「永遠の仔」 天童 荒太

Book

この本は最近(’99年春〜夏)平積みで本屋さんに並べられています。
新聞での広告も何度か目にしました。
作家は山本周五郎賞を受賞後 3年後の作品だそうです。

私はまず 表紙の彫刻にひかれましたね。前から好きで展覧会にもいったりしてる、
舟越 桂の作品です。
木を材質に人間を彫刻し 彩色した物です。特に印象的なのが目です。
確か、大理石だと思いましたが まるで本当に生きて、意志を持っているかのような目をしています。
実際に見ても いまにも動きそうな感じがして とても好きです。

なので この本は買わなければなるまいとは思いつつ 内容がよくわからなかったので
悩んでいたのですが、好きな作家が絶賛してるのもあって 買って読みました。

内容はというと ちょっと想像してた通り 深くて重い話でした。

親によって魂を殺害された3人の子供たちが 大人になり再会し
また、そこから鎖のように 事件がおこっていきます。

親にとっての子供、子供にとっての親。そして...
親による子供への虐待...
現実にある話です。

読んでいてあまりにもつらく 読み進むのが苦になるほどでした。

でも、最後には救いがありました。ちょっとほっとしました。

私の文章力ではどうにもならないので、これくらいにしますが
まちがいなく 私の心に残る本です。

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