたり、自分の好きに動きます。鏡役は本物に合わせて動かなくてはなりません。本物が左へ移動したら自分も同じ方向へ、止まったら自分も止まります。

B基本スケーティングの練習
綺麗にスケーティングしようと思っても最初はなかなか足を寄せるのが難しいものです。そこでパイロンを並べて下の図のように滑ってみましょう。一本の線が一歩です。

◆攻める時◆
@大事なこと
ホッケーは5人の仲間でやります。だから、一人で攻めたり、一人で守ったりしていてはなかなか勝てません。5人の選手がそれぞれ自分の役割を分担しながら攻めて、守っていけば、最後まで疲れないし勝つこともできるでしょう。
でも、それには一人一人がうまくならなくてはいけません。パスを出してもあさっての方向に行ってしまっては仲間はとれません。良いパスが来てもとり方が下手だと相手に取られてしまうかもしれません。みんなが同じようにうまくなっていければいいですね。
それから、みんなでいっしょに練習することも大切です。普段みんなでいっしょにやれば、試合の時息がぴったりあってまとまったチームになれるでしょう。仲間がどんなふうに考えてパスを出したり、走ったりしてるのか考えながらやってみましょう。
Aパックは一つしかありません。ということは、全員で取りに行っても、パックを触っていられるのは一人だけということです。それでは残りの仲間はどうすれば良いでしょうか?考えてみましょう。
Bみんなテレビや競技場でサッカーを見たことがあると思います。その中で、パスをもらう時、あまり敵のいないところでもらっているのに気づきましたか?


というわけで、残りの仲間は走るのです。
味方の誰かがパックを持っていたら、誰もいないところへ、味方がパスを出しやすいところへ走るのです。走ればパスをもらえます。逆に、ボールをとったらパスを出してあげましょう。

Cではなぜパスを出すのでしょうか?
パスは走るのより速いのです。そしてパスを出せば余計に走らなくてすむのです。
そして、パックを持っている人には敵の誰かがパックを取りに来ます。が持っている人が敵を一人で抜くのは大変です。敵より上手くなくてはできませんが、パスなら簡単です。パスを出せば向かってきた敵は急に方向転換しなくてはなりません。

D大切なこと
仲間の誰かがパックを取りにったら、思いきってその人一人に任せてみましょう。
その人からパスをもらえれば、きっと敵のチームは置き去りにされて、あなたは簡単にシュートを打ったりパスを出したりできるはずです。そうして点が入ったら、それこそカッコイイと思いませんか?

◆守る時◆
@守る時、一番守らなくてはいけないのはゴールです。パックは取りに行かなくてもいいのです。何故ならゴールにパックが入らなければ負けないからです。けれども、もしみんながパックを取りに行くためにはしっこの方へ行ってしまったら、ゴールを守るのはゴールキーパーだけになってしまいます。攻めてくる敵は4人、ゴールを守る味方が1人ではいつか点が入ってしまいます。だから、守る時は一人一人自分の役割の分だけ守りましょう。


それに、みんながリンク中を走り回ってパックを取りに行ったのではすぐに疲れてしまいます。


Aではどうしたらいいのでしょうか?
一人一人が守る範囲を決めてみましょう。
そして自分の守る範囲をパックが越えたら他の仲間に任せましょう。
そのかわり、自分の近くにパックが来たらぜっったいに取るようにしてみましょう。




◆おしまいに◆
ホッケーは5人が集まらないとできない団体スポーツです。
ですが5人集まればこそできることもあります。
一緒に練習していく仲間を大切にして、みんなで上手くなっていきましょう。