クマラのファイル集    12

Guava  Jambu  ジャンブー

このフルーツは何でしょう

あなたはトロピカルフルーツをいくつ知っていますか。日本で食べられるものから、名前を知っていたり、写真で見たことがあったり、全く知らなかったり。そんな中で、ジャンブーは私にとって初めてのインドネシア、初めての全く予備知識の無い果物でした。

形はデコボコしていて艶があるわけでも無し。色はまだ未熟様のはっきりしない緑色。香りといってもおいしそうなにおいでもなし。指で押さえるとグニュッとしている。リンゴ大のを丸かじりしてみると、皮も果肉も全く歯ごたえなし。しかし、ガブリッと食べると口中にツブツブがいっぱいで、口中でより分けるのが大変。キーウィのようにその種をとらえてプチッとしようものなら、ご飯の中の石と同じで、全く歯が立たず、どうも歯が負けそうなのである.とにかく数多くの種を出すのが面倒くさくなり、ジャンブーは私の「美味しい果物」の範疇には入れませんでした。もう一つ、果肉には白とピンクがあるのだが、黄色がかった白といい、色あせたピンクといい、はっきりしないのが好きになれない理由でもあります。

正解はグアヴァーです。

それから数年後、スーパーのフルーツコーナーにチャボの卵大で緑色をした物が4個パックされたのがありました。パックには高知産のグアヴァーの表示があり、物珍しさも手伝ってさっそく購入、ジュースとしては既に御承知の方も多いはず。どんなに美味しいかと二つに切るとどこかで見たことのある切り口。口にしてみると、これまたどこかで食べたことがある。

瞬間、グアヴァーはジャンブーだったのだ。

口の中に、歯が負けそうな種が残ったからです。ただこの時の高級グアヴァーはスッパイだけでした。ちょうどこの原稿を書いている時、また久しぶりにグアヴァーを見つけました。同じく4ヶで¥800。形と大きさが同じだから高知産だと思うが、今回は、もう一つ奥に、これはジャンブーだとわかるものもありました。卵より少し大きめ、1ヶ¥800、okinawaと書いてありました。残念ながら、こうしたトロピカルフルーツの場合、販売担当者が何も知らないことが多く、両方ともグアヴァーの表示もなく、知っている物好きだけがお客さんです。当然ジャンブーの表示はありません。

ヒントは種と石

フトモモ科の常緑小高木、バンザクロ、バンジロウともいう。地上近くで分岐し、樹形や木肌がサルスベリに似て、若い枝は四角形を呈す。花は白く、通常数百本の雄ずいを束状に射出する。果実は品種により、小は30gから大は400gに及ぶが、いずれも果肉にがくを残している。果肉やや甘く、芳香があり、肉質はナツメに似て、少し酸味を伴う。果肉中に多数の褐色、扁平な硬い種子を含む。二つの形があり、リンゴ型は球形、または楕円形で、果肉は赤い。もう一つは洋ナシ型、果肉は白または桃色、前者に比べて味が優れている。私の識別も間違いではなく、インドネシアでは jambu biji(種)、jambu batu(石)、つまり石のような種がそのまま名前にもなっています。

根性もあります。

熱帯アメリカ原産で、紀元前800年、すでにペルーでインディオが果実を利用していた。本来熱帯性であるが、成木ともなれば時に氷点の低温にさえ耐えて生育し、土壌を選ばず、種子でたやすく繁殖するので、全世界へ分布の途上、フィジー島のように邪魔物として扱われ、政府の手で根絶を図ったこともある。グアヴァーは16世紀、スペイン人によって新大陸から太平洋を越えてフィリピンに伝わり、ついで東南アジア各地へ広まった。東南アジアではきわめて一般化していて、平地では庭園樹、門口樹として栽培されているが、野外や山地でも林を形成し、既往の森林中にも生育している。インドネシアでは、海抜1200mにまで分布している。沖縄にも古く伝えられた。

ボランティア活動もしています。

インドでは貧民の保健食品として重要視され、政府の手で計画的に増産が図られている。グアヴァーは果皮がはげず、種子が家中に散在するので、そのまま丸かじりするほかなく、したがって食品としての利用率は最高で、いかに貧民向け果実である。それに、インドへ入ったグアヴァーは、北方ヒンダスタン平原において栽培が盛んとなり、連合州には1万ヘクタール近くの植栽がある。この辺りは広大な畑地の各所に地下から塩分が析出し、そのため作付けができずに遊休地となっているところが見られるが、こうした土地柄でもグアヴァーは立派に成育している。

 

5.クマラのファイル集 02/09/20  

  

 


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02/09/20