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★曽根綾子『敬友録 「いい人」をやめると楽になる』(称伝社 1999年)
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【内容メモ】人はみな、あるがままでいい。いい人をやめると楽になる。平凡の偉大さ、人がしなくてもするが品位、与える幸せ…と作者の思う人生の真実を綴る。今までの作品の中から関係部分を抜粋したもの。
【コメント】印象派は光が本来描けないものだから濃い陰を描いた…この作者の言葉には感じる部分がある。人の善意・幸福は、確かに悪意や不幸を知ることによって深く理解できるように思う。この本では、人間…つまるところ自分が不完全であること、人から何かを受けること自体が幸いであること…反面教師としても…ということを説いている。また、自分を教育するのは学校でも制度でも社会でもなく、まずは社会とも説く。戦争責任の問題など、私としては個々には頷けない部分もあるのだけれど、そのような人としての心構えとしては多く感じるところがあった。何が危険かと言えば、確かに自分が完全に正しいと思うことだと確かに思う。ナチスドイツにしても、戦前日本にしても、それが正しいと思いこんで行った故に、人々は熱心で、つまるところ一層の不幸があったと思うから。

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