目黒一茶庵
(目黒)



さて、この建物いつ崩れるのか。


目黒駅を東側に出て大通りをちょっと歩いたら細い路地に入る。時代が止まったかのような昔の一軒屋。そこが一茶庵である。ガラガラっと戸を開けると玄関。下駄箱に靴を入れまして、よいしょと上がりこむと、なんともくつろげる和室。いや「和室」って言うのはつまらない。一昔前これはどこの家にもあったなんの変哲も無い「居間」なんです。ちゃぶ台が置いてあり、冬なら石油ストーブがシュンシュンと向かえてくれる。2Fに案内されたら建物の片一方に集まるのはやめよう。建物が傾くから。冗談みたいなホントの話です。
段取りの良いおばちゃんはとりあえずビールを勧め、つまみには「おこうこ」。白菜の薄味なんだけど良く漬かってます(ちなみに他にあんまり肴はない)。
蕎麦。出来ますものは「せいろ」「いなか」「さらしな」等々。「せいろ(730円)」はやや太め(1mm*2mmくらい)でもっちりした程よい歯ざわりが、なんともこの店風で嬉しい。辛めのつゆにちょっとつけてみれば、しっとりと湿った蕎麦の香りが芳しい。「いなか」はもうちょっと太めであるが、決してもそもそしすぎることはない。
古き良き街の蕎麦屋さん。
(1999/12)


03-3444-0875
東京都品川区上大崎2-14-3
11:30〜16:00,〜19:30(日祝)(水,第3火休)

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1999/12 ちゃぶち