II



私事で恐縮ですが旧年は、妻子の忠告を無視に無視して暴れ飲みをしましたら3月末には昏睡寸前の一歩手前までいき病院でさんざん痛めつけられました。酒はもう懲り懲りと禁酒に抜群の効果を発揮したのは、わずか半年間のみでした。

「咽元過ぎれば、熱さを忘れる」の諺は、私のために作られたもののようで、あきれ果てて、ものが言えないと、女房に愛想をつかれるほどに、またまた飲み始めました。

神様がお作りになった美酒を頂くのだ、二度も懲らしめる事もあるまいと、いい加減なオトコはますます意気盛ん。

酒を忘れさせる物、遠慮させる方法は無いものかと、よってたかって、あれこれと画策したようです。

長逗留させ他家の飯を食わせ続け、情緒をたっぷり味わわせれば、いくら厚かましく性懲りもない男でも少しは、どうにか、なんとか、なって、くれるかも知れない・・・・・・・・。

さらに婿の両親が加わる事で、遠慮する道、気兼ねする道を、ほんのチョッピリでも覚えてくれたら思惑通りに向かう筈だ。良いアイデアだ、素晴らしい案だ、してやったり、しめしめと大喝采を叫んだようす。

終わりよければ、全て善しの言葉が当てはまるかどうか分かりませんが、「スペイン旅行記 そのII。」ご笑覧ください。





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