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レストラン 誤時(ゴジ) 東京都渋谷区鉢山町15-8 TEL 03-5428-1250 ランチタイム 11:30am〜2:00pm ディナータイム5:30pm〜10:00pm |

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* 叔父とともに御殿場『アン・モンレーブ』で腕を振るっていた加賀田京子シェフが独立して『レストラン・ゴジ』を'99年末に開店した。場所は東京・代官山。 |
| * 最寄りの駅は東急東横線・代官山。旧山手通りを北へ徒歩約5分。西郷公園前の道路が旧山手通りにぶつかる三角地に『レストラン・ゴジ』が建つ。 * 石と土そして木の質感を生かしたユニークな建物。『レストラン・ゴジ』のプロデュース全てをアパレル等で有名な『伊太利屋』が手がけている事を知れば納得がいく。アパレルや雑貨店が多いお洒落な街・代官山でもかなり異彩を放つデザインだ。 * 建物の前には店名の書かれた看板はなく、入口の“のれん”に記されているに過ぎない。“のれん”の隙間から見える陳鉄人、加鹿主宰と写した写真が京子シェフの店である事を証明してくれる。 * 曲面造りの大きな窓は外光を余すところ無く取り入れる。道路に面している部分に竹を茂らせ“和”の落ち着いた雰囲気を作り出すとともに、無粋な道路標識を客席から消す役目も担っている。 |
* “のれん”をくぐるり重い木戸を開けて店内へ。右手に厨房、左手にゲスト・ホールが広がる。店内はパステル・オレンヂ系の色で統一。木の柱をあしらい壁は土壁風。調度品も土焼き物が多く一種オリエンタルなイメージを持つ。 * メニューはアラカルトの中から好きなようにコースを組み立てる。 『Japanese-French Cuisine』というスタイルどおり和&仏の料理が用意されている。 和・仏自在にコースを選択する面白さがある。 フレンチ経験の京子シェフと日本料理の経験がある竜之介シェフ、双方の得意分野を活かすためではないかと想像される。 * テーブルにはナイフ&フォークのカトラリーの他、箸も用意されている。 |
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* バスケットに3種類のパンが用意される(写真は2人分)。 * 丸い形をしたクルミパン。クルミの粒が生地に混ぜられている。 先のとがった楕円形のパンは、アンパンの“アン”のように中心部分にハーブが埋め込まれている。パン全体に移った香りが清々しい。 あと一つは丸型バゲット。 |
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| ★ 魚介類の包み揚げ トマトソース:1,200円 * 透明感のある薄衣で数種の白身魚介類が包まれる。 プリプリとしたホタテ貝柱、クッと心地よく歯を押し戻す弾力のキンメダイ。火の通りも頃合いだ。 * トマトソースは甘味の後にピリッと辛さが伝わる。辛さがトマトの酸味と釣り合いが良く、前菜として食が進む。 * 点心餃子の皮のように透明感があり、揚げられてパリリとささくれている皮が不思議。 | ★ 湯葉ゴマ寄せ ウニの博多キャビア添え:1,000円 * 小鉢に入って出された冷製の前菜。 * 胡麻豆腐が生湯葉で包まれている。上にはクコの実、キャビア、ウニ、ワサビが乗る。 * 生湯葉の柔らかい幕を破るとゴマの香りが鼻に抜ける。 胡麻豆腐をキャビアとウニの塩味、甘味で食べる−そんな料理だ。 |
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| ★ あなごの白焼き:1,800円 * タレを付けずに軽い塩だけで焼かれたアナゴ。上にカリカリの中骨が添えられる。 * 本ワサビを付けて頂く。鼻を通るワサビの刺激と舌に残る甘さの後に、脂分の少ない淡白なアナゴの香りが広がる。 * 付属されたタレは、寿司で使うトロみがあって甘いそれとは異なり、ショウユベースでサラサラとしていて甘味は少ない。 ショウユの味が焼いた香ばしさを引き立てるようだ。 | ★ かきのグラタンシャンパン風味:1,800円 * 焼き目が付いたチーズの香りを漂わせて出される。 カキの殻を器に使い、動かぬように塩を盛られている。 * チーズとともにカキをほおばる。チーズ→ソース→カキというように一体化せず順番に味が流れるので「バランスが悪いのかな?」とも感じたが、食べ終わるとレアに火が通ったカキの風味が強調され、後味が良いのだ。 * カキの下に青みの物が敷かれていた。てっきり青菜類を刻んだ物かと思っていたが、その正体は生ノリ。生ノリが水っぽいシャンパンのソースを絡め、磯の香りが広がる隠れた主役になっている。 |
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| ★ 和牛舌赤ワイン煮:2,000円 * ナイフを使わずとも箸で割けるほどにぷにぷにと柔らかい肉質。 一口する。まるで“雪”を口に含むとサラサラと溶けるように肉の繊維がほぐれて無くなる。後には牛肉の風味が広がるだけ。 この食感が楽しくて食が早くなってしまうほど。 * 肉の味を引き立てているのは赤ワインをふんだんに使ったデミグラスソース。 * 添えられている甘煮のニンジンには黒コショウされていて刺激を付けている。 | ★ 牛舌パン粉焼き:1,800円 * 香草混じりのパン粉で焼かれ、表面がサクサクとしている。 肉自体も脂分が少ない舌の部位なので、口当たりがとても軽い。 * ソースはデミグラスだがトロみは無く軽い。恐らく『和牛舌赤ワイン煮』のベースではないだろうか。 * 添えられているしめじ、まっしゅるーむ、エリンギのキノコ類はバターでソテーされ、ソースを吸って一層持ち味を引き立てる。 このキノコ類は『和牛舌赤ワイン煮』も同様。 |
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| ★ 胡麻ずくしの一皿:1,000円 * 大きな平皿に描かれた立体画−これが第一印象だ。 皿に描かれた波の絵柄、その上に置かれた黒ゴマのアイス、白ゴマのアイス、煎りゴマのパンナコッタはさしずめ“島”であろうか。 そして黒ゴマと白ゴマのアイス間に渡されたキャラメルチップ(これもゴマ入り)は“大鳥居”か、または店の入口にある“柱”だろうか。遊び心のある一皿だ。 * アイスクリームは白黒それぞれ異なるゴマの香りが醸し出され、柔らかめのパンナコッタにはブランデーも使われている。 * ゴマ自体も皿にまかれ、健康に良さそうなデザアートである。 | ★ 葛切りと木いちごのミルフィーユ仕立て:1,000円 * 薄い板状の葛切りがベールのように透けて、下にある赤いイチゴ、緑のミント、淡い黄色のバニラアイスを見せている。周囲には木イチゴのソース。見事に美しい一皿。 葛/バニラアイス/葛/バニラアイスと2段のミルフィーユ仕立て。 * バニラアイスは濃いものではない。食後に頂くにはちょうど良いかもしれない。 * せっかくの葛切りだが、作ってから時間が経ったのだろう固めで切り分け難いし食感も悪くなってしまっているのはもったいない。 |
* 『アン・モンレーブ』時代に頂いた京子シェフの料理から、独立店でも「繊細で美しい盛り付け」が重要視されるかと予想していたが、意外やスタンダードなものであった。
これにはプロデューサーの意向がかなり含まれると想像される。
料理自体も方向性が確立していないように感じられたが、シェフの力量を考えると今後の展開がとても楽しみなところ。
* アルコール類は日本酒、ワイン、カクテル等をそろえる。
* 2階はグループ用になっている。オープンして1ヶ月に満たないが、既にグループ客の予約が入っているのはすごい。
* ランチは1,500円くらいから用意されているとのことなので、次回はランチにも伺いたい。
* 厨房、ホールスタッスは全て若い。ホールは常時4名で担当している。まだ不慣れなのだろうか、もっと愛想が良くても良いかな。
* トイレは2階へ続く階段の途中踊り場に設置。
広さ的には申し分ないほど余裕のある造り。物置の棚、姿見も完備。鉢植えの蘭や絵画もかけられる。
* 手洗い横に小さな窓がしつらえているところがお洒落。
天井はメインの照明の他、小さな豆球がいくつも点いていて、まるで小宇宙。
2000年1月19日dinner 至福の一品『和牛舌赤ワイン煮』
| デザイン | ★★| 感動度 | ★★ | 次回期待度 | ★★ | サービス | ★★ | トイレ | ★★★ | |
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