日本語教師の仕事はかなり難しいものです

キンギョ
日本人なら日本語を教えることが出来ますか?: 教えることはかなり難しいです。
  日本語教師の仕事というのは、日本人が海外で何か仕事をしなければならないと言うような時には真っ先に考える仕事かも知れません。とはいえ、 日本語の教師はいざやってみるとそんなに簡単なものではありません。考えても見て下さい。我々の日本語というものは小さいときから日本語環境の中にいて、自然と身に付いたものであって、それを人に教えることなど全く意識してこなかった訳です。対象となるのは違う言葉を母国語としていて、学問として日本語を学ぼうとしている外国人です。彼らの素朴な、又、時には鋭い質問に接して、答えに窮し、遅かれ早かれかなりの知識や技術がいることを思い知らされます。「それは長い間の習慣でそうなったんです。暗記して下さい。」等という答えでは相手が納得せず、又、教師としての信頼性をそう答えるたびに失って行きます。なるほど日本語教師の養成学校やカリキュラムがあることに納得します。日本人であると言うことで日本語教師が出来るかというとそうではないというのがその明らかな答えです。日本語を教えるのは難しいのです。実際に簡単な実験をしてみたいと思いますが、この問題に難なく答えられるなら、あなたは即戦力として日本語教師が出来ると思います。
一、動詞の五段活用、上一段、下一段活用、特別活用動詞について説明できる。
二、勿論、形容詞の活用、形容動詞の活用、助動詞の活用についても教えることが出来る。
三、大きな木と大きい木の区別が出来る。
四、そう言うのってあるでしょ・・・ここで使われている“の”という言葉の品詞は?
五、どういう時に“は“を使い、どういう時に“が“を使うのか。
例えば・・昔々おじいさんとおばあさん( )いました。
おじいさん( )山に芝刈りに行き、おばあさん( )川に洗濯に行きました。
すると、上の方から大きな桃( )どんぶりこどんぶりこと流れてきました。・・・・
当然ですが私たち日本人は正しい答えを入れることが出来ますが、その理由を説明できますか?
六、他動詞と自動詞の違いを説明出来て、・・・・きりがないので止めますが、どうです? 結構大変でしょう!
七、こうしたことをもしあなたが中国語を話せないならば、簡単な日本語を使って説明しなければなりません。少しでも分からない単語を使うと、又そこで質問が生じてしまいます。学生が質問をして、教師が答えるその課程で又、理解出来ない部分が生じて、又質問が来る、それに答える、しかしその答えそのものに理解できないところがあり、それに対して質問するという果てしない循環が生じます。実際には学生達が諦めてしまい、教えられていないという不満を抱きながら授業が継続して行くことになります。日本で多国籍からなる日本語学習者を教えるのには、日本語だけを使って教えるという方法以外ありませんから、この場合、そう言うものだという一種の諦めがあり、不満を抱くことはありませんが、台湾ではそうではないはずです。なぜなら学生は台湾人だけですから、彼らは中国語を使って自分たちの不満を訴えてきます。もし、日本語教師であるあなたが中国語を理解していないのであれば、その不満さえ受けとめることができません。このようなすれ違いの中で教育が成立するとはとても思えません。ですから次のことが関係してきます。
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それに加えて、中国語が話せなければなりません。: 台湾で日本語教師をするのには中国語が必要です。
  普通、日本語教師養成課程では直説法という方法で日本語を教えることを学びます。直説法というのは日本語だけを用いて日本語を教える方法です。多くの国から来た人たちに日本語を教えるのにはそうする以外に方法がないので、その教え方のメリットが強調されて、これが日本語を教える一番良い方法であるなどと言われますが、本当はウソです。そうせざるを得ないからです。実際には日本語教師が英語や他の言葉を媒介語として用いて、そう言う仕方(間接法という)で日本語を教える能力がなかったりするだけのことかも知れません。日本でならばその方法が用いられるのは自然かも知れませんが、台湾であれば、その対象となるのは台湾人だけであって、他の言語を話す人はいない訳ですから、日本語を教える際に、媒介語として中国語を用いるのは最もふさわしいと言えます。実際台湾で日本語を教えるのに、中国語を話せない教師が務まるはずがありません。彼らは、国際的なクラスの中にいるのではないので、教師に中国語で質問をぶつけてきます。教師がそれを理解していなければ、彼らの疑問に答えることが出来るはずがありません。例えば、彼らが「わざわざ」とはどういう意味かと尋ねてきたらどう答えますか?例を挙げながら、こういうのを「わざわざ」と言うというように説明したりしますが、その際中国語で例を挙げるならすぐに分かるのです。例を挙げなくても「わざわざ」とは「特意」の事だと言えばそれで済んでしまうのです。そして「特意」という意味が分かると、「わざわざ」を使った文を作らせると、その意味が良く理解されるのです。どうです? 私たちが日常なんの意識もしないで使っている日本語ですが、外国の人に教えるとなるとかなり難しいでしょう。
  と言う訳で、日本語教師はそんなに簡単な仕事ではありませんが、とても面白い仕事であることだけは確かです。彼らが上達するのを見るのは喜びで、国際親善にも寄与しているかと思うとおろそかに出来ない仕事と言えるかも知れません。彼らは目的がはっきりしているので、すぐに進歩します。それは教師冥利に尽きることです。難しくてもやり続ける力となります。
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阿甘語言中文科は元々日本語を教える学校です: 難しい日本語もこつさえ覚えれば簡単かも知れません。
  もしも台湾で日本語を教える事に興味を持っているなら、当日本語学校でアシスタントの日本語教師をしてみる事が出来ます。当校は元々は日本語を教える学校としてスタートしたのですが、中国語科を併設してからは中国語の比率が高くなり、午前午後の教室を全て中国語科で用いる為に、夜間しか開校していません。それで昼間に中国語を学び、夜間に日本語の見習い教師をする事が出来ます。希望される方はご連絡下さい。当校で中国語を学んでから、台湾本島で日本語を教えている方も何人かおられます。中国語が出来るならば、日本語教師の資格を持っていなくても、日本語の教師の仕事をすることが出来ます。もしも日本語の教え方を学んでいて、中国語が話せるのなら就職の機会はより多くなると思います。

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