ダイエットの基礎知識

 

<体脂肪の役割>

体の仕組みを正常に維持していく上で重要な役割を担っており、適正な体脂肪を維持することは必要。

 

<皮下脂肪と内臓脂肪>

体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があり、病気を引き起こす脂肪は内臓脂肪である。

 

<ダイエットの際によく耳にする用語>

 

<エネルギーバランスについて>

摂取エネルギー(食べることによって体が得るエネルギー)と消費エネルギー(生命維持、日常活動・運動を行うためのエネルギー)がつりあっていれば、体重は維持される。しかし、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回れば余分なエネルギーは体脂肪として蓄積される。
消費エネルギーの量は、基礎代謝量や運動量に左右される。一般に適正とされるエネルギーしか摂取していなくても、基礎代謝量が少なかったり、運動量が不足していると太る可能性がある。基礎代謝は30歳を過ぎるとどんどん低下するので、それまでと食事・運動量が同じだとエネルギーが消費されず、体脂肪になる。

基礎代謝基準値(kcal/kg/日)   *青字はチェルシーの場合
女性 20代:
23.2 30代: 22.0 40代: 21.1
男性 20代: 24.2 30代: 23.1 40代: 22.5

基礎代謝量は、体重×基礎代謝基準値で求めることができる。生命維持の為の必要最低限のエネルギーなので、
これを下回る食事を続けると危険。

基礎代謝も含めた、一日に必要なエネルギーは
年齢 身長 活動強度・軽(主婦・事務職) 中等度(乳児のいる主婦・自営手伝い)
20代 150cm 1,600〜1,750 1,850〜2,000
  160 1,750〜1,900 2,000〜2,150
30代 150 1,550〜1,700 1,800〜1,900
  160 1,700〜1,850 1,950〜2,100

 

<脂肪蓄積のメカニズム>

人間が活動するためのエネルギー源となるのは糖質、たんぱく質、脂質の三大栄養素である。これら栄養素1gが体内で発生する熱量は糖質4、たんぱく質4、脂質9kcalとなる。ちなみにアルコール1gは7kcal。

同じ1gをとっても、脂質やアルコールから得られる熱量は糖質、たんぱく質の1.5〜2倍なので、過度の酒・脂質の摂取は当然太る。

また、体内を構成する成分の比率は、水60〜70%、脂肪13〜20、たんぱく質15〜20、ミネラル5〜6、残りが糖質。糖質は体内にごくわずかしか蓄えておけないので、とりすぎると血液中に余ってだぶついて糖質が中性脂肪(TG)となって、白色脂肪細胞の中に蓄えられる。これが体脂肪の本態。

一般に生体内では脂肪組織または肝臓において、糖質・遊離脂肪酸(FFA)によりTGの合成が行われている。インスリンは脂肪細胞へのブドウ糖の取り込みとTGの合成を促進する。さらにTGの分解を抑制する作用もあるため、脂肪細胞内でのTGの蓄積が進む。

脂肪細胞内のTGはホルモン感受性リパーゼという脂肪分解酵素の作用を受け、FFAとグリセロールに分解され、生体の収集の細胞へ運ばれてエネルギー源として利用されたり、再びTGに合成されたりする。リパーゼを刺激し、TGの分解を促進するホルモンには、交感神経ホルモンが重要な役割を果たしている。

TG合成の原材料はブドウ糖とFFAで、食物および肝臓に由来している。食物からの糖質・脂質の摂取量が増大すれば血中のブドウ糖・FFA濃度は増加し、肝・脂肪組織に運ばれてTGとして貯蔵され、肥満が起こる。逆に食物摂取量が減少すれば血中のブドウ糖・FFA濃度は低下し、肝・脂肪組織から血中へブドウ糖やFFAが放出される。すなわち脂肪細胞内に蓄えられていたTGの分解が亢進するため、やせる。

 

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