語学留学中に仕事ができるの?

二兎を追う者は一兎をも得ず・・・・・は当てはまりませんか? キンギョ
台湾に語学留学して仕事もしたい:
   経費を浮かせるために、或いはより長く留学するために留学先の台湾でもアルバイトや仕事をしたいというのは多くの人の考える所です。しかし台湾では語学留学生が働くことは許されていません。また日本人にとって働ける業種は限られています。違法であるために根本的にできないのですが、そのことを別にしても日本人が働くには給料が安すぎて働く気も起きないのではないかと思います。通訳とか翻訳であれば知的労働なので 日本のアルバイトの時給位は稼げますが、それなりのスキルが必要でしょう。東南アジアから来た学生ならば、違法であることを承知で皿洗いなどの仕事をしていますが、日本人にとって時給300円位では食指が動かないというのが現実です。それよりも日本でしっかりと稼いで、それを台湾で使う方が知恵のあることだと思います。「仕事をしながら語学留学を」等というキャッチフレーズに騙されないで下さい。そう言うことが果たして可能であるとしても、実体は安い給料でこき使われて、肝心の語学の方はさっぱりというようなことになっている人は少なくありません。大体、学習と仕事を両立させるのは本当に難しいこと位すぐに分かるはずなのですが、留学と言う言葉には麻薬のような作用があって、人の思考力を奪ってしまうのかも知れません。留学したって勉強しない限りは上達しませんよ。仕事が提供されたとしても、話せない人が出来る仕事なんてまともなものはないはずです。どうしてみんなそんなキャッチフレーズに引っかかって大切な時間とお金を失っちゃうのか不思議です。眼を純一に保って、語学能力の習得を心がけないと二兎を追うもの一兎も取れずになってしまいます。「仕事をしながら語学留学を」というのは、金銭面のメリットではなく、仕事ビザが提供される為に長期滞在が可能であると言う点でメリットがありました。しかし、ここに来て新たな動きがあります。台湾政府が日本に対して一年間の ワーキングホリデーの導入を要請してきたからです。これは予想もしなかった大きな展開で、今後の台湾と日本の関係にかなりの影響を与えるに違いありません。とはいえ、ここに述べた事はワーキングホリデーにも当てはまるはずです。日本人にとって給与水準が低い台湾で出来る仕事は限られており、そんな安い時給で働くよりは日本で働いて、台湾で使う方がよほど自由で又語学の進歩に繋がるはずです。
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勉強に打ち込むことが何よりの効率的な仕事です:
     逆もまた真実です。日本のお金は価値があり、それを台湾とか東南アジアで使うのは効果的です。例えば台湾人の平均所得は日本人の半分位かも知れません。それでこの所得差を上手く利用して、少ない費用で最大の効果を上げようとするのが現地語学留学と言っても良いかも知れません。例えば日本でネイティブの教師から中国語を学んだら時給5000円位しますね。中国語を話せる留学生は、アルバイトで喫茶店などを利用して中国語を教えますが、そんなのでも時給3000円位取るそうです。当校の授業料は台湾でもとびきり安いのですが、なんと個人レッスンが一時間当たり1000円です。ちなみに台湾の他の語学学校では2000円位です。それで、日本から学ぶためにここ澎湖島に来ていることを考えると、一時間と言う時間を真剣に学ぶなら、5000円−1000円ですから、時給で4000円の仕事をしていることになります。台湾で学ぶ事には、そういう価値があると言うことです。中国語を自分のものにしたいなら、この留学の期間を利用して、集中的に学ぶのが一番です。時間を貴重なものと見なして語学の短期間上達に努力を傾けましょう! 長時間の仕事やアルバイトをしたりしないこと、これが阿甘語言中文科の提案です。
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留学費用を格安に上げる方法:
     仮に半年間の留学を考えているとしましょう。普通の台湾での語学留学は政府により一日2時間、週に10時間の学習を行う事が義務づけられています。現在、台湾の各大学が運営する語学センターでは週に3時間が義務づけられました。一日2〜3時間というとちょっと少ないように感じますが、予習復習もあるので丁度良いという人もいます。しかし、自分に鞭を打って一日の履修を4時間にすれば、留学期間を半分の3ヶ月にする事ができます。同じ考え方で、一日6時間学ぶならば3分の1の2ヶ月にに短縮できます。これにより費用はかなり短縮できます。何しろ6ヶ月の留学が2ヶ月で済む事になり、しかも実力は6ヶ月普通に学んだよりも確実に自分のものになっていると思います。語学はだらだら学ぶよりも、短時間に集中的に学んだ方が確実に自分の身に付きます。一日6時間は大変ですが、そのくらいの思いをしないと自分のものにはなりません。しかも個人レッスンならその進歩は確実です。一見お金が掛かっているようですが、期間が短いので、最も有効に時間とお金を使ったことになります。アルバイトなどしていたら冗長な時間の流れの中で大切なものも流れていってしまいます。結論ですが、一日4時間の個人レッスンは留学期間を半減し、一日6時間学ぶなら3分の1に短縮するのです。時は金なりと言うことわざは誰でも知っていますが、語学留学に関しては良く当てはまります。澎湖島は第一級の観光地ですが、観光にうつつを抜かしたり、仕事やアルバイトなどをしていたら語学の進歩などはとうてい望めないのです。ある人たちは澎湖島の観光シーズンではなく、そうした喧噪も吹き飛ばしてしまう大陸からの風が吹きすさぶ冬の時期に来て、籠もりっきりで学ぼうとしています。こういう姿勢こそ語学学習者に求められるものだと思います。
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個人レッスンの予算のない人:
     予算が厳しくて個人レッスンをする余裕がない人は、アルバイトという安易な手段に走るのではなく、最低の費用で最大の効果を上げようとします。一日2時間のグループレッスンに全身全霊を集中するのです。脇目もふらずに勉強して、空いている時間をとにかく予習復習に差し向けるのです。勉強を浪費と見るのではなく仕事と見なして突出するのです。他の人との学習ですので、そのグループの進歩に影響されますが、自分自身はそのグループの中でダントツの一番になれば良いだけです。よく学ぶと言うことが何よりの効果的なお金の使い方だと言うことです。学校で学ぶ以外の自由時間をフルに活用して一日6時間の個人レッスンを受けている人に負けない位自分で勉強すればいいのです。勉強することがなによりの仕事なのです。勉強すると分からないところが出てきます。その分からない所を学校で教師に尋ねることです。自分で勉強しても分からない所をそのままにしておいてはなりません。問題を解決して、理解を深めて初めて使うことが出来るのです。
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お金を節約したい人・・・外食の勧め:
     仕事やアルバイトができないとなれば、お金を節約するしかありません。節約というと外食を止めて、自炊すると言うことを考えてしまいますが、ここ台湾では自炊の方が却って高くついたりします。と言うより外食産業が盛んで、とても安いのです。材料を買って作る手間暇を考えると、外食は絶対にお得です。そしてこの外食を上手に利用すると経済的です。例えばご飯だけでも買うことができます。玄米や五穀米の炊きあがったものも買うことができます。これを買ってきてビニールかタッパに入れて冷凍して、それをレンジで解凍したりすれば、後は自由自在です。色々な総菜も手に入ります。上手に外食を利用する事は他の人の仕事で自分の時間とお金を節約する事になるのです。
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お金を節約したい人・・・相部屋の勧め:
     確かに個室の方が自由で良いかも知れませんが、相部屋もなかなか良いようです。個室を相部屋にするだけで月に1万5千円の仕事をした事になります。それに相部屋になった人はとても助け合ったり、一緒にご飯を食べに出たりして、異国の地での頼もしい相棒になるようです。それぞれの故郷に帰っても連絡を取り合ったりしている人も少なくありません。中国語の勉強に来ているわけですから、ひたすら勉強していると、たまには良い話し相手が欲しいかも知れません。相部屋はそんな人にうってつけです。
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見えない費用・・・安全:
     平和ボケしている日本人に対して、水と安全はタダだと思っているなどと表現したりしますが、最近はペットボトルの水を買う人が増えてきましたから、水にはお金を払うようになりました。しかし安全はそれが損なわれた時に初めて莫大な費用がかかるので、普段はこの費用を計算することはないかも知れません。財布をすられたりするなら、その財布の中の全財産はもとより、カードなども失います。それらを再発行する時間も馬鹿になりません。犯罪に巻き込まれて、怪我をしたり、時には命の関わることもあり、お金で済むことではなくなってしまいます。安全を失うことは大きな費用がかかることが分かります。私が澎湖島を選んだ理由はここが世界一安全な所だと言うことです。台湾は親日的な国です。また、ここは島なので、ここに入る手段、出る方法は船か飛行機しかないのでそれらは全てパスポートや身分証で管理されるものですから、泥棒などの犯罪者が入りにくくなっているのです。安全というのはあまり費用として考えられていないかも知れませんが、塀を巡らしたりセコムと契約したりと実際には 費用のかかるものなのです。澎湖島は安全です。これは何よりの経費の節減です。安全は価値のある仕事と言える由縁です。
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それで私は基本的には台湾で仕事をしながら、語学留学することには(1)仕事を見つけるのが容易ではない。(2)仕事をしながら語学の上達を望むのには無理がある。と言う考えを持っていますが、それを克服しようとする努力については応援したいと思っています。
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澎湖島で合法的に仕事(アルバイト)するには:ここからは澎湖島または台湾で仕事を始める事についての情報です。
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     間違いなくこれから澎湖島は大きな発展を遂げようとしています。ビジネスチャンスがあると考える人は少なくありません。しかし、澎湖島はパイが小さいために台北や高雄などと違って、日本人が仕事をするのはあまりに小さいと言わざるを得ません。しかし出来ない訳ではありません。以下時間を見つけて、澎湖島でどうすれば合法的に起業できるかをお伝えして行きたいと思います。この点に関しては実際わたしが台湾で語学学校を設立できたことから、他の業種でも可能な事を示唆しています。ちなみにわたしの妻も日本人です。片割れが台湾人であれば居留も仕事もそれほど難しくありませんが、そうではなかったので比較的認可が下りやすいようにと日本語の学校を開きました。他にも可能な業種としては、 日本料理のレストラン や貿易関係、また大規模な投資が必要かも知れませんが、観光産業などであれば、仕事(労働)ビザが得られるかも知れません。サーフショップを開こうとした日本人がいましたが、結局開いたのは日本人ではなくオーストラリア人でした。ココで仕事をしようと思ったら最後まで諦めずにやることです。サーフショップが二つあっても経費さえ無駄に掛けなければ、仕事として成り立ったはずです。台湾は国際的な通商の規約を批准しており、求められていることをクリヤーするなら、申請者のその申請を拒んで仕事(労働)ビザを発行しないと言う事はできないようです。認可を受けられそうな仕事に投資する事は、台湾で仕事する上で可能性を広げて行く方法です。澎湖島で第二の人生を過ごしてみませんか? 喜んでお手伝い致します。詳細に関してお知りになりたい方は、このメールをご利用になりお尋ね下さい。
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台湾本島でなら仕事やアルバイトの選択肢はかなり広がります:
     貿易や料理関係やその他の仕事もきちんとした事業計画や資金があれば、法律に基づいて申請すれば起業することが出来るでしょう。自分で投資しなくても、日本で就職して、台湾に派遣されるというのは最も理想的ですし、それには待遇面で劣るとしても、日系の会社にのは現地採用で勤める事が出来るかも知れません。又、日本と関係のある会社に日本部門担当として採用される事もありえます。そのように正当な居留資格を持っているならば、 翻訳の仕事なども不定期ではあっても舞い込んできます。あくまでも別に居留資格がある場合に、そうしたアルバイト的な仕事があるという程度に考えていた方がよいと思います。つまり翻訳の仕事で居留資格を満たすのは多分現実的に不可能だと思います。翻訳会社の規模は大抵それほど大きなものではなく、外国人を雇うという面倒な仕事は引き受けないと思われるからです。(実際に日本人を雇い入れるのは非常に面倒です。)もしそのような就職があるとすれば、大学の中国語学科を卒業して、新卒の際に可能かも知れませんが、ややこしいことに台湾で外国人が職を得る為には少なくとも一年以上の仕事の経験が必要なので、新卒者は就職出来ないことになります。そう言う訳でどうしてもアルバイト的な仕事になります。そして言語方面に於いて、台湾人の方が遙かに日本人より優れているので、日本人が翻訳・通訳方面で働ける機会はかなり限られています。それで翻訳よりも 日本語教師の仕事を考える方が現実的です。
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台湾本島でなら日本語教師の仕事があるかも知れません:
     一時程のブームではないとはいえ、日本語は台湾人にとって英語に次ぐ外国語で、高校でも日本語を教えています。大都会には英語と日本語を教える語学学校が林立しています。ただ、そこで職を得るのはかなりの競争を勝ち抜かなければならないということも覚悟しなければなりません。以前は日本人であれば日本語教師として採用される確率も高かったのですが、今は台湾に滞在する日本人が多くなり、その職を奪い合う様な状況ですので、奪い取ることの出来る力とか、コネとか、タイミングが必要となってきます。中国語が出来ると言う事は職を得る上で大きな要素である事は間違いありません。又、ある方が大手語学学校の面接を受けていたときに、面接官が電話で呼び出され席を外した時に、手持ちぶさたに目の前にある書類に目を落とすと、な、なんと容姿という欄があったそうです。そこになんと書かれていたか聞き忘れましたが、彼女は不採用でした。容姿も採用基準なのかも知れません。しかし、台湾での就職の条件は第一に大学卒であることです。どんなに中国語が出来ても、大学を出ていないと相手にされません。可能ならば若くて美人であることです。でも最近当校出身のおじさんが台北で日本語教師の職を得ましたから、タイミングさえ合えばおじさんでも可能性はあります。それで大切なのがグッドタイミングという事です。欠員が生じた時に、もしかすると就職が可能になるかも知れません。
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31歳以下であればワーキングホリデーが台湾での仕事を可能にするかも知れません:
   この日本語学校の先生は別として、日本人が台湾で職を得るのはかなり難しいと言うのが現実です。この点で画期的なのは2009年6月1日からワーキングホリデーが導入されたという事です。これにより、今まではどうしても日本人でなければだめという仕事以外は、たとえ台湾の会社があなたを必要としていたとしても、外交部が工作証を発行することはありませんでした。この制度の導入によりそうした壁が取り壊されました。30歳以下の人に限り、見聞を広める機会を与えるという意味で、職業選択の幅を広げると言う建前の下に、風俗関係を除くどんな職種でも雇用主との契約が成立するなら台湾で働くことを認めようという制度です。勘違いしてはならぬ事は、だからといって言葉の話せない日本人が台湾で仕事を得られるかというとそう言う可能性はほとんどないという現実があります。どの様な条件かは職種や雇用主との契約で決まってきますが、給与水準の低い台湾では日本人が働ける職種は非常に限られるのが予想されます。台湾の人が普通に行っている仕事を日本人に開放するメリットはありませんから、日本人にしかできないような仕事が回ってくると思いますが、そんなには多くないはずです。しかし、当校に中国語の勉強に来ている学生で、日本語教師のアルバイトをしてみたいという方に対しては、その中国語の能力と日本語を教える能力を考慮してアルバイトを提供できるかも知れません。ノービザや観光ビザで来られた方は、台湾の法律により仕事ができませんが、ワーキングビザは就労ビザなので仕事をする事ができます。それでワーキングビザを取って当校で中国語を学ぶ方には、能力があれば日本語教師の仕事を提供いたします。ご相談下さい。
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人力銀行を利用して仕事を探すのも良い方法です:
     もし貴方が幾らか中国語が出来るなら、インターネットで台湾ヤフーを開き、「人力銀行」と入力して捜せば沢山の人材銀行が見つかります。1111人力銀行とか、台北人力銀行とか104人力銀行等です。例えば 104人力銀行を開いて、そこにある必要事項の中から該当するものを選択すれば、沢山の仕事を見つけることが出来るでしょう。関鍵字とはキーワードのことで、日系企業とか日語老師、貿易、日本料理、日文等を記入することが出来ると思います。会員になるには台湾の居留証が必要ですが、パスポートナンバーでも可能ですので、試してみて下さい。わたしもかつて台中にいた時に50社くらいに履歴書を送った事があり、数社から面接するという返事を貰いました。結局自分で澎湖島で仕事を始めたので、アルバイト的な仕事しかしなかったのですが、そのようにすれば仕事を見つけることは可能です。以前はその企業が日本人の人材を求めていても、なかなか労働許可が下りずにご破算になることが多かったのですが、これからワーキングホリデーの関係で仕事(労働)ビザの取得が容易になるに違いありません。下手な鉄砲数打てば当たると言う言葉はまさに真実で、今はパソコンを駆使すれば履歴書の100通位簡単に作れますので、やってみて下さい。内容は全部同じで、会社名だけを変えるだけですからね。呉々も宛先と中身をまちがえないように・・・!
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現地にいるなら新聞の求人広告を利用することが出来ます:
     もし貴方が台湾におられるなら、新聞を沢山買ってきて、日本人が働ける仕事があるかどうか捜すことです。貿易や日本語学校またIT関係その他自分の技能を発揮出来る分野があるかどうか捜すのです。幾つか見つけたなら上記と同じ方法で、片っ端から履歴書を送りまくるのです。その新聞から見つけた情報は切り抜いてノートに貼っておき、そこに手紙を出した日付とか返事が来た日にちなどを記入して整理しておくことは言うまでもありません。そうしないと大量の情報をうまく処理出来なくなってしまいます。このように努力するならば必ずふさわしい仕事を見つけることが出来ます。その為には中国語がある程度出来なければならないでしょう。中国語が出来ない人に仕事をして貰う訳には行かないからです。そして仕事を見つけるためには、現地にいることが有利であることは間違いありません。情報を探して、すぐその情報に反応出来るからです。それで、中国語を学ぶために、また現地にある情報をうまく利用するためにも阿甘語言中文科にて中国語を学ぶのは如何ですか? 仕事には相手がいることですから、100%の保証は出来ませんが、仕事を探すお手伝いは出来るかも知れません。
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いっそのこと自分で起業してみるのは如何ですか?:
     実は私も幾つかの仕事や可能性を試して結果として自分で開業しました。調理師の免許があり、料理を作るのは得意でしたから、真っ先に考えたのは日本料理の店でした。有限会社を設立する必要があり、最低50万元の資金が必要です。株式会社にするなら100万元が必要ですが、その必要は感じませんでした。有限会社を設立する際に会計士の助けを得る必要があります。最低5万位かかるでしょう。そしてその他にも色々な雑費がかかりますので、会社設立の資本金50万元に加えて20万元位は最低掛かってしまうでしょう。計画が悪いと砂漠に水が吸い込んで行くかのようにお金が消えてしまいますから、まずしっかりとした計画や知識が不可欠です。これらは大学の語学中心で中国語を学んでいた時に、あらゆる情報を引っ張り出して調べました。その50万が会社設立申請時に残っていたとしても、いざ日本料理の店を開業するとなると、設備投資とまではいえないにしても、店の装飾や料理器具、また皿などの調度品を揃えると営業資金が残るかどうかと言うところです。そう言う事で、結局、もう一つの道を選択しました。それが日本語学校であったわけです。
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学校を選んだ理由は日本料理の店を選ばなかった理由と同じです:つまり、資本の投下が最低限ですむと言うことです。
     日本語学校なら、極端な話、机と椅子があれば開校することが出来ます。辞める時も仕入れや売掛金などの問題もないので、損失も少なく済むからでした。教員の資格がありましたので、学校設立に有利に働くかと考えましたが、それは一切関係ないことが分かりました。まず、語学学校を設立するために教育部の指導の元で手続きを開始しました。本来は会計士をパートナーにして、彼らと協力しながら、或いは全面的に依存して設立を進めるのですが、澎湖島では今まで外国人による起業はなかったので、会計士が殆ど役に立たないことが分かりました。自分で資料を集めて検討していたので、わたしの方が会計士より知っているので依頼することが出来なかったのです。それでいつも教育局に行き指導を仰ぎました。彼らも初めてのことだったので、高雄の教育局にお伺いを立てていたようです。そうしたパイオニアの苦労をしなければなりませんでしたが、唯一救いだったのは、教育局の人たちの人当たりが優しくて、彼らはいつも学校の設立を助けるという感じで接してくれました。聞き取れない言葉が沢山あったので、行き違いが多く、いつも訂正を求められましたから、お役所仕事のように威圧的にされていたなら潰れていたかも知れません。
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以下の情報は日本語学校設立の時の手続きです:あまりに個人的過ぎて役に立たないかも知れません
     しかし、台湾で起業することの難しさやポイントなどは参考にして頂けるかも知れません。自分の備忘録としても記録しておこうかと思います。まず、必要であったのはふさわしい建物です。学校などのように大勢の人が出入りするところは消防法により厳しく規制を受けています。入り口と出口がなければならないこと、避難設備を用意すること、果ては照明に至るまで基準を満たす必要があります。また、地目の変更も必要でした、商業地区で学校を開くには地目を変更しなければなりません。消防法の基準を満たしている事の証明と、地目の変更は建築士を通して行いました。このことでは2万元の費用がかかりました。とりわけ苦労したのは、学校の設立基準に適い、且つ違法建築でないことです。台湾の人たちは税金を算定する家屋調査が終わるとすぐに建て増しを始めます。折角良い物件を見付けたのに、建築士が確認に行くと違法建築であることが分かり、別の物件を探さなくてはなりません。避難の通路が取りやすく文教地区にある違法建築でない建物を探すのは至難の業でした。それでやむなく商業地区で見いだしたのでした。学校の所在地が決定してから教育局の指導の元に設立の準備をするわけですが、学校設立に関する山程の書類を提出しました。約2ヶ月間で学校設立の許可がおりましたが、待つ身としてその期間の長かったことと言ったらありはしませんでした。でも結果から見ると、何もないところから僅か2ヶ月で学校が出来てしまったと言うことも出来ます。割と順調だったのかも知れません。
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政府公認の学校が出来て、次は私の仕事ビザを申請する作業です:えっ!と思うようなことがありました。
     私がいわば経営者なのに私が学校から招聘されて日本語教師になると言う形式だったからです。しかし、申請してから2週間位で許可がおりました。一年の労働ビザを申請したので、これから一年働くことが出来ます。今は三年の労働ビザを申請して下りていますので、その時3年を申請していれば3年の労働ビザが下りたかも知れません。当時は一年働いて、帰国する予定でしたので、それで良かったのです。今度は私の妻の居留証の作成です。私の労働ビザが下りると、今度はその夫の居留証を条件として、妻が居留出来る権利が発生します。彼女の居留証には「依親・夫」と記されています。夫が居留証を持っているので妻も居留出来ると言うことです。夫婦であることの証明なども求められて、戸籍謄本を取り寄せて婚姻関係を証明して認められました。偽装結婚などが多いためにとんだとばっちりでした。
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何故か設立に必要なお金については調査がありませんでした:
     もしかすると台湾政府も外国人が文教関係の学校を設立することを想定していなかったのかも知れません。教育局に何度も設立に必要な金額を尋ねますと30万元だと答えて、それでもしつこく尋ねたためか、印刷物を渡してくれました。それによると補習班の内容により10万元から50万元となっていて、語学学校の場合は30万元と言うことでした。台湾人がこうした教室を開く時の設立準備金と言うことです。それで、残高証明書などもとっておいたのですが、これについては一度も書類を提出することがありませんでした。稽古事に属するものは殆ど10万元でした。生け花とか料理教室ですと10万元の残高証明で学校設立が可能かも知れません。これは教育局の指導の元に開校して行くことが出来るのですが、生け花や日本料理の学校でどの位生徒が来るかと言うことでしょうね。日本語を教えることを含めると30万元になります。
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いかにして宣伝するかと言うことも起業の重要なポイントです:
     日本でならば、新規開店というと新聞の折り込みチラシが効果的で、景品を配ったり特別な割引をしたりします。大きな会社ならテレビ広告や立て看板、又アドバルーンなどもあげるかも知れません。言わずもがな、私の所は小規模経営ですから後者の方法は全て×で、チラシに絞りました。しかし、台湾は日本のように新聞を宅配するという仕組みがなくて、7−11などでのスタンド売りなので、折り込みチラシというのが出来ないのです。ならば、自分でやるより仕方ありません。と言うことで一大決心し、自分でカラー印刷して、市内の全ての家に配ることにしました。デザインと言ってもパソコンがあるから簡単です。凝ったのを作ろうとしてインクのことなど考えないで始めるわけですが、すぐに色数を落とし、又平均的に使い終わるようにする必要に気が付きました。最初はA4で始めましたが、印刷費に負けて、図面を4分の1にしてA6サイズに落ち着きました。それで開校時は珍しいと言うこともあって何とか生徒を確保できましたが、一人減り二人減りして、のっぴきならぬ状態になりました。ここでの日本語を習う動機は、カラオケくらいのもので、ある人はあいうえおを習うとやめてしまうのです。それで、定期的に新しい班を開いて行かないとじり貧になると言うことを経験しました。今は、中国語の比率が高いので日本語科は申し訳程度ですが、地方新聞に連続2週間くらい広告を載せることで、新しい班を開くくらいの人数が集まると言うことが分かります。最近気が付いたのは土地の人が最も有効な手段として用いているのは有線テレビの番組にテロップとして広告を流すことです。台湾の殆どの家庭が100局くらいある有線テレビを見ていて、その全ての番組にこのテロップが流れるのです。料金は一日1000元で、有線テレビの8局の番組放映中の上面にテロップが流れます。一週間続けると8掛けになるので5600元です。今度機会があったら一度テレビで広告を打ってみたいものだと思います。開校にこぎ着けたとしても、学校を継続して運営して行くのは容易ではないと言うことですね。
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この宣伝力の違いをまざまざと見せつけられました:
     と言うのは、最近澎湖島のある補習班から電話が掛かってきて、うちの学校内で日本語を教えないかと言うお誘いでした。台湾にお世話になっている以上、どんな話なのかを聞かないで断るわけに行きません。それで、招かれるままにその補習班に行きました。彼は5階からなる補習班を案内してくれて、自分のこの補習班には1000人の生徒がいると言うのです。1000人ですか?耳を疑いました。話8割にしても800人はいるようです。或いは本当に1000人かも知れませんが・・。それにしても大変な人数です。おそらく澎湖島の大学を除くどの学校よりも多いかも知れません。彼が言うには当校なら日本語を学ぶ学生を60〜70人くらいは集めることが出来るというのです。30人くらいの班に分けて教えて貰えないかというのです。当校に留学する人の中で、日本語教師をすると言う目的を持って中国語を学んでいる人が多いので、そうした人の為に大クラスを教える経験を積んで貰えるかも知れないなと思いました。阿甘語言日文科では一クラス5〜6人ですから、こういう大教室での授業というのは興味があります。居留証も仕事ビザもあるので、同じ関連の仕事をアルバイト的に出来るかどうかがクリアーされるならやってみようかなと思っています。それにしても、専門の学校でそんな大クラスを開班できないのに、受験生を教える予備校でいとも簡単に二つも大クラスを開いてしまうなんて、正にキャリアやノウハウ、とりわけ資本の違いを見せつけられる思いです。
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しかしこの方法は違法であると指摘されました:
     2010年の1月に居留証の期限を迎えましたので、更新の手続きをしました。これがなかなか大変で提出しなくてはならない書類が沢山あります。例えば、私の場合ですと12の書類を備えなくてはなりません。様式は政府の所定のサイトからダウンロードできます。提出するべき書類は次の通りです。
1,補習班が外国人を雇い入れる為の申請書
2,申請に関わる費用の収入印紙を買った事の証明書
3,雇い入れた外国人の名簿
4,雇い入れる外国人のパスポートの写し
5,雇い入れる外国人の学歴証明書(大学の卒業証書)のコピー
6,本人と補習班の契約書
7,健康診断書
8,補習班が政府の許可を受けている証明書のコピー
9,補習班の責任者の身分証のコピー
10,各教室の毎週の授業計画書
11,補習班で働いている外国人教師の名簿
12,納税証明書
これらの書類を労工委員会に送り審査を待つ訳ですが、それで労働許可証が交付されると、今度はその労働許可証を持って地元の移民署に行き居留証の発行を受けるわけです。私の妻は、私の居留証を根拠に居留許可がおりますので、まず私の居留証の発行を待ってそれから手続きがなされます。ふー大変。いつもこの時は緊張します。もしかすると台湾にとどまれないかも知れないという不安が横切る瞬間があり、ブルーです。前振りが長くなりましたが、この手続きの際に、他の補習班で働くのは違法であることが指摘されたのでした。申請書を提出して許可をもらえるならば可能なようですが、翻訳の仕事も、県政府が行う老人大学での日本語教室も違法と言われてしまいました。外国で仕事するのは大変なんですね。
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