新版 キリスト教の中心

the  central  point  of  christianity

 

                                                           

                       

                               

           はじめに

          ゆりかごの歌

          

           愛のかけ橋

           死といのち

           信仰の水差し

           ことばに表わせないほどの賜物

           あとがき

 

 

 

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、

世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとし

て滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

 

私たちは、これからこの小冊子で、ヨハネの福音書316節の有名なみことばについて学びたいと思っています。いいえ、このみことばについてと言うより、このみことばが私たちに伝えようとしているメッセージについて、さらにはっきり言うなら、そのメッセージが私たちに紹介しようとしているおかた、イエス・キリストについてと言ったほうがよいかもしれません。とにかくこの聖書のみことばは有名な聖句の一つです。ルターは「もし聖書の66巻が失われてしまったとしても、このヨハネの福音書3章16節が残されているなら、人はこの聖句によってイエス・キリストを信じ、救われ、そして永遠のいのちを得ることができるだろう」と言ったと伝えられています。そういう表現が許されるとするならば、このみことばは聖書のエッセンスなのです。少なくとも聖書が私たちに伝えようとしているメッセージの最も重要な部分は、この短い二つの文章の中にことごとく盛り込まれているのです。ですから、この小冊子で、この聖句が教えようとしている真理をことごとく扱うことは、あるいは無理なのかもしれません。しかし、できるだけやってみたいと思います。

それで、私は今この本を読もうとしておられるあなたにもご協力いただきたいと思うのです。まず第一に、それは読んでいただくことです。最後まで読んでいただきたいのです。初めのうちにあなたがお持ちになった疑問に対して、そこから何ページか先で解答が与えられているかもしれないのです。また第二に、いっしょに考えていっていただきたいと思います。私はあなたを舌先三寸でたぶらかそうとは思っていませんし、またむりやりに私の意見に従わせようとも考えていません。ただあなたの真理探求の旅の道づれになりたいのです。そして少しでもあなたのお役にたてばほんとうにうれしいと思います。どうか初めから論争的な態度で心の戸をしめてしまわないで下さい。公平な友人として私の言おうとしていることに耳を傾けていただきたいのです。

さあ、ではごいっしょに出かけましょう、真理を求めての旅に。