
生憎の雨模様ながら、渋谷ON AIR EASTはほぼ満員の入り。 ZIPANGが5ヶ月ぶりに東京に帰ってきた! 観客の中にはDDTの高木、三上、下田の顔もある。 入場式ではヘブンが「プロレスに青春の全てを捧げました。生き様を見て下さい。」と挨拶。 試合の前に噂のバンド「スーパーラビット」のライブ。ボーカルの女の子とギター の矢口様の2人編成だった(本来がそういうスタイルかどうかは定かではない)。 30分程のステージだった。最後は「1・2・3・愛だぁ〜」。そして試合開始。「観戦記インデックス」第1試合 足立知也(ZIPANG)&トシ・モリヤ VS西野勇喜(SPWF)&佐野直(国際PP)
カードが一部変更。山下・佐野組が西野・佐野組となった。 8・22川崎で西野との一騎打ちに敗れている足立にとってはリベンジのチャンス到来。 佐野に緑のテープが多数舞う。注目の「トシ・モリヤ」は灰色の忍者スタイル。 伊藤こ〜へ〜アナのマイクによればトシは今日が38歳の誕生日なのだそうだ。 試合は西野・佐野の奇襲からスタート。 しかし足立組逆転、場外に叩き出した相手に豪快なローリング・プランチャを足立が見舞う。 序盤は佐野−トシの展開。「何がトシ・モリヤだぁ〜!?」と佐野が叫びつつ攻める。 劣勢のトシ・モリヤ。西野&佐野のクロスラリアットがトシに決まり、トシはフラフラ。 なんとかスイッチし西野・足立の絡みに。川崎でも見られた激しい蹴りとチョップの応酬。 ラリアットでダウンした足立、更に攻めようとする西野に下から強烈なバイシクル系の蹴り。 そしてそのままヘッドシザースからレベルサ式のコルバタ。 中盤からはトシ、そして佐野のスタミナ切れが目立つようになってきた。 それぞれのパートナーに檄を飛ばす西野・足立。トシが捕まる。 西野はトシに対し得意のランニングヘッドバッド! そして西野がヘッドロックに捕らえたトシに対し佐野もランニングヘッド! 今度は佐野が捕まる。足立がリードしての合体技や、 足立の顔面ウオッシュ、蹴り・掌打のラッシュで佐野がフラフラ。 最後は足立の強烈な変形みちドラ(フェースバスター式にリバースで叩き落とす)から トシのパワーボムで佐野をピン。 試合後、足立のマイク「トシ・モリヤ!しっかりしろ!今日お前誕生日なんだろ?! 俺はこんなところで止まってらんねぇ〜んだよ! 今日は生憎雨だけどなぁ、止まない雨はないんだよ! 明けない夜はないんだよ! 俺が面白くするぞ〜!」 大歓声の場内。意外や足立はマイクの名手かも知れない。 残念だったのはトシと佐野のスタミナ不足が試合の足を引っ張っちゃったことかな? 2人には頑張って精進してほしい。
第2試合 スパイダー・ウォリアー(ZIPANG)VS山下義也(IWAジャパン)
IWAの若大将、ZIPANGに初登場! 迎え撃つは「番頭さん」のスパイダー。 さて序盤。グラウンドは互角ながらも体格に優る山下が打撃で攻める。ラリアットは豪快。 トーキックで攻める山下、スパイダーは得意のドラゴンスクリューで逆転! そして足4の字。 ここからはスパイダーがペースを握る。美麗ドロップキックで場内ため息。 スパイダーは雪崩式フランケンからミサイルキック。 もう一発を狙ってコーナーに登ったスパイダーを山下が捕らえ「カミカゼ!」 と叫んでのカミカゼを敢行。 山下、アトミックドロップからフィニッシングマヌーバーの北斗原爆の体勢に。 「これで終わりだ!」とまるで映画の1シーンの様に自信満々に言い放ってノーザンを決めるが、 スパイダーはカウント2・9でキック! 「絶対次で終わり!」と再びノーザンを狙うが、スパイダーはDDTで脱出。 焦った山下のラリアットを横十字固めに切って落とすスパイダー。 これは山下、なんとか2でキック。 最後はバックを奪ったスパイダーが回転足折り固めで山下を下す。 その芸術的フィニッシュに場内「昭和」コール。 山下も健闘し、その存在感を印象づけた。また参戦して欲しい。
第3試合エキサイティング吉田(SPWF/神格闘十字軍) VSメタル・フェイス(USAモンスターファクトリー)
吉田のセコンドには矢口様が。有田大会同様、いきなりの場外戦に誘うメタル。 なんと会場前の広場(のような所)でも乱闘。鋭い金属を凶器に使用。 二瓶組の女子練習生・門田を吉田に(まるで武器のように)ぶつけるメタル。「門田ミサイル」炸裂。 両者リングに戻る。串刺しラリアットを狙うメタルに対し吉田、毒霧噴射! そしてアニマルエルボーから「気合だ〜!」得意のパターンだ。吉田の一方的なペース。 長滞空のブレーンバスターや金的バリエーションで攻め込む。 そしてフィニッシュを狙いダイビングギロチンを敢行するがメタルがかわす! ここからはまた収拾のつかないラフな展開。結局ノーコンテストの裁定が下ってしまった。 試合後、矢口様と吉田がメタルを合体処刑。吉田「1・2・3・気合だ〜!」でシメ
第4試合 ヘブン(ZIPANG)&トーカイブシドーV3(フリー) VS コンゴ・ザ・ダークナイト(ZIPANG/暗黒軍団)&ペルセウス(JRメビウス)
発表のカードより変更があり、ジークフリートの替わりにジョリーロジャーメビウスのペルセウスに。 コンゴは入場時から「いかにも暗黒」といった雰囲気が出ててイイ感じ。 序盤いきなりV3のプランチャ、ヘブンのラ・ケブラーダが炸裂!しかし試合全体のペースはコンゴ・ペルセウスが握る。 特にペルセウスの実力が抜けており、もちつきボム→ライガーボムや雪崩式ブレーンバスターなど技のいっこいっこがインパクト十分に決まる。 コンゴも有田では感じられなかった迫力が今日は甦っていたようでクロー攻撃中心にブ厚い攻め。 対しヘブン組はヘブンの2度目のケブラーダやV3のスペースローリングエルボーやアストロシザースなど空中殺法で返すも力不足な感は否めない。 これはコンゴ組圧勝と思われたのだが・・・。フィニッシュを狙いコンゴはフライングラリアット→パワーボム→チョークスラムと畳み掛け、 ヘブンをフォールするが、ヘブン奇跡のキック! そして焦るコンゴをヘブンは変形のライガーボムから変形のラ・マヒストラルでピンフォール! ヘブン、薄氷の勝利。試合後、暗黒軍団のジークフリートが乱入しヘブン組を襲う。 足立も参戦してしばしもみ合う。ZIPANG軍が勝利したとはいえ、内容はコンゴ組が 握っていただけに「完全決着」とは言えない試合になってしまった。この抗争、果たしてどういう形の決着を迎えるのだろうか?
第5試合 アジアン・クーガー(ZIPANG)&マスクド・ハルコン(ZIPANG) VS ザ・グレート・タケル(IWAジャパン)&楓(フリー)
さて遂にメインイベント。注目は初参戦の楓だ。先発はその楓とクーガー。互角の展開。 クーガーのレッグロックに対し楓はルチャ風のホイップ。どうやら噂通りの選手のようだ。 両者スイッチし、ハルコンとタケルの絡み。ハルコンは相変わらず渋い攻め。 ハルコンは首四の字の体勢でごろごろ転がる妙技も披露。両軍技と技を競い合う熱い展開。 有田で復帰のクーガーは今日も不安無しで、 ハイパー串刺しニールキック→スリングショットギロチン→ノータッチトペコンの得意パターンで タケルを攻めたてる。ハルコン→タケル→クーガー→楓の4人ダイブもあり。 楓はひねりの入ったプランチャを敢行、いわゆるブエロ・デ・アギラか? 終盤は楓とクーガーの絡み。 突進してきたクーガーを楓は噂の「楓カッター」!(カウンターのパワースラム式みちドラ) そして美しいムーンサルトプレスでフィニッシュを迫るがこれはなんとか返すクーガー。 結局逆転のクーガー、楓の手を自分の足に絡めて極める「クーガーロック2」で勝利。 文句無しの今日のベストマッチだった!
試合後、クーガーはマイクを取り「これからはうって出ます! Jrを引っ掻き回すぞ!」と力強く宣言。 そして「西野!一緒にやるぞ!一緒に引っ掻き回そう!」とリング下の西野に声をかける。応じる西野はリング上に上がる。 次に「スパイダーもだ! スパイダー、あなたにはマスクは必要無い!」ええ〜?!という歓声の中マスクを脱ぐスパイダー。 素顔は噂通りのあのレスラーだった。「ファントム船越です!」とクーガーが紹介。 そして「もう一人います!」とグレート・タケルを呼び出す。リング上で4人で結束アピール。 4人が退場し伊藤アナが挨拶を始め、これで興行終了、と思われたがなんと足立がリングにやってきてマイクを強奪! 「勝手なことやってんじゃねぇーよ! こんなZIPANGやめてやるよ!」と叫ぶ。結局、それ以上のアクションはなく ある意味観客を置いて行ったラストとなってしまった。
クーガーのチームは何処に「うって出る」、のか? 足立発言の真意は? 謎の残る波乱の幕切れとなったが、試合の充実度は興行を重ねるごとにアップしている。 次回は12月とのこと。インディの熱い風は何処へ吹くのか?
尚、アジアン・クーガー&ファントム船越のコンビが西野&菊澤組 と9・29DDTのリングで激突!何らかのアクションはあるのか?