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| 「パスタを茹でる」。この行為は、最高の技術を要求し、かつ、最高の哲学を要求する・・・かもしれない。玄妙な気持ちで鍋の前にたって、ふつふつと沸くなべに顔を近づけてみよう。きっと火傷するに違いない。じゃなくて、お湯の心を読み取るのだ!! 茹でられるパスタの気持ちになって考えろ!! これがパスタ茹で道である。 |
| 材料 |
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普通のレシピには80-100gとかいてある。普通イタ飯屋にいって出てくる量がこんなもんである。あれがまた少ないんだよね。全然足らない。あんなのフォークで5分も突っついたらなくなっちまうよ。やはり本気で満腹になるためには100g以上。私は150g食べます。自分で作るんだからその辺は欲望のままにいきましょうや。
用意する鍋は大きめ。小さいとよろしくない。深い方が扱いやすい。でこれに7分目くらいまで水を入れて火にかける。
沸騰直前に入れるともれなく楽しいことがある。科学を少しでもやった人なら知っていると思うが、水が沸騰するときは壁とか底とかそういう所から気泡が出始める。これは、何にもない空間よりも、何かがあった方が泡になりやすいからだ(均質核形成と不均質核形成という)。で、沸騰直前のお湯は泡を出したくて出したくて仕方がない。けど、よりしろがないから出られないという状況におかれている。ここに塩といううってつけのものを入れてやれば.....鍋全体から一気に沸騰が始まるのです(あぶないから子供はまねしないように)。気分はさながらマッドサイエンティスト地獄博士。うははははははぁ。
それはさておき、塩を水のうちから入れると、くさくなるそうでよろしくないらしい。そういうもんだと思ってください。あ、それから塩は大量にいれましょう(相撲やるくらい)。さらにこれに一たらしのオリーブオイルを加えて準備完了。塩は味付けとお湯の温度を高める効果(むしろ下げない効果といった方がよい)、オリーブオイルはやはり味付けと、めんが互いにくっつかないようにする効果がある。
実はこれも簡単なんだけど、小さい鍋でやるときには注意が必要。そのままやると鍋のふちからパスタがはみ出してしまうんだよね。世の中のレシピには、もしくはテレビの料理教室では、そのままにしておけば落ちるとかいっているけれど、実はそれよりもこげる方が早い(涙)。
そこで、ねじったパスタを鍋にギューゥゥっと押し当てて半分くらい中に入ってから、手を放すと全部確実に入ります。これをやると通っぽいからぜひやりましょう。
ぐらぐらと沸騰しめんが対流するようにしておきます。あんまり強火にすると吹きこぼれるから、中火くらいがよろしいでしょう。
大体パッケージに書いてあるボイルタイムは長い。「あれが日本人好みの柔らかさなんです」といわれるが、そんなことない。日本人だって腰のあるそばは大好きである。(日本へのスパゲッティの進出経路がアメリカを通っているため、アメリカ人の好みがそのまま浸透してしまっているらしい(とくにミートソース、ナポリタン)。詳しくは歴史をみよう。) で、目指すべきはアルデンテである。アルデンテというのは、めんの内側に微妙に芯が残っている程度らしい。
しかし、ま、硬さなんて好みだから柔らかくても、硬くてもいいんじゃない。生じゃなきゃ。
ちょうどよろしい硬さになったら、ざるにあげる。火傷しないように。 ゆでたてが一番だから、さっさとソースをかけてくいましょう。
ここで、ゆで汁を少しとっておくと、ソースを薄めたり、めんのくっつきをほぐしたり出来て便利ではある。でもめんどう臭いからやってない。どうでもいいと思う。
