子どもたちを集中させるテクニック

ver 1.0(99.8.11〜)

 ここでは、子どもたちをいかに集中させるか、ということに重点を置き、そのために必要なポイントについてお教えしましょう。(と言ってもたかだか4年ぽっちの経験論でしかないんですけど…)

《子どもたちを「集中」させるには…》

 子どもたちをいかに「集中」させるというのは、なかなか難しいことです。でも、ちょっとした「ポイント」を押さえると、子どもたちの反応はぐっと良くなります。そのポイントとは、ずばり、“話し方のテクニック(技)”なのです。例えば、「あの人が話をするときは、子どもたちがよく聞いているな…」という人はいませんか?そういう人たちは、きっとその人なりの「技」をもっているはずです。その「技」がどのようなものであるのか客観的に分析してみましょう。

  1.「集中」を妨げるもの

 「子どもたちを集中させる話し方」なのに、なぜいきなり“「集中」を妨げるもの”というテーマについて考えるのかというと、子どもたちを話に集中させるためには、何と言っても、子どもたちを飽きさせないことが重要なのです。「そんなの当たり前だ〜」と思うかもしれませんが、これが意外と難しいことなんです。誰しも1度くらいは「退屈な話だな〜」とか、「いいかげんに終わらないかな……」と感じたことがあるでしょう。ましてや子どもたちは、とても飽きっぽいことこの上ありません。一旦話を聞くのに飽きてしまうと、二度とその話に集中してくれなくなってしまうでしょう。

 なぜそのようなことになってしまうのでしょうか。そのような話し方には、きっと「集中」を妨げる何らかの要素があったはずです。いくつかの例をあげてみましょう。

1.

話し方が一本調子でメリハリがなく、集中力が持続しない。

2.

話し言葉が難解で、訳がわからない。

3.

同じことをクドクドいうので、飽きてしまう。

4.

話の内容があっちこっちに飛んで、話の趣旨が見えない。

5.

あまりにも高圧的で聞いてて嫌気がする

6.

声が聞き取りづらく、何を話しているのか分からない。

7.

聞く体勢が悪い。

8.

指示の内容が不十分

 こうしてみると、子どもたちが集中できない原因が話し方にあることがわかってきました。このような話し方を「反面教師」にすることで、子どもたちを「集中」させることのできる、“話し方の「技」”が見えてくるでしょう。

 良くない話し方の例がわかったところで、今度は具体的にどう改善すれば子どもたちが集中してくれるのか、という点についてみていきましょう。

  2.子どもたちを「集中」させるには…

1.話し方が一本調子でメリハリがなく、集中力が持続しない。

 

・声に抑揚をつける

 

・話しに間(ま)をつくる

 

・身振りをつける

2.言葉が難解

 

・子どもにわかりやすい言葉を使う

 

 

(ただ単純に簡単な言葉に置き換えるのではなく、「(1面を)クリアする」とか、「(なんとかを)ゲットする」など、ゲーム・テレビなどで子どもに馴染みの深い言葉を使うよう心がける)

3.同じことをクドクドいうので、飽きてしまう。

4.話の内容があっちこっちに飛んで、話の趣旨が見えない。

 

・事前に話す内容を考え、強調したいポイントなどを整理してから話す

 

・話の途中で質問が出たときに、本当にその質問に答える必要があるかどうかとっさに考える(これが難しい!)

5.あまりにも高圧的で聞いてて嫌気がする

 

・安心感を持たれる表情・語調を心がける

 

 

(恐い話し方は緊張を生み、その緊張が長く続くと、「早く終わってほしい」という気持ちになってしまう)

6.声が聞き取りづらく、何を話しているのか分からない。

 

・その場に応じた声の調子で、時にはマイクなども活用しましょう。

7.聞く体勢が悪い。

 

・聞き手が楽な姿勢をとれるように

 

 

(しゃがんだ体勢だと長時間話を聞くのは非常に疲れる!)

 

・「暑い」「寒い」「まぶしい」「周りの環境(道路端でうるさい、横で楽しそうに遊んでいる子がいる、etc)」を考えて…。

8.指示の内容が不十分

 

・子どもたちが、具体的に何をどうすれば良いのかを、具体的な情報として示してあげる。

 

 

(子どもたちを並ばせるときの例…「どこの場所に並ぶか」「どういう並び順か」「何列か」「並び終わったらどうすればよいか」などなど)

と、このようなことを意識しつつ、あとは「臨機応変」にやることが大切です。その為には、結局ある程度場数を踏んでいかないと、いきなり最初からうまくいく、ということはありません。でも、話し方の上手な人を見ては、「あの質問はこう返した」とか、「こういう前振りを言うといいのか…」などと一つ一つ分析し、技を分析し、自分で実際に試してみて、反省して身につけるものだと思います。

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