休屋[やすみや]
(豊島区南長崎)



まったりとした午後を最高のものにしてくれる空間。


南長崎1丁目の交差点から西にちょっと歩いて行くと「茶蕎麦」と大きく看板を出している店。かの名店「翁」で蕎麦を学んだ主人が、翁が山梨に移転した後を引き継いだ形になる。
中はこの手の蕎麦屋にしてはめずらしく、厨房に面したカウンター席があり、この他座敷のテーブルが3つほど。「せいろそば(800円)」と頼むと、左手奥のご主人が蕎麦を手際良く計り、ぽいと鍋に入れて茹で上げ、たっぷりの水でざぶりざぶりと洗う。この過程見てると腹へって来ますね。あ、おいらの今鍋入った。今洗われてます。お、来るぞ来るぞ、という思わず実況中継をしてしまいそうな楽しさ。ご主人は無口だけど、女将さんは愛想がいい。カウンター越しに世間話でもしながら待ちましょう(邪魔しないように(笑))
長細いお盆に長細い蒸篭に乗って出てきたそばは、薄く緑みのかかったいわゆる茶そばで、程よい細さ。一口すすればその旨そうな姿のまんまに良い香りもする。うまい。歯に歯向かうコシの強さも良く、汁に大根おろしを入れればのど越しも気持ち良い。汁は丸みを帯びて濃く、出汁の味は豊かで、蕎麦をちょいちょいとつけて食べるにちょうど良いのです。 「せいろ」のほか「いなか」「さらしな」もあり、また鮎の寒露煮がついている「あゆそば」もうまそう。近所に住んでるらしいアベックがちょっとツマミながら仲良く飲んでた。いいねー、こういう蕎麦屋が近くにあるって。
ちょっとアクセス悪いけど蕎麦好きなら来てほしい。
(1999/11)


03-3951-6319
豊島区南長崎1−3−4
11:30〜14:30(売り切れじまい)(水、第3木休)

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1999/11 ちゃぶち