沖ノ島の植物

草本

沖ノ島の海岸沿では多くの海浜植物を見ることができます。 また、島の内部にも特徴的な草本を見ることができます。 花期で種名の色分けをしました。 春に花が咲くのは黄緑色、夏は青色、秋は茶色です。

シマホタルブクロ
初夏に薄紫色ので花びんのような花を付けます。 沖の島では中央広場から北側に向かう道沿いにあります。 ごく少数しか見られないので注意して探してみましょう。

ウラシマソウ
花の一部(正確には付属体)が糸状に長くのびており、 これを浦島太郎の釣り糸に見立ててウラシマソウと呼ばれています。 花期は4〜5月で、付属体は60cmくらいになります。 沖ノ島には、比較的日のあたらない所に多く見られます。

ハマオモト(ハマユウ)
海岸に生える多年草。花期は7〜9月。花が完全に開くのは 夜中でこの時芳香は一番強くなります。種子はやや球形で 灰白色の皮に包まれており。海水によく浮きます。 乾燥にも、水にも耐久性が強いです。

キケマン
海岸や低地の草地、荒れ地によく生えます。無毛でやや大型の越年草です。 花は3〜6月にやや密に咲きます。葉の形に違いがあります。

ムラサキケマン
低地の林縁などに普通に生えます。やわらかくて毛のない越年草です。 花は紅紫色時に白色または一部が白色になり、4〜6月に咲きます。

ラセイタソウ
海岸の岩の間などに生える多年草です。雄株と雌株があり、 夏に黄色い花を咲かせます。葉は葉脈が発達していて まるでメロンの脈のようです。これは海岸の乾燥から 身を守るためです。沖ノ島では神社から階段を下りた場所の 岩のすき間に生えています。

ハチジョウナ
タンポポによく似たキク科の海浜植物です。夏から秋にかけて 花を咲かせます。冬になると葉がすべて地面に張り付きます。 これはロゼッタ状と呼ばれる葉の形状で、日光を出来るだけ 受けることができるようになっています。 沖の島では北の海岸に出たすぐの所のベンチのすぐそばに生えています。

ハマダイコン
大根の野性化したもので、海岸の砂地に多く見られます。 根は大根のようにやや太くなっています。花期は4〜6月です。 小さな白い花をつけます。

ハマエンドウ
海岸地帯に生える多年草です。花は春から夏に咲き、 赤紫から青紫色に変わります。えんどう豆のような鞘に入った種が 特徴的です。秋になると鞘は乾燥し、黒い種が出ます。 沖の島では南側の海岸のベンチのあたりに生えています。

ツルナ
砂地に生える海浜植物です。夏になると黄色い花を咲かせます。 葉や茎の表面に粒状の突起があり、レタスのようなパリパリした 手触りがします。また、花は枝のわかれめの所が、 かたいガクによって覆われています。東側の通路、 神社から階段を下りた地点で見られます。

コマツヨイグサ
アメリカから渡来した帰化植物で、道ばたに多く生えます。 初夏から夏にかけて黄色い花を咲かせます。マツヨイグサは 夜になってから咲くことから名づけられました。 そのため日中は花はしおれています。茎が長く伸びていますが 深くは根付いていません。沖の島の灯台付近の道ばたに生えています。

ハマエノコロ
通称ネコジャラシと呼ばれるエノコログサの変種で 夏から秋にかけて穂状の花をつけます。道ばたに生えるエノコログサと 比較してみましょう。ハマエノコロのほうが深く根づいています。 沖の島では北の海岸に出たすぐの所にあります。

タイトゴメ
春に黄色い花を咲かせる海浜植物です。小指の先ほどの大きさで、 粒のように膨らんだ葉の様子から名付けられました。 葉や茎は潮風による乾燥を防ぐために水分を蓄えているので膨らんでいます。 南岸で多く見られますが灯台の側の小道の脇にもわずかに生えています。

ヒゲスゲ
日陰の場所にも生えている植生の強い草です。

フウトウカズラ
沖の島の林の床を覆っているつる状の植物の90%はこの植物です。 春に鮮やかなオレンジ色の実を付けます。

ホウチャクソウ
丘陵・原野の林下に生える多年草です。花期は4〜5月で 白い花が咲きます。実は紺色に熟します。ホウチャクソウとは 宝鐸草と書き、花の形が寺院の軒に吊るされている宝鐸に 似ているため名付けられました。

センニンソウ
十字型の白い花を夏から秋にかけて咲かせます。 花びらは4枚であり、秋になると花びらが落ち、 実の先に白い毛がつきます。灯台の目の付く場所にあります。

ハマボッス
乾燥から身を守るために葉は暑く肉質で水分を多く含んでいます。 冬は重なり合って横に広がっています。 春になると、茎が10cmほど伸びて小さな白い花を咲かせます。 夏から秋にかけて成熟する身の付き方が仏具の払子(ぼっす)に 似ているために命名されました。沖ノ島では南の海岸で見られ、 それ以外の場所ではあまり見られません。

ネコノシタ
海岸の砂地に生える海浜植物です。夏にはキクに似た黄色い花を 咲かせます。この葉は手触りが猫の舌のようにザラザラしています。 また、茎が地を這っているのは、潮風の影響から身を守るためだと 考えられます。沖ノ島では、灯台周辺の道に多く生えています。 また、南側の海岸でもわずかですが見つけることができます。

イソギク
キク科の海浜植物で秋に黄色い花を咲かせます。この植物は 海岸の乾燥から身を守るために、地下に茎を長く伸ばしています。 また、葉の裏は水分の蒸発を防ぐために白く細かい毛で覆われています。 沖ノ島では灯台付近の道ばたと、神社から階段を下りた場所にあります。

ハマヒルガオ
海岸の砂浜によく生えるつる性の植物です。晩春に花を咲かせ、 秋に黒い種をつけます。つる植物にしては他の植物には あまり巻き付きません。沖の島では北西の海岸に出る道にあります。

ヤブミョウガ
暖地の林下に生える多年草。花期は8〜9月で白い花が咲きます。 果実は青紫色に熟します。

イヌホウズキ

オオマツヨイグサ

オナモミ

ケカモノハシ

コウボウムギ

ジシバリ(イワニガナ)

スイカズラ

スカシユリ

チガヤ

チヂミザサ

ノブドウ

ハナイソギク

ハマカンゾウ

ハマゼリ

ハマナタマメ

ヒヨドリジョウゴ

ヘクソカズラ(ヤイトバナ)

ママコノシリヌグイ

ムラサキカタバミ

ヤブニンジン