
無責任連載 市民運動家通信その3
<国民・住民投票を活かす会>青山敬子
討論会「『安保』と国民投票」報告(2)
(前号までのあらすじ)
日本で意義ある国民・住民投票の実施をめざす局地的にメジャーな市民団体<国民・住民投票を活かす会>会員の私・青山敬子は、昨年12月5日に開催された討論会「『安保』と国民投票」で鈴木邦男と運命(?)の出会いをする。
もろ”心情左翼”だった自分は不覚にも鈴木の「ふざけてんだかマジメなんだかわからないところ」に共鳴していく・・・・。あれ、ちょっと違いますかね。まあ、当日の朝の話から。
それから先週はお休みしてすみません。第一印象(ただし友人の)は「しょぼいオヤジ」
場所は、東京・神田のYMCAホテル。
当日は雨。暖冬とはいえ真冬の氷雨です。ばっくれたいキモチは否が応にも高まりましたが、スタッフとしてはそうもいきません。のろのろと家を出ました。
最終打ち合わせの後、ゲスト来場。新潟国際情報大学教授の石川真澄氏(基調講演)、パネリストの小川和久(国際政治・軍事アナリスト)、知花昌一(反戦地主・沖縄県読谷村議)、宮城康博(名護市議)、そして鈴木邦男(評論家・一水会代表)の各氏。
当然、あたくしは「宿敵スズキクニオ」とは目を合わせないようにしようと思ってました。来てくれた友人の一言がすごかったです。
「スズキクニオ来てるじゃん。思ったよりしょぼいねー」。悪いけどしばらく笑ってました。おかげで優しくなれたことも事実です。
動員数は約80人。ノーギャラで来ていただいた豪華なパネリストには申し訳ない参加人数でしたが、有意義な討論でした。詳細は次号で。あ、テープ録ってありますよ。起こし原稿は今井一前事務局長のとこのはずです。
前半はバタバタしてちゃんと聞けなかったのですが、後半は一番前(そこしか空いてなかった)で聞くことに。今思えば参加者を含め鈴木さん以外は「すべて左翼」といっても過言ではない状況でした。
後半冒頭でギョーカイ(何の?)では有名な反戦地主から「鈴木さんは右翼として何を考えているのか」と厳しいような分かりにくいような質問がいきなり出ました。
「いや別に右翼ったって四六時中天皇陛下のこと考えてるわけじゃないですしね」。
なんだこれはと思った(アッうつってる)。物理的にひとつのことを考え続けるのは無理だけど、右翼の人っていいそうでしょ、「オレは天皇陛下のことだけを1日考えてる」とか。
鈴木さんは続けて安保も天皇制も憲法も大事なことは国民投票にかけるべきだ、と強調。
「『君が代』聞いても元気が出ない」
「国民投票で決まれば『君が代』じゃなくて『インター(ナショナル)』が国歌でもいいでしょう」
「僕たちはよく『政治をよくしよう』っていうけど、自分たちがよくならないと」
あれー、面白いなあと思ってしまいました。一番前の席でばか受けしてました。小林よしのりさんの『ゴーマニズム宣言』での対談を読んだときは「エラそーなこといってても所詮は右翼じゃん」と思ってたんですが、トシとったってことでしょうか。
ぼそぼそと喋る鈴木さんの隣には、鈴木さんに殺されそうになった知花昌一さん。フシギな光景でした。
「そりゃー僕だって知花さんが日の丸焼いたときは『許せない』と思いましたよ。でも今はこうして話せるし」。ニコニコしてる場合か。でも、なんかいい人っぽいぞ。昌一さんはもちろん、ダンディ小川もいい感じだし、困ったなーと思ってるうちに5時間は過ぎました。
終わってから「大変興味深かったです」と名刺を差し出したら、「あーどうも。じゃー、二次会いきましょう」。おいおい、主催者側は私だよ、と思ったけど、面白かったから許すって感じでした。
鈴木さんは三次会もいらしてました。そこで「ジャナ専」(日本ジャーナリスト専門学校)の講師をなさってるという話になり、私も知り合いが多いので盛り上がりました。
そして現在に至る、という感じです。そう、すっかりだまされたのです。本も買いました。我ながらなー。後悔してます(苦笑)。ということで、次回は討論会全体の内容についてご紹介します。