2000年6月衆院選比例区の結果に基づく
シミュレーション

★ 本表は、第二案に基づいた選挙での各ブロックの比例区選挙の得票数が2000年6月の衆院選の比例区と同じだったと仮定して作ったものである。
★ 小選挙区では各政党の候補者がそろわないことが多いので比例区の数字を採用した。
★ この選挙の比例区での自民党の得票率は28.3%で、3分の1を超えていなかったが、ここでは超えたものとして第一党としての配分を受けている。
★ 東京都の特別区・島嶼部地域と三多摩地区の得票の詳細が分からないため、本表では「東京」として一括してある。
★ 自民欄と合計欄の数字のうち、括弧外は最終的な議席、括弧内は自民党が第一党としての配分を受ける前の議席数である。
★ 人口は、1999年3月31日現在の住民基本台帳人口による。
★ 下表の@はブロック定数、Aは選挙区定数合計、Bは比例区定数。

ブロック名   人  口 1議席
当り人口
@ A B  自 民  合 計
北海道   5,691,737    271,035  21      11      10    7(5)  7  2  2  1  2    21(19)
北奥羽   4,141,541     276,103       15        9       6    7(4)  2  1  1  3  1    15(12)
南奥羽   5,727,915     272,758       21       12       9    9(7)  5  2  1  2  2    21(19)
北関東   7,002,411     269,324       26       14      12   13(9)  5  2  2  3  1    26(22)
埼 玉   6,838,164     263,006       26       14      12   10(6)  6  3  3  2  2    26(22)
千 葉   5,863,182     266,508       22       12      10   10(5)  5  2  2  2  1    22(17)
東 京  11,680,490     265,466       44       22      22   12(8) 13  5  6  6  2    44(40)
神奈川   8,324,355     268,528       31       17      14   11(6)  8  3  3  3  3    31(26)
甲信越   5,572,295     265,347       21       11      10    7(6)  6  2  2  2  2    21(20)
北 陸   3,130,380     284,580       11        6       5    6(5)  2  1    1  1    11(10)
静 岡   3,754,758     268,197       14        8       6    6(4)  4  1  1  1  1    14(12)
愛 知   6,875,723     264,451       26       14      12   11(6)  8  2  2  2  1    26(21)
岐阜三重   3,964,390     264,293       15        8       7    7(5)  4  1  1  1  1    15(13)
近 畿   6,419,807     267,492       24       13      11   10(6)  5  3  3  2  1    24(20)
大 阪   8,624,045     261,944       33       17      16   13(6)  6  5  5  2  2    33(26)
兵 庫   5,500,842     261,945       21       11      10    8(4)  4  3  2  2  2    21(17)
中 国   7,759,992     267,585       29       16      13   13(10)  6  4  2  2  2    29(26)
四 国   4,209,749     263,109       16        9       7    8(5)  3  2  1  1  1    16(13)
福 岡   4,955,439     275,302       18       11       7    8(4)  4  2  1  1  2     18(14)
西九州   4,291,713     268,232       16        9       7    8(5)  3  2  1  1  1    16(13)
東南九州   5,531,078     263,385       21       12       9   10(7)  3  2  1  1  3  1  21(18)
全国合計  125,860,006     267,219      471      256     215 194(123) 109  50  42  41 34  1 471(400)
得票率(%) (2000年選挙)             28.3 25.2 13.0 11.2 11.0 9.4 1.1  
議席率(%) (本案による)            41.2 23.1 10.6  8.9  8.7 7.2 0.2  

★ 現行比例区の投票では候補者個人の選択が働かない。私案での投票行動はこれとはかなり異なるものと思われる。
★ 2000年選挙では小選挙区と比例区で別々の政党に入れる有権者が多かった。とくに、小選挙区で自民党にいれながら、比例区で他の政党に入れる有権者が目立った。
★ 前2項目から考えて、実際には自民党の得票率がもっと高くなると考えられる。2000年選挙の小選挙区部分での得票率41%あたりが妥当なところと思う。一部に自公協力があったので、これをわずかに下回るかも知れない。
★ 残った議席がすべて第一党に行く私案では、得票率さえ分かれば予測が容易である。41%という得票率は、本表の自公の得票率の合計にほぼ等しいので、獲得議席も両者の合計である244程度となると思われ、過半数を8議席上回る。つまり私案では今の自民党でも単独政権樹立が可能である。
★ 自民党が民主党との合計に当る54%の得票率を得たとすると、獲得議席は303となり、議席率は64%となる。中国地方で自民党は小選挙区部分で57%の得票率で86%の議席を得たが、比例区部分と合わせると獲得議席は69%となっている。すなわち、本案がもたらす得票と議席のずれは、ちょうど現行の並立制と同じ程度ということになる。
★ 私案では、民主党以下の政党は少しずつ議席を減らすが、壊滅的打撃を受ける党はない。自由連合が1議席を獲得していることからも分かるように、ミニ政党にすらチャンスはある。
★ この比例区選挙での自民党と民主党の得票率の差はわずかであった。したがって、今後の努力によっては民主党にも単独政権樹立の可能性はある。民主党首の鳩山氏は単純小選挙区制論者だが、小選挙区で御自身が落選しそうになったのは御愛嬌であった。