Mijas・Pittoo(ミハス・ピトゥー)
京都市東山区東大路安井上ル月見町6
075-533-1010
12:00〜20:00 無休
(2003.8)



カフェめぐりを始めて二年。ようやく最近、自分好みのカフェがどういうものかが、分かってきました。
すると当初の「いろんなカフェに行きたい」と言う思いから、「自分が好きなカフェを探したい」
そんな思いに変化していました。カフェに対する間口が狭くなった分、奥行きを求め始めたのかもしれません。

大阪の気になるカフェもかなりめぐり、今度は京都のカフェに足を伸ばす事にしました。
京都もまた、気になるカフェがいっぱい。なかなかいけない分、その数がどんどん増えてしまいました。
どのカフェから行こうかと、かなり迷った結果、夏ですし、「茶洛」のわらびもちをメインに、紫野周辺の
カフェに行く事に。ところが、これが悲劇の連続で。。。(泣)。

大阪にまっすぐ帰るのも、なんだかもったいないと思っていたら、運良く、鞄に一枚の切抜きを入れていました。
八坂神社近くにある、新しく出来たであろう、雑貨屋さん兼カフェの記事。
次の京都カフェめぐりの時に行こうと思って、切り抜いていた物を、無くさないように鞄にいれてたんですね。
なんだかそのカフェが、自分を呼んでいるような気がして、最後の力を振り絞り、行ってみる事にしました。


紫野とは違って、賑やかな四条。八坂神社に向かう道は、平日でも観光客でいっぱい。八坂さんの前の道を
右手に曲がると、写真にあった白い壁にピンクの文字で「Mijas・Pittoo」と書かれた建物を発見。
ところが入口を見て、一瞬戸惑いました。サッシ戸というのでしょうか?そのガラスにピンクや白のマーカーで
いろいろ書かれているんです。「入っても大丈夫。。。?」という心配が(笑)。
でも、このまま帰るわけには行かないっと、扉を開けて中へ。

一階は輸入物や手作りの可愛い雑貨がいっぱい。でも暑さでヨレヨレになっていたあたしは、二階のカフェへ
まっしぐら。でもその階段が、奥のレジ横にあるのですが「ココ、上っていいの?」って感じで、お店のお兄さんに
確認したくらい。本当に家の階段みたいなので(笑)。
細くて少し急な階段を上ると、そんなに広くないスペースに五種類のテーブルがありました。
ちょっと引いてしまった入口とも、可愛くて賑やかな一階の雑貨屋さんともまったく違う、別の空間が広がっていて、
ココに来た事が間違っていなかったと思いました。

店内には女性二人組みが、家族で食事するような席でお茶を楽しんでいました。見渡すと他に、友人と午後の
お茶席、彼とテレビを見る席、一人で勉強する席があり(勝手に名づけてます(笑))、残るひとつ、なんと言えば
いいのか分からない、でもちょっと態度の大きそうな席が窓際にありました。
で、あたしはその、態度の大きそうな席へ(笑)。


暫くして、物腰の柔らかなお兄さんに、アイスグリーン
ティー(京都に来たんだから(笑))とフルーツのマチェド
ニア(フルーツをシロップと白ワインで煮たもの)をオー
ダー。その時にちょこっとお兄さんとお話ししました。

ココまでの辛い道のりや、雑誌を見て来た事、このお店が
出来てから三ヶ月だと言う事、など。
で、いつものように「可愛いお店なので、写真撮らせて
いただいてもいいですか」と伺うと、笑顔で「どうぞ。
置いてある絵本もご自由にお読みください。」とお返事が。
こういう受け答えをしてくれるカフェが好きなんだなぁと
再認識しました。


デザートが来るまでに、お店の中はあたし一人に。
もう、写真撮り放題です(笑)。
さっき書いたテーブルの様に、ココは全体的なまとまり
よりも、一個、一個、フレームごとが可愛いんです。

特にいいなぁと思ったのが、彼とテレビを見る席。
もう、一目惚れ状態です。
他にも、店内をくるくる回りながら、写真をたくさん
撮りました。後で一人で来られた女性も、ポラロイドで
パシャパシャ撮ってました。しかもあたしと同じ様に
店内をクルクル回りながら。
その姿に、「そうよねぇ」と、ちょっと笑っちゃいました。


テーブルには冷えたグリーンティーと、フルーツが届きました。
お味的には、うんまいっ!ってことも無いのですが、(まずくも
ないです(笑))十分満足出来ると思います。
お値段がリーズナブルなので、ちょっとお茶して、ゆっくりする
には持ってこいのカフェ。
近所にあればいいなと思えるカフェはこういうお店なんでしょうね。
どんなに居心地が良いカフェでも、お値段がお高いと、そうそう
行けませんもの。。。

すぐ近くに、人で混雑した場所があるのが信じられないくらい、
穏やかな店内。窓際にいると、外の車の音は感じますが、近くに
あった絵本を見たりして、本当にゆっくりとした時間を過ごす事が
出来ました。このカフェに感謝です。


そろそろ出ようかと思った頃、どどーっとお客さんが上がってきたので席を立ち、一階に支払いに下りると、
ココでも雑貨を見ている女性が沢山いました。お兄さんも忙しそうです。
あたしが来たタイミングが良かったのですね。
お会計を済ませて、一階で雑貨を見ていると、チャルカにあるような雑貨が沢山。
記事にあった、イギリスの80歳のおばあちゃんが作る木製ボタンも可愛かった。
地下にも手作りの洋服やバックがあり、欲しい物がありすぎて、かなり悩んで、結局何も買わずじまい(笑)。



京都のカフェって、すーっとしてるような、うーん、なんて言えばいいのか。。。
あまりおしゃべりでないイメージがあったのですが(いや、べつにカフェはしゃべりませんが)、ここはそんな
感じがしないと言うか。。。
そうっ!親しみのあるカフェ!。そんな感じ。
大阪のカフェによく感じる感覚です。
そういえば、初めて店内の写真を見た時、「喫茶tree」の可愛らしさ、「あっけらかん庵」のシブさ、「ミツ
バチ堂」の懐かしさを足して3で割ったような印象を受けたのです。
それで、ココはきっとあたしの「好きなカフェ」になるとの直感がびびびっと(笑)。


京都には、おしゃれなカフェがいっぱいあると思います。
絵になるようなカフェ。行くとほんの少し、背筋を伸ばすような印象の。
だけど、たまには、こんな優しい感じがするカフェで、力を抜いて
だらりーんとするのも、いいんじゃないかなぁと思いました。

あたしは、だらりーんと、し過ぎですが(笑)。