Beer Tasterへの道のり

 
Beer Taster試験開催日 1999年3月12(金)の様子を私の視点で時系列にまとめてみました。
これから受験する方や、Beer Tasterの資格に興味がある方に「試験ってこんな事するんだ〜」・・・という雰囲気だけでも味わってもらえたら、と思ってます。




・本題に入る前に・



Beer Tasterの試験を受けるためにはLINK!日本地ビール協会(以下JCBA)の会員になる必要があります。 お安い方の研究会員で入会金2万円+年会費9千円=2万9千円。
そしてBeer Tasterの講習料+認定試験料で10,500円。
つまり、日本地ビール協会の非会員の方が試験を受けようとするとイッキに約4万円の出費となる訳です。
そうなんです。一度に払うには、なかなか抵抗のある金額なんですよね。でもJCBAは、会費だけで運営しているそうなんで、ま、これも仕方ないかなぁ ってます。

まずは、申し込み。
本当は、3月初旬ににLAに旅行に行くはずだったのに、会社都合で休みが潰れちまった。そこで時間が出来たので2年前から受けたかったビアテイスターの試験を受ける事にした。
LINK!申し込みのフォームはJCBAのHPからGET。申し込み&振り込み後、講習会で使用するテキストが送られてくる。




・いよいよ本題・


講習会

7:15 長岡発。全然テキスト読んでなかったから新幹線の中で読もうと思ってたけど、爆睡して結局読めず。
9:00 東京着。丸の内を歩くのは初めてだったが…ウエスタンハットをかぶって歩いてるのは、さすがに自分一人であった。。。
9:15 JAビル到着。迷わず到着。会場に着いてビックリ。約90名がそこに!!約4割くらいが女性か?
9:30 認定講習会開始!
谷講師が9:30から16:30までほとんどの講義を担当。

まずは、官能評価法のオハナシから・・・
今までの自分がそうだったんだけど、ビールを飲むときは、「自分にとってうまいかまずいか」「もういっぱい飲みたいか、これっきり飲みたくないか」っていう自分の好みでビールを判断していたんだけど、 ビアテイスターたるもの、より専門的に評価し、「もっと飲みたい」と思うのはなぜか?という原因に迫る技術と知識を習得せねばならんのぢゃ。
ま、言ってみれば「一般の人よりビールについて深い知識を持ってる消費者」ってとこでしょうか。
その評価には五感がフル活用されるんだよね。そのティスティングの仕方なんかを学んだ。

あんまり詳しく書いちゃうとすんごく長くなっちゃうからね、あとは、概略をバババっと。
その後も講義は続き「ビールの原料」「オフフレーバー」「ビアスタイルの概念」についての講義をティスティングを交えながら進めていったのだ。
この講習会はビール好きにはたまらんね。マジで。
何がたまらんって??そりゃ、いろんなビールが飲めるからだよ。

10:30 ティスティング開始
ビールは、通常の紙コップより直径が1.5倍くらい 大きいプラスティックの透明なものを使用。
一度に注がれるのは、約1センチ。容量にして約50ccって所か?(そう言えば、もうccって単位は使わないんだっけ?ま、いっか。)
記念すべき本日の朝のおめざビール(?)は・・・、(ここでドラムロール!)
サミュエルアダムス ボストンラガー 官能評価の方法つまり色を見て、香りをかいでとか  そういうのをするための練習としてまず飲む事に。ふむふむ、こうやってグラスを回して香りを立てるのかぁ…何の香りだかよくわからんな。ふぅん、これがポップなの?とか思いつつの初の本格的ティスティング!
次にエンゲルボックこれは、モルト(麦芽)ってこんな香りですっていうお手本。
アンカーリバティで「アロマホップ」のチョット柑橘系っぽいさわやかな香りを体験。
自分一人で飲んでるときは、この香り(=アロマ)がホップなのか、モルトなのかさ〜〜っぱりわからんもんね。まじでこりゃイイ講習会に来たぜ!っと思ったときにオフフレーバーの講習に突入。

オフフレーバーってのは、そのスタイルのビールに本来あっちゃいかん味や香りの事ね。
私みたいなシロウトが嗅いでも判断できるように、JCBAの皆さんが濃度を通常の3〜5倍のキッツイのを作ってくれた。
たしかに、こりゃキッツイわ〜〜。
日光臭、酸化臭、DMS、ダイアセチル、イソ・ヴァレリアン酸の5つを嗅ぐ。
どれもひどい臭いだ。なんちゅうの?胃から苦いものが込み上げて来そうってゆ〜〜か、横隔膜が激しく上下運動しそうってゆ〜〜か・・・要するに軽い吐き気ってヤツさ。(←早くそう言えってか?)
でも、私はチャレンジャー精神を発揮して飲んで見ましたが・・・舌をつけただけでギブアップでした。
でもね、今まで嗅いだ事のない臭いを記憶するのって難しくって・・・何度嗅いでも間違えちまう臭いってあるんだよね。ってゆ〜〜か、自分って鼻がバカ?って思えてくるんだよね。
そんなこんなでもうお昼。休憩後にまたオフフレーバーあてに挑戦するも、やっぱりパーフェクトならず。え〜ん・・・(泣)

では午後のビールを網羅してみっか。カタカナの羅列だぢょ。
まずはドイツ系。オクトーバーフェスタに行きたくなるよ。
ディーベルス アルト、キンドル ベルリーナ ヴァイス、ピルスナーウルケル、ビットブルガー・プレミアム・ピルス、アインガー・ドッペルボック、アインガーブロイヴァイス
で、イギリス系。これらはロンドンのパブで飲んだことがある。特にGUUINNESSとNEWCASTLE BROWN ALE が好きですねぇ
バス ペールエール、ニューカッスルブラウンエール、アンカー ポーター、ギネス、アンカー・オールドフォグホーン
最後にベルギー系。日本にはないタイプの種類のビールがいっぱい!
ベルビュー・グース、ヒューガルデンホワイト、オルヴァル、シメイ、アンカー・スチーム
・・・とまぁ、講習会だけで20種類のビールを飲んだのだ。50MLずつX20種類=1Lかぁ
ちびちび飲んでても結構おなかいっぱいだよ。でも、私は気づいてた。
回りの受講者のほとんどがティスティング用のビールを全部飲んでない事に!
こんなにたくさんの種類のビールを飲める機会はめったにないと張り切ってたのは私だけだったのだろうか???

講習会の内容は日頃からビールに対してひとかたならぬ興味を持つ人や、自分で醸造をする人には常識的な知識でしたが、20種ものビールのティスティングやオフフレーバーの体験は自分では出来えない経験です。 マジで参加してよかった〜!!

認定試験


記述問題はなしで。全て4択とか5択とかいった選択問題。
講師の話を寝ずに酔っ払わずに聞いていればほぼ正解できると思う。

文章問題が30問くらい?と実技が4問。試験時間は45分あるけど、10分で終わってしまった。あとは、見直しを2回して退室。 実技では、ビールが2種類でて、そのビールのスタイルを選択肢から選択&オフフレーバーが2種類出てその種類を選択肢から選択。
朝っぱらからいいだけ飲んで最後にまたオフフレーバーでしょ?イヂメか??って位キツかったね。またもや横隔膜が運動を始めそうになっちゃったし。

そのまま試験終了後30分間待ってると試験結果が当日に出るというんで待っていた。
田村さん(ジャッジクラスの講師)が回答を読み上げる。もしかして、私は全問正解か??わくわく!
JCBAの小田会長が「以下の方がイバリュエーター合格者です」と名前を読み上げる。私の名前がない。
「では、アドバンストイバリュエイターの方を読み上げます」
まだ呼ばれない。
「では、以下に名前を呼ばれた方は起立して下さい」私を含めて4〜5名の人が起立した。「いまご起立の方々は惜しくも1門不正解の方です。みなさん、拍手!」
え〜〜〜〜!?どこを間違ったんだぁ???って事は、マークミスをしでかしたかぁ???
私はアドバンストイバリュエーターになれた喜びよりもどこを間違ったのかが気になっちまって・・・・
そして、次に全問正解の方々が6名いらっしゃいました。すんばらし!!!
結果としては全員合格!というビアテイスター試験初の快挙だったそうで・・・
それもこれも谷講師のお陰ですぅ!!!多謝!!

この後の友人との飲み会&翌日の出張先で自慢しまくったのはいうまでもありません。
でも、ビアテイスターって何?って人が多くって・・・・「ビール界のソムリエ」といえば分かってもらえるようですが・・・あまりの認知度の低さに驚きましたね。
ソムリエと聞くとビールの銘柄あてが出来るの???と聞かれるし。
違うのだよ。スタイルと銘柄は!!!・・・この辺の事をみなさんによく知ってもらうのがイバリュエーターのつとめかなぁ???



LINK! 1997年8月のビアテイスター試験のHP(BeerLoverの村上さんのHP)

日本地ビール協会の中山さん、ビールの銘柄等の情報提供ありがとうございました!!