ミニサイクロン集塵装置の改良 2008/01/27
掃除機を使ったミニサイクロン集塵装置。

 今までいろいろな変遷がありましたが、現在は写真のような形でとりあえず落ち着いています。
本格的な集塵装置の導入を考えた事もありましたが、結局、工房のサイズや今の木工の頻度などから考えると、この程度の集塵装置が私の身の丈に合っているのかな、というのが正直なところ。

 ただ、不満がないわけではありません。
最大の不満はペール缶に直接粉塵が溜まるために、捨てる時には中の粉塵を移し替えなければいけないということ。どんなに注意しても周囲を汚すし、細かな粉塵を吸い込む事になってしまいます。これは負圧式の宿命で仕方ないものだと思っていました。

ところが、「T's 韓国日記」というブログで「均圧管」というものがあることを知りました。説明を読んでなるほどと、これなら負圧式でもビニール袋に粉塵をため込む事ができる!こりゃ、やるっきゃない。
 

 原理は単純。ペール管にセットしたビニール袋より外側(つまりペール缶とビニール袋の間)をビニール袋の中より低い圧力にすることで袋がサイクロン側に吸い込まれないようににします。つまりはペール管と掃除機のホース部を配管でつないでやればいいだけ。

 といえば簡単そうですが、具体的にどういう配管でどことどこを繋ぐか、ちょっと悩みました。負圧となるためにパイプやチューブが抜けるという心配はないにしても、負圧で潰れない強度はやはり必要です。
 結局、なるべく細いチューブを使うことで強度をクリアする事にしました。使ったものは外径約6mm、内径約4mmのビニールチューブです。

 で、最初にプラ製のM6ボルトを加工して上の写真のものを2個作ります。
中央にはφ3の穴が貫通し、ねじの先端部はφ4.5に落としてあります。別にプラ製である必要はないのですが、やはり加工が楽だということと、たまたま手持ちがあったというだけの理由です。

 上記のものをペール缶の底近くにあけた穴にゴムワッシャを挟んで取付けます。ナットもプラ製を使用しましたが特に意味はありません。

 掃除機のホースの根本部分にも同様にプラボルトを加工したものを取付けて両者をビニールチューブでつなぎます。チューブの長さは必要最小限としています。

ペール缶の底は有孔ボードで10mmほど底上げしておきました。ビニール袋が均圧管の先端を塞いでしまわないようにとの用心ですが、これはもしかすると不要かもしれません。

これで改造は終わりです。実工事時間は3時間ほど。方針が決まれば作業は早い。

 本当にこれで大丈夫か?とドキドキしながらペール缶にビニール袋をセットしてスイッチON。あり合わせの粉塵を吸わせてみました。
結果が左の写真。ビニール袋がペール缶に内壁に貼り付いているのがおわかりいただけるでしょうか。
一杯になったら袋ごと捨てればいいので今までと比べれば格段に処理は楽ちんです。

コツと言うほどではありませんが、最初にペール缶にビニール袋をセットした後、1分ほど空運転をしてやるとペール管の内壁に袋がうまく貼り付いてくれるようです。何せ均圧管が細いので中の空気を吸い出すまではそれなりの時間が必要ですので。


実に簡単な改造で、今までの問題がみごとに解決しました。
たぶん、私と同じような掃除機を使ったサイクロンを自作されている方は多いと思います。そういう皆さんにも是非おすすめしたいと思います。
そして「T's 韓国日記」のToshimさんに感謝。ありがとうございました。

「T's 韓国日記」:http://blogs.yahoo.co.jp/toshim11