
| . | 思ひ出の給食 あの「ミートソース」を再現する ソフトめん探索編 |
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そこでとった行動とは、おもむろに取り出すタウンページ。昔ウォーリーも勧めていた。「給食業者」の部分を探し出す。そして片っ端から問い合わせを始めた。
| 業 | 「はい、○×です。」 |
| 私 | 「伺いたいんですけど、ソフトめんって卸してらっしゃいません?」 |
| 業 | 「はぁ?」 |
| 私 | 「ソフトめん、給食のスパゲッティなんかで食べるやつですけど」 |
| 業 | 「うちは麺はやってないものですから他を当たってください」 |
ふむ、どうやら給食業者はかなり仕事が分化しているらしい。ご飯、おかず、パン、麺と分かれているという。そこで麺を扱っている業者にかけてみる。
| 私 | 「伺いたいんですけど、ソフトめんって卸してらっしゃいません?」 |
| 業 | 「はぁ?」 |
| 私 | 「ソフトめん、給食のスパゲッティなんかで食べるやつですけど」 |
| 業 | 「ソフトめんって『やきそば』ですよ」 |
| 私 | 「???」 |
なんか話しがかみ合わない。もう一つ。
| 私 | 「伺いたいんですけど、ソフトめんって卸してらっしゃいません?」 |
| 業 | 「スパゲッティなんかにするやつですね」 |
| 私 | 「そうです、そうです。小売ってやってませんか?」 |
| 業 | 「うーん、20食一箱って単位なんですけど」 |
| 私 | 「そうですか....(断念)」 |
しかも話しをもう少し聞くと、どうやら本当のスパゲッティらしい。これではないような気がする。結局自力でかけてみた結果はあまり当たりがなかったわけである。
そんな中「なつかしの給食」を手に入れることが出来た。しかも特集として「ソフトめん」が取り上げられているではないか。えらい。すごい。以下にざっとまとめてみたい。
正式名称「ソフトスパゲッティ式麺」というらしい。昭和33年横浜の山下康裕氏によって特許が取られた製麺法で、生麺を蒸した後に冷水に浸し、水分を加えてから更に茹で上げるというものである。この製法だと「栄養分が逃げない」「長時間の保存が可能」「麺にこしがでる(蝋化)」というメリットがある。
このころ学校給食は戦後のアメリカからの物資供給により小麦粉が入りパン(+脱脂粉乳)が使われていたが、製麺業界は麺も使ってほしかった。そこで脱脂粉乳にあう麺類ということでスパゲッティに白羽の矢が立ち、学校給食用にもってこいの性質をもった「ソフトスパゲッティ式麺」が取り入れられた。当時ソフトめんの材料にはパン用の全粒粉小麦粉が使われていた。
昭和37年には「ソフトめん協会」が成立し、40年に東京都で初めて配給された。
それから昭和50年まで順調に勢力を拡大。こどもの人気メニューとしても定着して行く。
しかしこれ以降逆に供給量は減少を始める。まず包装材から有毒なフタル酸エステルが流出した事件、PTAから袋を開けるときに不衛生だという訴え、学校給食への米食の導入(週2回になった)などが、直接の減少の原因になっている。
こんな減少の中、「おいしいものを」という当然の要望から、昭和61年には、今までの強力粉から中力粉を使用することになり麺質もぐんと上がっている。平成6年にも小麦粉が変更されて、品質向上は今にいたっている。
とにかく自分の調査でもしかり、この本でも小売はしていないと明記されているし、どうしたもんだろうか。
さて次回は実際の製作にかかる。