チュートリアル

ラーメン二郎とは?

ラーメン二郎をご存知だろうか。東京の三田を本店として、各地に支店を広げているラーメン屋である。

品揃えは豚の出汁が良く出た醤油味のラーメン一点のみ。
まずは出てきたラーメンを見て、普通のラーメンの2倍以上はある麺の量に圧倒されることだろう。そしてその麺は、モゾモゾし た極太麺である。スープは、ギトギト脂ぎったスープ。そして、ここではぶたと呼ばれる大ぶりで厚切りチャーシューが特徴であ る。これに茹でたモヤシとキャベツが加えられる。
また、好みによってニンニクの有無、野菜の多さ、味の辛さ、脂の量などが調節できるトッピングがある。

店構えもカウンターのみの十数席程で狭苦しく、お世辞にもキレイとは言えない店内である。僕は余計なものには手を掛けず、 ラーメンの味に集中しているためと理解しているのだが。
店員は店主と助手のみ。店主自らが目の前でラーメンをつくってくれる。

そんなこんなで初めて食べた人は大抵、その盛りの豪快さや、味のドギツサに圧倒されて、もう二度と食うものかと思うそうで ある。しかし、しばらくすると何故かしらまた食べたくなる不思議なラーメンなのである。大盛の麺を休み無く胃に詰め込んで、 「アー美味かった。ご馳走さん。」といって帰る、大食い男向けのラーメンなのでである。
だが、好き嫌いがハッキリ分かれるラーメンでもある。
最近流行りの、舌全体でコダワリを味わって食べるようなラーメンとは違うのだ。事実、残念だが女性客は少ない。
しかし、ハマレバ、二度と抜け出せない魔力を持ったラーメンでもある。

さあ、あなたも禁断の世界の扉をくぐってみませんか?

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ちなみに'12/2/15放送のフジテレビ「百識王」によると、京成大久保店の小ラーメンのカロリーは約1400kcal、大ダブルは約 2700kcalだそうだ。(成人男性の一日の平均摂取カロリーは2300kcal)
また、麺の量は八王子野猿街道店2の案内に 小ラーメン300〜350g、大ラーメン450〜500g、プチ二郎180g と記載されてい る。が、二郎の麺はスープをよく吸うので体感的にはこれより多く感じる。



二郎に行ってみよう!

・まずは行列に並ぼう!
多くの二郎は行列店である。だが行列の長さを見てビビる必要は無い。なぜなら、黙々と食べて帰っていく人が多く、思ったよ り回転率は速い。(アミューズメントパークの乗り物ではないので保障は出来ないが)15人程の行列で、30分程の待ち時間と推 測していいだろう。
行列に並んでいる時、意味も無く小説を読んでいるとツウに見られるのでやってみよう。

・食券を買おう!
多くの二郎では食券制である。しかしメニューが特徴的なので注意しよう。前述の通り品揃えはラーメンの一点のみである。こ こでは麺の量と、ぶたの枚数を選択することになる。
まずは麺の量。「小」で普通のラーメンの2倍以上、「大」で3倍以上となる。次にぶた(チャーシュー)の枚数。「ラーメン」で2 枚、「ぶた入り」で5枚、「ダブル」だと8枚と思ってもらっていい。初心者は「小(ラーメン)」か「小ぶた(ぶた入り)」がお勧め。
たまに、食券を買う前後に店員が「大小どっち?」とか、「食券見せて!」とか聞いてくる事がある。これは行列店ゆえ、席に着く 前に麺を先に茹でてしまう為である。
そして席についたら、食券をカウンターの上に乗せることを忘れないように。

・トッピングをコールしよう!
いよいよ二郎で一番の醍醐味、無料トッピングである。無料トッピングは概ねラーメンが出来上がる直前に聞かれる。聞き方 は、「ニンニク入れますか?」と分かり易く聞いてくれる店もあれば、「小の方!」とか「大ぶた!」とか、たのんだメニューで指名 される店もあるので、ここでは店員の動きから目を離さないようにしよう。無料のトッピングは以下の通りである。

 ニンニク ・・・ にんにくを入れるか、入れないか。
 ヤサイ ・・・ 野菜(キャベツとモヤシ)は通常でも入っている。ここでは野菜増量のこと。
 アブラ ・・・ これも背脂多目のこと。
 カラメ ・・・ カエシのタレを多目に入れてもらい味を濃い目にする。

これに「マシ」「ダブル」とか「多め」などのコールによって量の調節をする。
麺硬やアブラ少な目もできるが、これらは先に言っておくこと。

・二郎を食べよう!
当然二郎に作法など無い。普通にラーメンを食べよう。
ラーメンを食べ終わったら必ずドンブリをカウンターに上げて、近くにある台拭きで机を拭くこと。立つ鳥後を濁さずである。
そして店主に「ご馳走さま」といって店を出よう。

以上は一般的な二郎の一例である。各店微妙にシステムが違うので、詳しくは本編を参考にして下さい。



初心者にお勧めの二郎

・「二郎は量がちょっと」という方へ
目黒店 : 量は普通のラーメンの大盛程度。しかし味やシステムは二郎そのものである。
なお、少なめコールは二郎全店でできる。

・「二郎は店構えがちょっと」という方へ
八王子野猿街道店2 : 移転により店が大きく綺麗になった。水は逆浸透水である。

・「それでも二郎には抵抗がある」という方へ
陸 : 屋号の通り二郎ではない。店内は綺麗で接客も丁寧、麺少なめもある。二郎とは違う独自の上品な美味さがある。

だが僕は、あえて初めてだからこそ「三田本店」をお勧めする。二郎に行って撃沈して帰ってくる。いい話のネタになりますよ!



ラーメン二郎 社訓

1、清く正しく美しく、散歩に読書にニコニコ貯金、週末は釣り、ゴルフ、写経
2、世のため人のため社会のため
3、Love & Peace & Togetherness
4、ごめんなさい、ひとこと言えるその勇気
5、味の乱れは心の乱れ、心の乱れは家庭の乱れ、家庭の乱れは社会の乱れ、社会の乱れは国の乱れ、国の乱れは宇宙の 乱れ
6、ニンニク入れますか?



ラーメン二郎 クロニクル

1968/00/00 ラーメン次郎として都立大に開店(1967説もある)。1971にラーメン二郎と屋号を変更して三田に移転。1996/06 /05に現在の場所に移転。
1986/00/00 吉祥寺店が開店。2001/04に生郎として独立。2015/04に閉店。
1991/00/00 赤羽店が開店。2001に○二郎(現富士丸)として独立。
1995/07/00 目黒店が開店。
1995/10/16 仙川店が開店。2005/1/17に店主交代でリニューアルオープン。
1996/02/00 鶴見店が開店。2013/03より長期休業。JR西口蒲田店として移転。
1996/05/00 武蔵小杉店が開店。2011/01/19にこじろう526として独立。
1996/09/11 虎ノ門店が開店。2004/11/01にラーメン虎ノ門店として独立。
1997/07/00 新橋店が開店。2004/07/06にラーメン新橋店として独立。
1997/11/00 品川店が開店。2010/08/24に大規模改修後新装開店。
1997/08/11 歌舞伎町店が開店。2016/10/03に新宿歌舞伎町店と支店名を変更して現在の場所に移転。
1997/12/15 蒲田店が開店。2004/11/01に大として独立。
1998/04/15 神田店が開店。2004/11/01にラーメン神田店として独立。
1998/07/28 堀切店が開店。2004/11/01に大として独立。
1998/09/25 代々木店が開店。1999/04に閉店。
1999/02/08 新宿小滝橋通り店が開店。
1999/03/09 町田店が開店。2002/9/29に閉店。2003に富士市に大山として独立。
2000/01/30 環七新代田店が開店。2014/05/18に店主交代でリニューアルオープン。
2000/08/28 八王子野猿街道店が開店。2006/06/10に八王子野猿街道店2と支店名を変更して現在の場所に移転。
2001/02/09 池袋東口店が開店。
2001/03/31 新小金井街道店が開店。2003/05/27に現在の場所に移転。
2001/04/17 亀戸店が開店。2013/04/14に店主交代でリニューアルオープン。
2001/04/25 京急川崎店が開店。
2001/05/01 府中店が開店。2005/05にテナントビル2階に移転。2006/05/03に現在の場所に移転。
2002/05/09 高田馬場店が開店。2010/01/06に現在の場所に移転。2013/03/30に閉店。
2002/05/13 松戸駅前店が開店。2012/03/20に店主交代でリニューアルオープン。2015/08/09に店主交代でリニューアル オープン。
2002/05/25 めじろ台法政大学駅前店が開店。
2002/10/14 荻窪店が開店。2016/01/17に店主交代でリニューアルオープン。
2002/11/12 上野毛店が開店。
2002/12/16 京成大久保店が開店。2008/09/10にテナント建て替え後新装開店。
2003/08/20 PC店が開店(笑)。
2003/11/16 環七一之江店が開店。
2003/12/07 相模大野駅前店が開店。2009/07/16に相模大野店と支店名を変更して現在の場所に移転。
2004/10/11 横浜関内店が開店。
2004/11/07 神田神保町店が開店。
2005/11/10 小岩店が開店。
2006/06/11 ひばりヶ丘駅前店が開店。
2007/01/14 桜台駅前店が開店。
2007/11/25 栃木街道店が開店。
2008/04/27 立川店が開店。
2008/08/24 大宮店が開店。2016/11/30に閉店。
2009/04/19 千住大橋駅前店が開店。
2009/06/07 茨城守谷店が開店。
2010/03/14 湘南藤沢店が開店。
2010/06/27 西台駅前店が開店。
2010/12/12 中山駅前店が開店。
2011/09/19 新橋店(旧新橋店とは別オーナー)が開店。
2011/10/23 仙台店が開店。
2012/01/29 赤羽店(旧赤羽店とは別オーナー)が開店。
2013/03/31 札幌店が開店。
2014/09/21 会津若松駅前店が開店。
2014/11/07 JR西口蒲田店が開店。
2015/11/08 新潟店が開店。



にんにく豆知識

二郎とはとても相性の良い「にんにく」。今回はこんな「にんにく」の効能についてまとめてみました。

・胃腸の働きを整える
にんにくには数多くの働きがありますが、特に整腸作用には群を抜いて大きな力を発揮すると言われています。にんにくの各 種成分によって腸が刺激を受け、正常に動くように働きかける作用があるのです。
そして、にんにくを日頃から食べていれば、胃の粘膜に働いて胃を守り、腸で善玉菌の働きを助け、小腸や大腸に働いて栄養 分や水分の吸収を促す為、下痢や便秘に優れた効果を発揮すると考えられています。

・疲労回復や体力の増強 
乳酸が増える事によって起こる疲労は、ビタミンB1(豚肉などに多く含まれる)をとることにより改善されますが、その働きを助け るのがにんにくなのです。
にんにくの有効成分であるアリシンはチアミン(ビタミンB1)と結合するとアリチアミンという物質に変化し、体内でビタミンB1と同 じような働きをする。ビタミンB1は体内に吸収される割合が非常に低いのですが、アリチアミンは体内への吸収率がよく、また 血液中に長く残っていられる性質があるため、ニンニクによるビタミンB1の補給はとても有効で、疲れにくい体をつくってくれる のです。 

・殺菌・抗菌作用
更に、アリシンには殺菌・抗菌作用もあります。その作用は強力で、12万倍に薄めた液でもコレラ菌やチフス菌、赤痢菌などに 対する抗菌力を示すと言われています。これは、アリシンが細菌の中に入ってたんぱく質を分解し、その働きを抑えてしまうた めだと考えられているのです。このため、風邪の細菌やインフルエンザのウィルスに作用するといわれています。

・コレステロールの上昇を抑えたり、血圧を安定させる 
またまた、アリシンは脂質と結合して「脂質アリシン」となり、ビタミンEと同じ働きもします。ビタミンEは血行をよくし、血管内の老 廃物を取り除き血液をサラサラにしたり、赤血球をふやしたりして、血管自体を若々しく保つことで知られています。
更に、にんにくに含まれるアホエンには、血がたまって血管につまらないようにする働きがあり、肉や油などのコレステロールの 多い食品でも、にんにくと同時に採ると血液中のコレステロール値は上がらないといわれています。
また、塩分の多い食事は血圧を上昇させてしまいますが、にんにくには脳神経を刺激し、血圧を安定させる作用があるといわれ ています。

・肝臓、腎臓、膵臓を強化 
肝臓は、解毒作用・糖分の分解・栄養素の代謝・ホルモンの調節など、私達にとって必要不可欠な数百とも言われる数の仕事 をこなしているのです。しかし、肝臓はとても自覚症状の現れにくい臓器で、自覚症状が現れた時にはすでに発病しているとい うケースが非常に多いのです。にんにくは、非常に複雑な働きをする肝臓の機能を高めて、肝臓を強化・保護する働きをもって いるといわれているのです。 

これだけの効能を持つ「にんにく」。怪奇小説の主人公であるドラキュラ伯爵が十字架や太陽と並んで「にんにく」が嫌いという のもうなずけますね!

ちなみににんにくはデザイナーフーズ・ピラミッド(ガン予防の効果が高い食品)の頂点である。



二郎には何故レンゲが無いのだろうか?

本店の長蛇の行列に並びながらフトこう思い妄想してみた。

まずはラーメン以外でレンゲの無い料理と、レンゲ(もしくはこれに相当するもの)がある料理を幾つか思い浮かべてみた。
レンゲ無 : そば、うどん、味噌汁、豚汁、鍋なども最終的にはおわんに分けられるのでこちら。
レンゲ有 : スープ、シチュー、中華料理の麺類、エスニック料理にもスプーンみたいのが付いてくる。
結果は一目瞭然。日本料理にはレンゲが無く、日本以外の国の料理にはレンゲが付いているようだ。
では何故日本料理にはレンゲが無いのだろうか?僕が想像するに、日本料理は左手に御飯、味噌汁などのおわん(片手で持 てる小さい容器)、右手に箸が基本であり、これゆえ片手で持てる小さい容器(おわん)に直接口を付けて汁をすするという食 文化が生まれたのではないだろうかと思う。そして何より日本料理は外国の料理よりも油分が少ない為、汁の表面に油膜が 出来にくい。なので、この分直接口を付ける(鼻を汁に近づける)方が、醤油や味噌の豊かな風味を楽しめる最善の方法だった のではないだろうか?
これに対し外国では皿(片手では持てない大きな容器)が中心にあり、これを右手の箸なりフォークなりで食べるものが多く、 余った左手にレンゲ(もしくはこれに相当するもの)を持つ余裕があったのではないかと想像する。この為、皿に直接口を付ける のは下品だという文化が生まれたのではないだろうか?

さて、話をラーメンに戻す。ラーメンを日本で最初に食べたのは水戸光圀であったことは有名な話だが、ここは学校の歴史の時 間ではないのでお偉いさんの歴史は全く参考にならない。ラーメンが広く世間に浸透してきたのは大正時代半ばの(蕎麦屋の 屋台が転職した)屋台であったそうである。前述の通り日本ではレンゲを使う習慣はなかった。加えて水周りの悪い屋台では レンゲの存在を知っていてもわざわざ使うことをしなかったのではないだろうか。かくして庶民にはラーメンには(レンゲの存在を 知らないまま)レンゲは無いものとした固定観念が日本中に広まり、長い間このスタイルが支配してきたのだと思う。そして初期 のラーメンは丼も小ぶりで油分も少なく、蕎麦やうどん風に食べるこのスタイルが日本人にベストマッチしてきたのだと思う。
時は進んで昭和50年前後。このころになるとラーメンは多種多様になっており、スープも豚骨、味噌、醤油などさまざま。具や麺 にも趣向を凝らしたものが多く成りつつあった。そんな中、あるラーメン店が自慢のスープを引き立てる為に、中華料理をヒント に得たレンゲを使用したところ、あっという間にレンゲが全国に広まったそうである。まあ、このラーメン店が始めなくとも多種多 様になったラーメンには、レンゲはすでに必需品に成っていたのであろうが。

いよいよ二郎である。二郎の開業はあるHPによると昭和43年だそうである。前述の時代に合わせてみると、まだレンゲが認知 されていなかった頃である。当然の様にレンゲは無いものとして、店も客も二郎を食べていたのだと思う。そして、昭和50年前 後のレンゲの登場。このころの二郎は開業してから一番軌道に乗った頃ではなかったかと想像する。そして、味噌ラーメンブー ムが来ようとも、細麺が流行ろうとも、つけ麺が登場しようとも二郎のラーメン一筋で通して来たおやじさんの事である。レンゲ が登場しようとも(脂っこく大ぶりの二郎のラーメンにはレンゲが合う事が分っていようとも)二郎のラーメンは「初期のレンゲ無 しのラーメン」という事でずっとやって来たのではないだろうか・・・

・・・などと妄想している内に行列の先頭に来たようである。そろそろ日本の食文化が凝縮された、レンゲ無しの二郎をおやじさ んと一緒に堪能するといたしましょうか。

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以上は僕がネットで調べた情報を元に、勝手に想像してみたものである。なので、信憑性は無いので悪しからず。



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