「蒼穹の昴」 浅田 次郎

Book

浅田 次郎...私にとってはあまりなじみのない作家です。
あ...でもそういえば、今年のベストドレッサー賞でしたっけ?(文化人部門の)
んと、この本は何かの書評を見て読んで見たいなと思ってて先日、図書館で借りてきたのでした。

そして...例によって(?)上下巻 一気読みしてしまいました...。
気がついたら朝の5時だったな〜。

それほどまでに、引きこまれてしまったのですよ。

話しは中国古代のお話なのですが、極貧の糞拾いをしている「春児」という少年が「白太太」という占いをする
おばあさんに将来、西太后の持つ全ての宝は自分のものになると言われます。
また一方で「文秀」という青年には将来、皇帝を助ける立場になると占われます。

そしてそのようになっていく...という話しなのですが。
あ、もちろんその間には書ききれないほど色々な事が起こるわけですね。

私自身は中国の古代のことなんてほとんど知らないですし、知識もまったくないのですが
興味は引かれますね。

中国の古代って...それにしても、なんだかものすごい世界だわ。
「科挙」という制度があって、試験を受け、今で言う政治を動かす官僚になるわけですけど
その試験がものすごいのね。9日間もの間小部屋に入れられて試験するんだもの。
その為には前段階として子供の頃から勉強するんだけどさ。
今のお受験なんて比べ物にならない厳しさだったんだろうなあ...。
まあ、この学歴偏重が災いにもなるんだけど。

それと、皇帝に仕える「宦官」というのも、すごい...。
売られたりされた少年の大事なものを切り落とされてしまうわけだからさ。
怖いよね...その場面を読んだとき思わず背筋が寒くなったけど。
(男性だともっと...でしょうねえ。よかったね、現代に生まれて)
それにしても、さっぱりその意図がわからないのだけど。

勉強不足で歴史的な背景が分からない処も多かったですけれども
読みやすかったですし(私程度でも読めたしね)歴史物が好きな人にはお勧めです。

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