( 9:50)トリニティーアカデミー**校到着 「Aさんと約束しているキログラムと申します」 「はい、こちらでお待ち下さい」 しばらくして・・・ A「こんにちは、キログラム君ですか?」「私がAです。まず、このアンケート書いてね」
定番のアンケート。名前、持っている資格・技能、大学名、出身高校など A「キログラム君は、将来何になりたいとかあるの?」 「いや、特にないですよ」 就職活動やダブルスクールについての新聞記事や、採用時にTOEICのスコアを考慮する企業一覧を見せられる A「ほ〜ら、こんなにたくさんの企業でTOEICが判断材料になっているの」 「まぁ、エントリーシートにTOEICのスコア欄があるだけでも、考慮することになるでしょうね」 A「ほら、最近のエントリーシートは、大学名を書く欄がないの」 「へ〜、珍しいエントリーシートですね。」
(10:50)ビデオ「就職戦線異常あり」を見せられる 「実は、今日は昼から友達と会う約束があります。1時までに終わりますか?」(大ウソ) A「えっ、1時!?」 「はい、まさか昼飯も食べずに3時間以上も話すことはありえないと思って予定を入れました」(説明会を長引かせないように) A「そう・・・。で、ビデオどうだった?」 「特に、何とも思わなかったけど・・・」 A「英会話がんばろうっ!とか思わない?」 「いや、全く思わない」 A「本当に!?」「そんな人初めてよ!」
システムアドミニストレータ(シスアド)、パソコン検定(P検)、アプリケーション講座の説明 A「一括だと、69万3千円です」 「う〜ん、これは高い」(定番のせりふ) A「え〜っ!!そんなこと言ったのはキログラム君が初めてよ!!信じられない!」(絶対ウソ) 「他の人は知らないが、私は高いと感じています。もっと少ないレッスンで安いプランはないのですか?」(あえて質問) A「ありません」 「そうですか、それでは他の学校などと比較して、よく考えてから決めることにします」(本当は入る気全くなし) A「他の学校って何?トリニティーと同じ事やってるスクールはないよ」 「コンピュータ学校とか、英会話学校とか、電話帳で調べたりしてね」(ウインザードのことはお互い知らないふり) A「だから、コンピュータや英会話の学校ではできないことをトリニティーがやってるの」 「それは実際に確認してみないと分からないでしょ。ゆっくり他の人と相談して決めます」 A「多分トリニティーの良さが伝わってないんだわ。私の説明が悪かったから、もう一度説明するね」 (冗談じゃない。良さを理解させるまで何度でも説明する気だろ。そんなん聞いてたらうんざりするだけだ) 「いや、説明は全てまじめに聞いて、しっかりと理解したつもりです」 A「じゃあ、一緒にがんばろうよ!」なぜか握手をしてくる 「今すぐには決められないね」 A「あっ、そうだ。トリニティーには奨学制度があってね・・・」 奨学制度(スカラシップ・留学・卒業旅行)についての説明 「ということは、何度でも無料で資格試験を受けられるのですか?」(分かっているのにあえて質問) A「いや、3回までという制限があります。これは、受験意欲や勉強意欲を持続する効果もあります」 「なるほど、つまり約2万円分安くなるということですね」 A「また〜、すぐそうやって計算する。ねぇ、やろうよやろうよ」 「他と比べたり、相談したりしてから決めます」 A「えっ、誰に相談するの?」 「友達とか、親とか」 A「でも、その友達とか親ってトリニティーのことを知ってるのかなぁ」 「まず知らんだろうなぁ」 A「そんなんだったら相談する意味ないよ」 「自分の進路を決めるときだって、何もかも分かっている相談相手はいない。相談とはそういうものだ」 A「で、いつ頃になったら決心できそう?」 「そんなもん今すぐ分かるわけないよ。3日後かもしれないし、10日後かもしれない」 A「ちょっと待ってね」
(12:55)Aが席を外す A「この本を貸してあげる」(トリニティーの体験談) 「では、お借りします」 A「じゃあねえ、明日来れる?」 「へっ?明日までには決められないよ」 A「じゃあ今週中は?」「あっ、今日の晩に電話してもいい?」 (13:10)結局今日の4時にまた来る約束をして、本を返して一旦さよなら
(15:50)再びトリニティーアカデミー**校。実際の授業風景を見学 A「どう、なんかいい感じでしょ。やろうよやろうよ」 「実際に他を調べて納得して、決意を固めてから始めようと思います」 A「では、最後にこのアンケートに答えてくれる?」
私がアンケートの記入を始めると、Aは席を外した B「キログラム君ですか。私はBっていいます。Aは電話が長くなりそうだから私が感想をみます」 「分かりました」(最後の手段、上司の登場だ) B「それで、え〜っと、高いからすぐには決められないって?」 「はい、他の学校も比較検討してから決めようと思います」 B「他ってダメよ。本当に力が付くのはトリニティーだけなの」 「それはあなたがそう言っているだけだから、私が実際に調べて本当だと納得したいのですよ」 B「えっ、何、もしかして私がウソついてるとでも思ってる?」 「そりゃあ、つい数分前まで赤の他人だったBさんを突然信用できるわけないでしょ」 B「つまり、私を信用してないってこと?」 「はい。信用してません」(そう聞かれたら、きっぱり言うしかない) B「でも、これから社会に出ると見知らぬ人といきなり信用を持って話さなければならないのよ」 「それは、場合によるでしょ。今は69万円の契約締結の話をしているから、慎重なのは当然」 B「契約締結って考えてるの?」「その考え方は違うわ。どうやったら自分を変えられるかを考えているのよ」 「でも自分を変えるのにトリニティーは69万3千円必要でしょう」 B「どうしてそうやってすぐにお金のことを考えるの?」「自分の能力はお金じゃ買えないのよ」 「トリニティーに入ろうと思ったら69万3千円が絶対に必要でしょ。だから考えざるを得ない」 B「そのトリニティー=69万3千円っていう考えが失礼だわ。もっと価値があるのを安く抑えているのよ」 「でも、利益を出しているのか赤字経営なのかは別にしても、採算が合うから成り立っているはず」 B「トリニティーを理解出来ない人はそういう考えなのでしょうね。キログラム君は自分の狭い世界の中で生きているわ」 「そんなことありません。むしろBさんこそ狭い世界の中で生きているように思えます」 B「それは、キログラム君が狭い世界の中だからそう感じているの」 「いや、あなたが狭い世界の中にいるから、私の考えが狭い世界だと思われているようです」 B「もういいわ。あなたはトリニティーには入れないから」 「えっ、私がトリニティーに入りたいと言っても認めてくれないということですか?」 B「そう、トリニティーに入るには条件があって、認められないとダメなの。キログラム君は私が認めません」 「そうですか、それだったら仕方ありませんね」(わざわざ呼びつけておいて、よくそんなこと言えるなあ)
以後、お互いの人間性を否定し合う毒舌バトルが繰り返された |
1.ワープロ・コンピュータ・英会話から、コンピュータ・英会話・ネットワークに方針転換 2.閲覧資料から「岡山校」が完全に排除された(体験談の本と名刺には残っていた) 3.4月〜6月に学院生になった大学1年生が圧倒的に多い(学院生リストから判断) 4.場合によってはトリニティーから断られる 5.YES/NOをあいまいにしたままでは帰してくれない |
トリニティーアカデミーの良さというのは、人間性を高め、成長できる環境と学院生が揃っているところだそうです。 それは、他にはない独自のものだから、今すぐ決めろという論法でした。でも、これって全く根拠がないですよね。 結局会ったばかりの担当者を信じない限り、69万円の契約を今すぐ決めるのは絶対に不可能です。 「お金のことを考えるな」「今すぐ決めろ」「相談するな」これがまともな営業とは思えません。 「あなたは狭い世界の中だ」「自分を変えよう」・・・まさにあやしい宗教。トリニティー教。(笑) 最後は冷静に反論しているうちに、毒舌バトルになってしまいました。怒鳴りつけた方がよかったかも。 それにしても、就職情報はめちゃくちゃ偏っています。あれを信じるとおしまいですね。 今回の説明会では、トリニティーアカデミーの勧誘の悪質さを今まで以上に実感しました。 |