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TEG(東大式エゴグラム)
99/10/07 担当:石川祐子
[交流分析]
- アメリカの精神科医エリック・バーンが精神分析をやさしく実用化したもの。
- 自己分析が基本
- 自分の事をよく知り、対人関係においていつもとるパターンについて考える事は、心理療法の基本となると共に社会生活をよりよく過ごすための根本となる。
- 応用分野
- 医学、臨床心理、産業界、教育界、家庭etc・・・
交流分析の基礎では人にはみな内部に3つの部分があるとしている。
- 親の部分(Parent P)・・・幼い時に親から教えられた態度や行動の部分。
- 大人の部分(Adult A)・・・事実に基づいて物事を判断しようとする理性の部分。
- 子供の部分(Child C)・・・子供の頃の状態のように本能や感情そのままの部分。
- エゴグラムとは
- 自分のP・A・Cの姿をよりはっきりと知るためにこれを数量化して自己分析図を書いたもの。「自我状態」のはたらきを調べる「機能分析」、それを質問紙法の心理テストとしたものがTEG。
[自我状態の細分]
- 批判的なP(Critical Parent CP)
理想、良心、責任、批判などの価値判断や倫理観など父親的な厳しい部分を主とする。創造性を押さえ懲罰的で厳しい面が多いが、社会秩序の維持能力や理想追求など肯定的な面も持っている。
- 養育的なP(Nurturing Parent NP)
共感、思いやり、保護、受容など子供の成長を促進するような母親的な部分をいう。他人に対して受容的。親身になって世話をし、同情的で愛情が深い。
- 大人の自我状態(Adult A)
事実に基づいて物事を判断しようとする部分。事実を客観視し、あらゆる角度から情報を収集する。そしてそれらを元に冷静に計算し推定して意思決定を行ない判断を下す。
- 自由なC(Free Child FC)
親の影響をまったく受けていない、生まれながらの部分。快感を求めて天真爛漫に振る舞う。直感的な感覚や創造性の源で、豊かな表現力は周囲に明るさを与える。
- 順応したC(Adapted Child AC)
親たちの期待にそうように、常に周囲に気兼ねをし自由な感情を抑える「イイ子」。消極的で控えめで周囲に従順な部分と、恐れ、不安、憂鬱などの不快な感情が元で現れる攻撃的で反抗的な示威的部分がある。
[TEGの妥当性尺度]
- 偏位尺度(D)
- 社会的偏位(常識的か否か)をあらわす。
- 12点以下の場合は判定注意。
- 疑問尺度(Q)
- どちらでもないと答えた数。防衛的な態度や決断力に乏しく優柔不断な人では高くなる。36点以上は判定を保留したほうがよい。
[TEGの有効性]
- TEGによって、自分の自我状態の中でどのような部分を使いやすいか、またはどのような部分を使っていないかを知ることができる。
- TEGパターンの特徴を知ることで、自分の性格特性、行動パターンの特徴を理解することができる。
- 人間関係でどのような交流パターンを取りやすいかを理解できる。
- TEGによって気付きがあれば、自分の行動パターンを変えることも変えずにいることも、自分の特徴をより生かすことも、自分で選択できるようになる。
[留意点]
- その人の今、ここで回答した状態の一面が現れているので性格の全てがわかるわけではない。
- TEGは変化するものであり、絶対的なものではない。
- 自分のエゴグラムを変化させることができるのは自分自身である。
- エゴグラムにおいては各尺度の得点が平均得点より著しく偏っていたとしても、それが良いとも悪いともいずれの意味も持たない。