HP開設記念インタビュー

左傾化する右翼老人の告白

                             (聞き手・赤坂はづき)

 

「これぢゃインタビューになりませんっっ」

キレるスタッフ、ルノアールでひとり乱闘

 せっかくの記念インタビューにまじめに答えない邦男さんに対し、自称スズキスト歴30年のスタッフ・赤坂はづきが激昂、高田馬場ルノアール・ン号店にてテーブルを蹴飛ばすなど一人で大騒ぎ。店員が呼んだケーサツが来る前に本人は昆布茶を最後の一口まですすり、お菓子まで食べてノートパソコンを片付け、悠々と引き上げていった。赤坂曰く「昔のサディスティックな教条主義ウヨクの邦男さんはどこへいったの? 援交学者や買春サヨクとつきあったり、若いコみてでれでれしたり、あげくにインタビューのときはへなちょこぶりがもろに出ていてもう・・・」 とりあえず、へなちょこインタビューの全貌を。

 − 月刊誌『創(つくる)』8月号で、辛淑玉さんとの対談で辛さんに「右翼は今やブランドなのよ。若者のあこがれよ。いよいよ鈴木さんの時代よ」と冷やかされ(辛さんてばキツすぎ)、「冗談じゃない、何がブランドだ。『右翼』だとレッテルを貼られてどれだけ馬鹿にされ、軽蔑され、さげすまれてきたか。そんな言葉など棄てたいのに」といってますが、蔑まれるようなことしてきたんじゃないんですか?

そうかー。そうですねー。どう答えていいか。そのころは蔑まれるとは思ってなかったからなー。 

− ・・・(脱力してる邦男さんにガクっとくる)つい先日も某ゴシップ雑誌の「絶対安全」な人の第1位にランキングされてましたね。安全な人が石や火炎瓶投げたりするんですかあ? 国体で日の丸焼いた沖縄の知花昌一さんが東京に来たときも覆面とヘルメットで乗り込んでいったでしょう、10年くらい前。

ええ、そうなんですよ。懐かしいなあ。

− 懐かしがらないでくださいよ、もー。サヨクの人はみんな根にもってますよ。「生長の家」の後輩の方々も「玉砂利に正座させられた」「木刀で殴られた」と苦情をいってるそうじゃないですか。

ええ、僕も硬派でしたから。

 

− 今は超軟派ですよねー。援交学者や買春サヨクとつきあったり、若いコみてデレデレしたりすっかりへなちょこになっちゃって・・・。そこがよくわかんないんですけど。昨日まで日本刀振り回してた人がなぜそうなるんでしょう? 写真集『たまゆら』では、ソ連の崩壊がどーだとかもっともらしいことをおっしゃっていますが、ある日突然「暴力はイカン」と思ったんですか? それとも少しずつ「イカンなあ」と思ったんですか?

う〜ん、乱闘と乱闘の間に時間があると我に返ったりね。あと、実家帰ったときとか。「このままでいいのか」とか。徐々になのかなー。

でも、ただの軟派じゃないんですよ。いろいろ作戦もあったりして。本当はものすごい悪党かもしんないよ。まあ、そのうちわかるよ(と、意味深なことをわざと言ってみたりして・・・・)

− ・・・(段々ヤになってきた赤坂)脱暴力、左傾化するのは勝手ですが、板坂剛さんのように「平和主義者のふりをしているが、本当は鈴木もテロを捨ててない」とまだまだ疑う人もいるし、サヨクも受け入れてくれる人ばっかりじゃないし、当然ウヨクは怒るし、四方に味方なしですよ。これからどーなさるおつもりなんですか? 鹿砦社通信では「鈴木邦男の老人力」なんてもちあげてくれてますけど、それもなーと思います。

青年期なんてなかったしー。僕の青春を返せって感じ。

− 火炎瓶投げるのも青春じゃないんですか。

やだ、そんなの。オンナのことなんだあー。今、日本刀で襲うなら街でいちゃついてる若いカップル! てめーら、男女交際は30歳からだ! 

− ここで激昂されましても。じゃ、次、私生活。1日のだいたいの行動、平均睡眠時間など。いつも眠そうなので気になるんですが。

睡眠時間は平均して6〜7時間。でも人間は8時間必要なんでしょ。徹夜して翌日10時間寝たりとかしてるなー。

− 原稿は月にどのくらい書いてるんですか?

400字で50枚ぐらい。

− 意外と少ないですね。ヒマなんですか。

あとは本読んだり映画見たり歌舞伎見たり。基本的には学生みたいなんですよ。

− ・・・つまんないじゃないですか。破壊活動とかないんですか。

すみません。

− 最近ハマっているものは?

オペラ! 中野図書館のAV(オーディオビジュアルだよ。アダルトビデオに非ず)コーナーでLD見てる。ホームレスが寅さん見てるワキで、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」とか。これは三島由紀夫の「憂国」や今やってるスティーブン・キングの映画「ゴールデン・ボーイ」でも使われていて、おすすめ。

 そうだ、自殺した江藤淳のことを石原慎太郎が『夕刊フジ』(7/23)でコメントしてた。「『トリスタンとイゾルデ』のように後追い心中なのかなあ。美しいといえば美しいが残念だ」。『トリスタンとイゾルデ』がこんなに続くのは果たして偶然だろうか。この世はやはりワーグナーが支配してるんだろうか。

 あと、これは笑ったこと。7/16に本多劇場で大川興業の公演をみた。面白かった。ケータイの着メロが「君が代」だった。僕もそうしよう。

− 邦男さんがやったらシャレになんないのでは?

そうか。やっぱり「インターナショナル」か。♪立ーてー飢えたる者−よ

− いや、歌わなくともけっこうです。今、誰を殺してもいいとしたら?

自分かな。あ、違う違う。街でいちゃついてる若いカップル。皆殺しだ!

− ・・・最近、嬉しかったこと

自分の本がいっぱい出てること。特に「がんばれ! 新左翼 パート2」はあきらめてたから。このシリーズは続けるよ。 

− 感動したこと 

ないよ。 

− 最近、アタマにきたこと

 働けどビンボーなところ。本けっこう出してるのに。

− 合気道とか柔道、日本刀(苦笑)のお稽古は続けてるんですか? 

 柔道は行ってます。月に1〜2度講道館に。ちゃんと月謝は払っています。

− ふだん何食べてるんですか、好きな食べ物は?

 枝豆ととうもろこし。「枝豆少年」だったんですよ。あと、近所のよく行くソバ屋は冷房がきつくて閉口している。

− 友人、愛人、ライバルの存在

 友人はいません。愛人は昔は36人だったけど、今は募集中。このHPを見て誰か愛人になってくれないかなー。

 ライバルは、宮台真司、宮崎学、宮崎哲弥。宮様3人衆。「男三宮」だね。

 

− 好きな音楽、マンガ、テレビ番組

 音楽家はグスタフ・マーラー。島倉千代子。三橋美智也。

 マンガは松田洋子の『リスペクター』(週刊SPA! 連載中)。バロン吉本の『柔侠伝』。柳沢教授のなんだっけ。OL進化論。みこすり半劇場。

 テレビは、街道を行く。キスいや。やっぱりさんま大先生(ロリコン番組)。新婚さんいらっしゃい。

 

− 今ほしいもの

 デジカメ。あとCDウォークマン。

− 好きな女性のタイプ

 ミッシェル・ファイファー。ニコール・キッドマン。

− ガイジンですか。反日のようですね。

 日本人では瀬戸朝香。

− しあわせですか?

 不幸です。本売れないし。

ここで神風真理乱入。「やだ〜。真理がシアワセにしてあげたい!」

え〜。ありがとう。でも別にいいよー。

− ・・・やる気あんですか?

あんまりない。僕が答えてもつまんないでしょう。はづきちゃん、テキトーに書いといてよ。任せるから。

− いえ、やる気ないのでしたらムリにとは申し上げませんよ。若い教え子さんといちゃついててください。私は降ります。「ばきっ」(テーブル蹴る音)。

「キャー」(客の悲鳴)。「ケーサツだーケーサツをよべー」(店員)。「ずずー」(赤坂が昆布茶をすする音)。「ばりばりばり」(昆布茶についていたお菓子を食べる音)。「ずずー」(昆布茶)。

それでは失礼します。