澎湖島に来たら必ず見ておきたい所

馬公港の近くにある警察の派出所跡: 警察の資料館として当時の面影を偲ばせながら再建されました。
この写真を見るならば年配の人は何故か懐かしさを感じるかも知れません。それは日本統治下にあった当時の派出所の形をそのまま復元したからです。もう日本にはこうした建物はなくなってしまいましたが、大正ロマンを感じさせる建物らしいですよ。それが¥何故か澎湖島に温存されています。この近くにはそうした日本時代を彷彿させる建物がいっぱいあります。お勧めとしては近くの税関、そして四つ目井戸の所にある西河印刷所とその前の薬局、そして塩と酒の専売公社、迎賓館更には澎湖県庁と県知事宿舎等は当時をそのままに伝えています。
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日本時代の建物        
四つ目井戸:
たいていのガイドブックには載せられているので、来てみるとそこにあるのは四つ目井戸。まさしく四つのくみ出し口があるからに他ならず、それ以外の何物でもありません。えっこれだけ!という感じも否めません。でも良いじゃないですか?!今時井戸なんてそう簡単に見られませんし、昔の人がどれほど水で苦しんできたか、想像してみるのは如何ですか? 雨の少ない澎湖島では水は大変貴重です。現在は飲料水のほとんどを台湾から運んできており、また、雨水をため、地下水を浄化したり、また海水を電気分解してまかなっているようです。豊富な風力を利用して大規模な海水の淡水化計画が進められています。なお、市内や全島各地にある井戸水は、飲用としては使われていないようです。実はここの本当の見所はこの井戸ではなく、その傍らに立っている日本時代の建築物です。
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四つ目井戸
観音亭:
澎湖島を象徴する場所として観音亭があります。この名前は近くにある廟から取られたもので、その付近全体を指しているようです。たぶんこの付近を有名にしているのは、この観音をまつる廟ではなく、この付近にある海水浴場や、散歩コース、また最近ではウインドサーフィンによるものと思われます。実際ここでは目の前でウインドサーフィンを目にすることができます。それはボートと同じく帆に風を受けて進みますが、ボートより遙かに柔軟性に富んでおり、風上に向かって、ものすごいスピードで遡ることができます。毎年11月にはアジアカップが開かれ、内外から選手たちがやってきます。もちろん観音亭は冬だけでなく、夏は多くの人がそこで朝から泳いでいます。最近、湾をまたぐ橋が完成したために、夕日を見るメッカになっています。また遊歩道が整備されており、多くの人が利用しているようです。 アーチ型の鉄橋は昨年完成したもので、人が渡るだけのもので、もっぱら観光のための橋です。他には用途がないのでいささかもったいない感じがします。ここでは夏ならば海水浴場として朝から晩まで使われています。澎湖の人は日中泳がない人が多いように思えます。冬にはここを舞台にして、アジアカップのサーフィンの大会が開かれます。この時期に特有の季節風と荒れ狂う波に挑戦します。ヨットのセーリングも同時に行われるので、かなり見物です。今年はなぜか風が吹かなくて、開催さえ危ぶまれたほどです。ウインドサーフィンのスピードや操縦性は見る者を唸らせずにはいないほど、目を見張るものがあります。あなたも挑戦してみませんか? そして古いと言えば天后宮は台湾で最も古い歴史的建造物だそうです。私は好きではありませんが、なぜだか人気の天后宮。聞くところに依ると、この何の変哲もない廟の歴史は古く、台湾の人々にとって海の女神と称される媽祖を祀るのは非常に重要な事のようです。特に周りを海に囲まれる澎湖にとって、海の安全に係わる神様としての媽祖は大切らしいです。澎湖天后宮は元々の名前を「娘媽宮」と言い、全台湾で最も早く建てられた廟として知られています。また、これは「馬公」という地名の由来にもなっているようです。実際澎湖島にはこの媽祖、または他の神々をまつる廟は至る所にあり、その建築は華美を極めています。そんなこんなでここを訪れる人はかなり多いようです。
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観音亭 from 澎湖縣政府 天后宮 from菊島旅行
澎湖島と言えば派手派手な廟:
どんな小さな部落にも必ず廟があり、それらはこの天后宮とは比べものにならないほど派手派手で、圧倒されてしまします。そしてこの3年間に10位の廟が再建されました。この建築費を捻出するのは大変だろうなと思われます。鎖港にあるこの廟は寄付が集まると着工するという感じでかなり時間がかかっています。
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鎖港にある6〜7年かかっても未だ完成しない廟
中央街:
ここはおみやげ屋さんが立ち並ぶちょっと味わいのあるエリアです。元々はもっとごみごみしたところでしたが、日本人である私たちにとって何かふるさとに来たような気持ちにさせる不思議なスポットです。それもその筈で、立て直されて明らかに日本の観光地のたたずまいを見せている通りだからです。この通りの先に四つ目井戸があります。ちょっと楽しくなって踊り出したくなるのも分かりますね。
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ラインダンス
お土産と言えばどこもみーんな同じ:
そう思っている人は少なくありません。というのはおみやげ屋さんは最終的な小売り商で、その上に問屋があり、製造業者があるからです。言い換えると、どこかで作ったお土産用の商品にその土地のラベルを貼って売られているものは少なくありません。極端な話、ハワイで買ったお土産が日本製であったと言うような笑い話はたくさんあります。しかし、澎湖島のお土産は実にユニークです。そのお店で作っていたり、澎湖島の業者が作っているものばかりだからです。そしてその極め付きは手作りのお土産コーナーです。みんなとわいわいやって作ったところに意義があって、とても人様にお見せしたり、お土産ですよと差し上げられるようなものではないと思いますが、如何です?
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手作り
マングローブの林:
夕べは澎湖島には珍しいほどの大雨だったので、排水の悪いこの辺では低木が水をかぶっているとお思いになりますか? 実はこれらの木は満潮時に海水中にあるマングローブの木なのです。 海水中で枯れないの?と畳み込みたくなりますが枯れることはありません。このマングローブに限らず浜辺の植物は海水に浸かったり、被ったりしても逞しく適応し続けています。
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マングローブ
ガジュマルの大木:
この跨海大橋(クワハイダーチャオ)の手前に位置する通樑(トンリャン)のガジュマルは一本の木と思われます。この木の特徴として気根を伸ばして、空中から水分を補給するだけでなく、地に達すると、それが根となりやがて幹のようになって行くので、どれが元の木か分からなくなってしまうからです。あまりにも巨大なため自らを支えることができないために大きな鉄筋コンクリート製の櫓が組まれて支えています。その為この下では夏の炎天下でも涼しく過ごせます。澎湖にはこの様なガジュマルの大木が幾つかありますが、ここのが一番大きいようです。必見の価値があります。このガジュマルは別名絞め殺しイチジクという恐ろしい名の持ち主です。殺意はないのでその様な名を付けられて迷惑しているかも知れませんが、鳥が運んできたガジュマルの種が大きな木の上に落ち、それが発芽すると気根というひげ根を垂らして、空気中から水分を取り、やがて地に着き、根を土の下に張り伸ばして、地中の本当の根となり、地上の部分が幹となり多くの幹が太さを増して、元々あった樹をいわば窒息させる形で枯死させてしまうからなのだそうです。アップの写真を見ますと、なるほどイチジクの実(実は花)がなっていますね。インドゴムの木に似ていない? そうあれも絞め殺しイチジクの仲間、そうですよ、ベンジャミンも・・・。中国語では容樹といいますが、千昌夫の北国の春がなぜかその容樹下なんですね。訳せばガジュマルの木の下でと言うことになります。意味が全然違うじゃないのと突っ込まないで下さいね。澎湖島にはたくさんの木の種類はありませんが、このガジュマルは結構目にします。それも大きいですよ。
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from DORIGO IMAGE
二崁古厝(アーカンクツオ):
ここは石造りの住居が残る集落です。伝統的な文物を集めた博物館もあります。伝統生活博物館、子供玩具館の参観は事前に予約が必要です。有名な陳家古厝には、勤勉で純朴な精神が今も息づいています。二嵌は小さな部落ですが、古い家並みが残っていまして、政府はそれを保存しています。幾つかは誰も住んでいませんが、それを修復して以前のたたずまいを取り戻しています。新しい近代的な家を造ることも規制されているようです。ちょっと規模は小さいですが、日本の高山市や合掌造りの白川郷のようなものです。珊瑚を使った石壁と赤い素焼きの瓦からなる家並みは、100年ぐらい前にタイムトリップさせてくれますよ。
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二嵌の古い家並み 二嵌の古い家並み
日本が清国と戦った際に日本の戦艦の通行を阻んだ砦:
日清戦争の時にこの砦は日本の艦隊が澎湖諸島に近づくのを阻み、非常に効果的な砦であったようです。漁翁島にあるこの砦は、台湾海峡から澎湖諸島に近づく日本の戦艦に砲弾を雨のように降らしたと記されています。この砦は西に位置していたので西台と呼ばれ、約500メートル離れたところにあるほぼ同じような砦は東台と呼ばれました。入場料が30元必要ですが、東台は無料です。そのエキゾチックな造りのために、中国様式かと思う人もいるかと想像されますが、実は清国がドイツから技師を招聘して作った西洋式の砦だそうです。日本と縁のある建造物です。
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砦
これは無料で拝観出来る東台の砦です:
手前に見えるのが弾薬庫で、後方の建物は兵隊の宿舎です。ここには二台の大砲が置かれ手前からの情報に基づいて砲弾を放ちました。
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東台砦
風車のある風景:
澎湖島と言えば風を抜きにしては語れません。この風は勿論澎湖島を特異なものにしています。恐らく台湾にも幾つか風車による風力発電を行っている所があるでしょうが、採算ベースに乗るところはそれ程多くはないはずです。澎湖島は年間を通して十分な風量がありますし、加えてこの風車は既に澎湖島の観光スポットになっています。自然の中に人工の巨大な建造物ですから、自然破壊だという声が上がったかどうかは知りませんが、出来てしまうと妙に風景にとけ込んでいます。この風の強いところでこれがないのがおかしいと感じるくらいです。恐らく反対などなかったのではないでしょうかね。そして意外なことに風車(それはオランダの風車のようではなく、飛行機のプロペラの如し)はゆっくりと回っています。あまりにゆっくりなので、ちゃんと発電が出来ているのだろうかと心配になるほどです。既に観光コースに組み込まれていて、多くの人がドンキホーテのように、その真下にまで行き大きな風車と決闘を挑みます。 嬉しいことに新しい風車が建設されいっそう迫力が増しました。今まで4台の風車が回っていましたが、新たに4台が付け加えられました。一見の価値がありますよ。その外に火力発電所があり、3本のカラフルな煙突が立っていますが、澎湖島は風力発電が主で、火力は補助的なものになって行くかも知れません。ここに何百もの風力発電施設を作ろうという話もあります。まだまだ風力発電のコストは高いので、量によるコストダウンを考えてのことだと思います。実現は難しいでしょうし、景観の問題もあるかもしれません。海上に作ると言う案も出ています。問題はコストですが、今のところこの風力発電とウィンドサーフィンが風を逆利用するホープです。
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風車
澎湖島の農村も見物です。:
台湾は世界のパソコン工場ですから、ハイテク国家と言っても言い過ぎではありませんが、澎湖島にはまだ牛が現役で鋤を返したり、荷物を運搬しています。ですから時にはこんな風景に出くわすこともままあります。牛が人の命令を聞いて畑を耕す所などにであうと、その感激は一生忘れられないかも知れません。もう文明国で牛とこの様にであえる所などは澎湖島の外にはないと思います。それには理由があって、澎湖島は風が強く、作物を風から守るために、澎湖島の畑はぐるりと珊瑚の石垣で囲まれています。それで一つ一つの畑が小さく、機械化することが出来ないからです。その為に澎湖島では牛と農業が密接な関係を保っているわけです。
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牛
これは肉牛です
澎湖島には牛が放牧されています。これらの牛は農耕用ではなく、肉牛です。100頭位の群れが放牧されていますが、人が近づいても全く意に介せずという感じで草を食べています。澎湖島には美味しい牛肉面のお店がありますが、こんな大自然の中でのびのびと育った牛ですから美味しいんですね。きっと。
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肉牛
七美島:
七美は澎湖の最南端にある島です。七美という名は、ある哀しい伝説に由来しています。明国時代に海賊が(いわゆる和冦と言われた日本の海賊)この島を席巻し、当時7名の女子が屈辱を受けるくらいなら死んだ方がよいと身を井戸に投じたのです。住民は後に井戸を埋めて墓としました。そして、墓の上から7株の香楸樹が出てきたと言います。ここはその7名の婦女を記念し、「七美人塚」と呼ばれるようになりました。島にはいくつもの独特な景観を誇る観光スポットがあり多くの人を引きつけています。
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七美の二つのハート
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