What's New?

アメリカ女性学情報

最近の女性関連の話題から

ちょっとおすすめ。(Links)

今日も元気です。(近況報告)

掲示板

更新記録

Who's モトコ?

E-mail Motoko

アメリカ女性学情報

このページでは、私が体験したアメリカでの女性学を紹介します。 ここで紹介されている講義/参考資料/体験談などは、あくまで私個人が Minnesota State Univ., Mankato の大学院での経験から書かれており、すべての女性学関連の大学や講座が同じように行われているとは限りません。

最新かつ最強の、アメリカ女性学の情報を入手したい方は、是非 UMBC の Prof. Joan Korenman が管理している Women's Studies Resources を覗いてみてください。 Links に他のリストもいくつか掲載してあります。


女性学って何? 何を勉強したの?
(履修科目一覧)
どんな人がいたの? 留学するべき?

  女性学 (Women's Studies) って何?

この質問は本当によく聞かれます。 きちんと説明をしようとすると、多分30ページぐらいの読み物になってしまうぐらい、いろんな説明や定義があります。 2年弱の勉強を経て私が達した結論は、「女性に重点をおきながら社会全般のことを、既存の学問の手法/理論にとらわれずに、女性のエンパワーメントの視点から研究するもの」と言ったところです。 ちなみに修士課程での私の研究テーマは2つあって、1つめが開発と女性/グローバルフェミニズム、2つめが高齢化問題でした。 国際開発や社会福祉をフェミニズムの切り口を用いて研究していたと考えてください。

留学する以前、私は Women's Studies (以下WOST) を説明する際、よく「うーん、フェミニズム(女性解放思想)の学問版ってところです」と言っていました。 でもこれはかなり間違った認識だったと今では反省。 確かにWOSTで取り上げるトピックとフェミニズムは切り離せませんし、WOSTの学生や先生は自らをフェミニストと位置づけ、フェミニストの視点から研究を行います。 そもそも、女性学というモノがアメリカの大学に生まれたのも、60〜70年代フェミニズムや女性運動の結果だったわけです。 でも、WOSTで扱うのはフェミニズムや女性解放だけではありません。 社会に存在する全ての偏見や差別と戦い、自分自身の中にある差別的ステレオタイプや考えを拭い去ることから勉強が始まるのです。 本当に様々なトピックを、女性という今までの学問では軽んじられてきた視点から研究すること、それが女性学なのかもしれません。

参考までに私の同級生たちが研究していたテーマを紹介します。
わずか8人のグループですが、みんな研究内容はばらばら。 でも、各種フェミニズムの視点を用いて、女性のエンパワーメントをもたらすための研究をしているのが共通項です。

政治

‐ 女性議員の選挙資金調達(対男性議員)
‐ 国政選挙メディアでの女性候補者支持とその結果

教育 ‐ フリースクールとフェミニスト教育論
‐ 女性学講義の体系とその教育論
心理 ‐ ゲイ/バイ/レズビアンの学生に対するエンパワーメントとカウンセリング
‐ 少女に対する初潮の肯定的説明方法と資料づくり
国際 ‐ 開発途上国から北米に移住した女性への社会的サポート体制の必要性
社会 ‐ 高齢化社会に搾取される女性の無償介護労働 (ちなみにこれが私のテーマでした。)

約2年間、女性学専攻以外の学生とも接してみてよく感じたのは、フェミニストという言葉にも、女性学という言葉にも、出身国やバックグラウンドを問わず偏見や抵抗があること。 日本人の留学生仲間の中でも、「モトコちゃんはフェミニストだから」とか、「やっぱりWOSTの人って過激だね」と言われることが多かったような気がします。

実際のところ、私は過激でもなんでもなく、ただ男性中心社会で生きづらいとか、自分のアイデンティティを大切にしたいから別姓がいい、とか言っているだけなのです。 こんな気持ちを素直に、批判を恐れずに口に出せる安全な居場所がWOSTの授業であり仲間でした。

Home | 掲示板にメッセージを書いてみる