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大阪カフェ >> 4* レトロ&リノベーションエリア
KIMAMA cafe きままカフェ@谷町
谷町六丁目駅 i-boxビル1F Free Space
2003年10月18日(土)・19日(日)
open 13:00〜18:00

カフェスペースのある雑貨屋さん「ひなた」のカウンターに置いてあった小さなショップカード。見ると「2日間だけのオリジナルカフェを開店! 手作りスコーンと紅茶で、昼下がりのひとときをお楽しみください」とあり、地図が描かれていました。

ひなたのお店の人が「行ってみたら駐車場をカフェにしてあったんですよ。6時までだから、まだ間に合いそうですね」と微笑するので興味を惹かれ、あと2時間で消えてしまうKIMAMA cafeに足を向けました。

スコーンと紅茶…それはいささか少女趣味な女の子が作る、悪い意味での<手作り>なカフェ? もしそうだったら通り過ぎるだけにしようと考えていたのですが、長堀通り裏手のモダンなビルの一角に設けられたスペースは、幸いなことにオトナの落ち着きを感じさせるものでした。

入り口にガラスの容器を4つ並べた小さなテーブルが置かれていました。容器にはそれぞれスコーンが4種類。レーズン入り、チーズ、ゴマ、チョコチップ。チーズのスコーンに「ワインにもぴったり」と添え書きがあるのに目をとめ、赤ワイン(\300、落花生つき)と、チーズ…ではなく、ゴマのスコーン(\100)をいただくことにしました。チーズのほうが合うのはわかりきっているけれど、ゴマが好きなんだもの、と自分に弁明をしながら。

食器はなし。そのままテイクアウトできる手軽な白い紙袋に包まれたスコーンと、紙コップの赤ワイン。スコーンのもそもそ感を苦手とする人でも楽しめそうな、さっくりした食感の美味しさです。

カフェの店主は渡辺あこさん(写真)。このビルの上のフロアにあるデザイン事務所で働いていて、駐車スペースが空いているのを見るたびに、ここで何かできたらと考えていたのだそうです。思いきってビルのオーナーに相談すると快諾が得られ、周囲の協力を得て実現にいたったとか。

「一人で少しずつたくらんだカフェイベントです(笑) 何からしたらいいかわからなかったので、とりあえず保健所に行ったり、衛生責任者の講習会に行ったりしました。結局は保健所の方が内容から判断して問題ないということで、わりと簡単に許可してもらえたんですけど」

それにしても、この椅子やテーブル、素敵ですね?と尋ねたら、渡辺さんの弟さんが家具デザイナーで協力してくれたのだそう。ちょうど弟さんも手伝いに来ていました。昨日は店じまい後にビルのオーナーが現れていきなりお好み焼きを作り始め(大阪らしい?!)、楽しい大宴会になったというから関係者たちの仲の良さがうかがえます。

東京から遊びに来て「ひなた」でこのイベントを知ったのですと伝えると、びっくりしながら喜んでくれた渡辺さん。お客さまの差し入れという珍しく甘すぎない国産赤ワインなども味見させていただきつつ、旅行者がすぐに地元の人とおしゃべりを始められるのがカフェの良さだという実感をかみしめました。
(2003年10月)
kimama cafe
もともと洒落た作りのスペース
だったことも手伝って
ここまでセンス良く
仕上がったのでしょう。
チェアとテーブル
和田さん
渡辺さんの本業は工業デザイナー。
個人活動として、お菓子のほか、
ガラスのアクセサリーなども
作っているそう。
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