大相撲・私の意見

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今の相撲はレベルが低い?

「最近の相撲は攻防が少なく、すぐ前に落ち、あっさり勝負が着くことが多い。 見ていて面白くない。相撲のレベル低下を表している」という話を近頃よく耳にする。 「攻防が少なくあっさり勝負が着く、見ていて面白くない」という点はもっともだと思うが、 果たしてそれが相撲のレベル低下によるものなのだろうか? (ここでは、レベルとは、強さのレベルのことを意味しているものとして話を進める)

似たような例がある。テニスやバレーボールでは、男子は女子に比べてラリーが続かず、 見ていて面白くないと言われることがある。サーブやショット、スパイクが強烈なので、 すぐにラリーが途切れてしまうからである。つまり、 「攻防が少なくあっさり勝負が着く」のである。 これは今相撲で言われていることと同じではないか。違うのは、 その理由がテニスやバレーでは「レベルが高いから」となるのだが、 相撲の場合には「レベルが低いから」となることである。 「攻防が少なくあっさり勝負が着くのは相撲のレベルが低いからだ」という論理は、 「男子のテニスやバレーで攻防が少なくあっさり勝負が着くのは、 女子のそれらよりレベルが低いからだ」という論理と同じである。 この論理がおかしいことは一目瞭然であろう。

「攻防が少なくあっさり勝負が着く」相撲が増えたのは、 むしろ相撲のレベルが上がったからと考えられる。 多くの力士にとって理想的な勝ち方とは、攻防の応酬の末に勝つことではなく、 立ち合いから相手に何もさせずに一気に圧倒することである。 それを追求してレベルアップしてきたために今のような状態になったといえる。 その勝ち方を目指すためには、大きい体とパワーを身につけ、 多少粗くとも突き押し主体で攻めるのが有効で、 それは二横綱一大関を生んだハワイ出身力士達が良く証明している。 大きい体とパワーを生かした突き押し相撲は、 慣性が大きく相手と体が離れているのでいなされて前に落ちやすくなるが、 結果的に勝つ確率の方が高く、 したがってそのような力士が番付上位に来ているのである。 番付が下の方には小柄で俊敏かつ面白い技を持っている力士もいるが、 相撲の強さのレベルが低いために上位に上がって来られないのだ。

攻防のある面白い相撲はファンの誰もが望むことであるが、 それはより強いレベルを望む力士達が進む方向とは異なるようだ。 このような傾向は他のスポーツでもあり、 特に興行であるプロスポーツにとってはなかなか難しい問題である。

(2000年8月)

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外国人力士制限はやむを得ない

 協会が外国人力士の受け入れを自粛するようになって久しい(もっとも,在日朝鮮・ 韓国人は外国人に含めないようであるが)。幕下にいるブラジル出身力士にまだ多少の可能性があるが、 このままでは新たな外国人関取の誕生は難しいだろう。

 自粛は国際化の時代に逆行するものとして批判するむきもあるが、外国人締め出しの判断は賢明である。 もしこのまま無制限に外国人を受け入れていたらどうなっていたか?

 今の大相撲の状況をみてもわかるだろう。 一つの国の一つの州でしかない島でアメフトやバスケをやっていた連中を何人か連れてきて相撲をやらせてみたら、 あっという間に一横綱・二大関の誕生である。日本人といえば、 名横綱・名大関の血を受け継ぐ兄弟を小さい頃からエリート教育して、 やっと横綱・大関であるというのに。 放っておけば日本人力士が駆逐されてしまうのは火を見るより明らかである。

 私は単に国粋主義の観点から言っているだけではない (髪形ひとつにも伝統を守る大相撲は国粋主義を徹底してもしかるべきだとも思うが)。 ハワイ勢のような力士が増えると、相撲がとてもつまらなくなる。 彼等は全員判で押したように体の大きさと力だけで相撲をとる。 これでは相撲が単なる体格比べ・力比べになってしまい、非常に興味をそぐ。 例えば、曙は未だに「四股をしっかり踏め」などと言われている。 仮にも最高峰を究めた横綱がである。小錦はろくに腰も下ろせなかった。 逆に言えば、そのような基礎もできてない力士にかなわない日本人力士のほうが情けないのだが。

 一方、外国人力士でもモンゴル勢の方はどうだろう。彼等は特に日本人に比較して大きいわけではない。 むしろ小さい方である。 相撲も技能派だったり正統派であったり、 ハワイ勢と比較すると格段に観ていて退屈しない相撲である。 モンゴル出身者は受け入れを続けてもいいかもしれない。 しかし、ホームシックで帰国しなかった三人のうち既に二人までが幕に上がっている。 日本人で幕に上がれるのは大体三十人に一人だというのに。彼等がモンゴル相撲の経験があることを差し引いても、 この対比はすごい。 もしかすると、日本生まれのスポーツでありながら、 相撲は日本人には向いていないものなのかもしれない。

(1998年1月)

安治川部屋に、シルム出身の韓国人が入門した。久々に外国人力士が誕生する。 数年間の自粛により外国人に上位を独占される懸念が薄れ、 また話題性のある力士が欲しいということが今回の入門につながったであろう (協会の態度もかなり勝手ではある)。

シルム出身ならば、興味深い相撲がみられることが期待できて大いに歓迎である。 もっと連れてきてもいいだろう。ハワイに対しては門戸を閉じたままでいてほしいが。

(追記・1998年7月)

最近、韓国やモンゴルからの入門者が相次いでいる。一方、 ハワイからの入門者は途絶えている。 偶然そうなっているのか相撲協会が意識的に行っているのかは知る由もないが、 結果的に私の意見通りになっており喜ばしい。

(追記・1999年7月)

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二子山部屋は偉い

 どうも二子山部屋が嫌いだという人達の考えはわからない。 力士個人としては人気者が揃っているのに、部屋全体としてはアンチな意見をきくことが多い。 理由としていくつか考えられるが、いずれも説得力に欠けるものばかりだ。

 まず、旧二子山部屋と旧藤島部屋の合併が問題であるという人がいる。しかし、 現在幕内にいる二子山部屋の力士は、全員旧藤島部屋出身である。合併しようがしまいが、現状は同じである。 全く取るに足りない理由というしかない。

 次に、二子山の力士が上位を占めており、お互いの対戦がないために有利で不公平だという意見がある。 しかし、何も二子山だけにそのような特権が認められているのではない。 それがずるいというのならば、他の部屋も上位力士を輩出すればよいだろう。 現に武蔵丸も武双山や出島と対戦しないで済んでいるではないか。 平等条件における勝者に対して異議を唱えるのは単なる妬みである。

 さらに、二子山部屋は偉いということを主張したい。 大相撲は、部屋制度を土台としており、一から力士を育てることを基本としている。 武蔵川部屋のように、手っ取り早く関取を作るために有力な学生相撲の選手をスカウトしたり、 体とパワーのみの外国人に頼ったりするのは邪道である。それと比べ、二子山部屋勢は全員叩き上げであり、 きわめて弟子の養成手腕が優れているとしかいいようがない。もし二子山の力士がいなかったら、 現在の大相撲は学生出身力士と外国人に上位を独占され、 力士養成能力の低能ぶりを露呈していたことだろう。 まさに二子山部屋は大相撲の伝統を孤軍奮闘して守っているのである。 アンチ二子山部屋の方々はそのあたりを考えたことがあるのだろうか。

(1998年1月)

若乃花が横綱に昇進してから、部屋別総当たり制の不公平議論をぶつ人が多い。 それほど公平さを追求したいのならば、次のような不公平も解決しなければならない。

まず第一に、幕内の上位と下位とでの対戦相手の異常な不公平さである。 これで同じ一勝をカウントするのだから、不公平なこと夥しい。 幕内定員を16人にしてリーグ戦を行わない限りこの不公平は解消されない。 優勝決定戦を始める以前の、相星の場合は番付上位の者が優勝というきまりは、至極当然であった。

第二は、格闘技でありながら体重が無差別であることで、小さい者にはとても不公平である。 なにせ、平均で160キロ近くの体重がないと関取がつとまらないのだから。 下でも述べているように、もはや「小能く大を制す」などは存在していない。

果たして、完全に公平を求めることが、今の大相撲より面白くなることにつながるのだろうか。

(追記・1998年7月)

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今の大相撲に「小能く大を制す」は存在しない

 よく、「小能く大を制す」が相撲の醍醐味だと言われる。舞の海や若乃花が、 小錦や曙を転がすのを観るのは確かに痛快である。しかし、これは「小能く大を制す」なのだろうか? あれだけ小さくみえる舞の海でも、百キロの体重があり、若乃花は百三十キロを超えている。 三桁の体重をもつ者は果たして「小」と言えるのか?

 例えば、同じ日本生まれの格闘技である柔道をみてみると、最重量級は九十五キロ以上である。 柔道の世界では、現在の関取は全員「最重量級」である。 アマチュア相撲では世界選手権大会を行っているが、こちらでも最重量級は百十五キロ以上である。 ようやく舞の海が中量級になる程度である(ちなみに、軽量級は八十五キロ以下である)。 レスリングには百三十キロ級があるが、これは「未満」だ。

 なんのことはない、勿論相対的には大小があるが、大相撲は「大が大を制している」だけである。 そもそも、大相撲の力士育成の基本は、大きく重い体を作って「立ち合い強く」「前に出ろ」であり、 そこには「小能く大を制す」という思想はないのである。 たとえ体重に振り回されようとも、怪我が多くなろうとも、 今の大相撲のルールで力士達が上を目指すためには仕方のないことだ。 ただ、それによりアマチュア相撲がとばっちりを受けている。 その普及に関して大きな障害となっているのだ。

 プロがありながらこれ程アマチュアの競技人口が少ないのは異常である。 中学生から高校生、大学生、社会人までを全て含めて、競技人口は全国でわずかに三千から四千人程度である。 トップクラスの選手が、ではない。昨日今日始めた者まで全部含めてである。 大相撲が基本的にアマチュアの有望選手をスカウトするのではなく (最近は学生出身力士も多いが、まだまだ全体の数からいけば少数派である)、 自前で選手を育成する仕組であることもあるが、 いやしくも国技と言いながらこのマイナー振りは問題であろう。

 この大きな原因の一つに、 「相撲はデブがやるもの」という大相撲の与えるイメージがあまりに強いことが挙げられる。 これでは、圧倒的多数を占める平均体重あたりの人々がスポーツをやる上で選択肢に入ってこない。 現実にはアマチュアでは結構軽い人達もいるのだが、 アマ相撲が大相撲に比べあまりにもマイナーなために知る機会がない。 だからアマチュアの競技人口が増えない、知られる機会が少なくなるという悪循環である。 これを打破するのは容易でない。(どうも、話が別の方向に向かってしまった)

(1998年1月)

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