「チョコレート工場の秘密」 ロアルド・ダール

Book

この本...知ってる人、いるかな...?少ないだろうなあ
初版の発行は昭和47年です。私が持ってるのは昭和59年の12版ですから
割と読まれていたのかもしれないですけど。
確か子供のころに何度も図書館で借りて読んでいたのだろうと思います。
その後、見つけて買ったんだろうなあ。

訳者の後書きに、「あなたに似た人」「キスキス」という短編集が出版されているとあります。
作家の奥様は女優のパトリシア・ニールだそうで、4人の子供に寝るときに
してあげたお話が本になったそうです。
他の作品に「おばけ桃の冒険」(なんとなく題名は聞いたことがあるんだけど..)
チョコレート工場の秘密の続編、他何冊か出版されているようです。

さてさて...お話ですが。
とある町にチャーリーという少年と両親と両親それぞれの親が6人が一緒に暮らしてます。
とても...貧乏で(それこそほんとに食べるものがない...)チャーリー少年は
いっつもお腹を空かしている状態でした。
さらに追い討ちをかけるように同じ街には...世界で一番大きいチョコレート工場があったのです。
(これは...たまらんものがあるよね。チョコレートの香りが煙突から流れてきちゃうんだもん)

そのチョコレート工場というのはワンカさんという人が経営しているんだけど
不思議な事に働いている人が工場から出たり入ったりしてなくて製品だけが出てくるのね。
で、誰も工場の中を見た人がいないのよ。
でも...そのチョコレートというのが絶品らしいんです
(うーむっ。この本を読んで 何度食べてみたいと思ったことか)

そしてある日、この不思議な工場を見学できるという発表があったんです。
チョコレートの包装の中に5枚だけ招待状が入っているという事で。
もうそりゃ、大騒動で...みんな、チョコレートを買いあさります。
そして...チャーリーは。
とっても貧乏だったから 年に一度、誕生日のときだけ家族がたった一枚チョコレートを
買ってくれるのね。(うーん 泣けるぞ)
そして...その一枚のチョコレートに...ってわけにはいかなかったんだけど。
(その、チョコレートに招待状が入ってるかどうか...チャーリー少年も家族もそりゃもう
どきどきで...読んでる私もほんと、どきどきします)

結局、招待状を当ててね、他に当てたしょうもないガキ達とその工場に見学に行ける事になって。
いやあ、その工場がね〜。摩訶不思議と言うかものすごく面白いのよ。
だって、チョコレートが川になって流れてたりするんだもん!!
他にもいろんな沢山の面白いチョコレートとかお菓子があったりしてね。
もう、子供心に夢のような世界だと思ったわ。
(大人になって読み返しても、ほんとわくわくしちゃうんだけど)
だってね、冬に食べる暖かいチョコレートとかチョコレートミルクをだす乳牛とか
見まわす四角いお菓子(四角いお菓子に目玉があってくるくるって回ってこっちを見たりする)
とか、そりゃもう....(笑)

一緒に入ったしょうもないガキ達は途中で悪さをしたりわがままだったりでどんどんいなくなっちゃって
最後にチャーリーが残って そして...。内緒。(^_-)

とても夢のある、夢中になれる本ですね。
それにしても...ほんと、私って食べ物が出る本が好きなんだなあ...。

あと、挿絵なんですけど とても独特なタッチで面白いですね。
J・シンデルマン(ん...日本語で考えるとすごい名前だ)と言う人なんですけど
うーんなんといったらいいか、線を主体にした絵であんまりこんな感じの絵は見たことないかな。

続編もあって、必ず読んでるはずなんだけど覚えてないな...うーん。もう一度読んでみたい。

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