
猫・犬の里親の探し方
このページは、やむを得ない事情で猫・犬のもらい手を探されている方のために、自分の体験を基にした、ささやかなノウハウをまとめたものです。特にこれまでペットを飼われた経験がなかった方に初歩的なことが書かれています。しかし、これはあくまで一つの例であり、他にもまだ方法があると思います。ちょっとした参考になれば…と思います。
-------目次-------
項目名をクリックすれば、そのページにジャンプします。
- 猫ならばトイレ、犬ならばむやみに吠えないなど、最低限のしつけをしておく
- 獣医さんに診せる
- できれば、近くの獣医さんに診せてペットの体に不調がないか健康診断をしてもらいましょう。特にノラのワンニャンを拾われた場合、過酷な環境の中でまともな食事をとっていないことが多く、栄養のバランスや体調をこわしていることもあり、見かけは健康そうでも、内臓の働きなどが弱っている場合もあります。ぜひ検診を受けることをおすすめします。また、猫ならば3種混合ワクチン、犬ならばフィラリア予防、ジステンバー等の伝染病を予防する注射なども受け、もらい手さんが安心して引き取れる状況を作っておくのが理想です。
- メスの避妊をどうするか
- 適齢期を迎えるメスのワンニャンたちの避妊をどうするか。一般には避妊手術をしてから、里親を探される方が多いようですが、最近は「避妊手術補助金付」といって、里親に譲る時に避妊手術の一部を現金で負担される方もいます。いずれにしろ、もらわれる方の希望もあるでしょうから、双方の相談が必要でしょう。
- 悪徳業者に注意!
- 最近、動物実験用にワンニャン等を売買している業者が、ワンニャンの里親を捜されている方に「里親になりたい」といってコンタクトをとって来るケースが増えています。もらい手さんが決まった!と、安易に引き渡されると、そのワンニュンたちに待っているのは動物実験の末の「死」です。電子メール等で里親になりたいという申し出があった場合も、メールアドレス以外の連絡先(電話や住所)を確認し、一度会って話をしてみるとか、電話や電子メール等で何回か本人の現在の状況や確かな意思を確認してみるとか、の配慮も忘れないでおきましょう。そして、どうも引っかかるところがある、と思われる場合は、その方に無理に里親に出される必要はないと思います。
- 保健所に持ち込めば、どうにかしてくれるだろう…とお考えの方
- 保健所や地方自治体が運営する動物管理センターへの引き渡しは、通常の場合、炭酸ガスによる苦痛な殺処分か、動物実験用として譲渡されるなどの措置になりますので、よくお考え下さい。一部の動物管理センターでは、地域のボランティアと協力して里親探しをやっているところもありますが、そのための持ち込みはできません(必ず里親探ししてもらえるとは限らない)。
- 里親探しの準備はお早めに!(特に飼い猫・飼い犬・その子供の募集をされる方に)
- 「飼い猫・飼い犬に子供が産まれたが、家では飼えないので、短期間(例えば1週間以内とか)のうちに里親を捜しています。」といった場合。
猫・犬の妊娠は生まれる前から分かっていたはずです。その時点で、これ以上、家では飼えないというのであれば、その時点から里親探しの準備を始めて下さい。
飼い猫、飼い犬に去勢・避妊手術もせず、放ったらかしにして飼っていれば子供が産まれるのは当然です。それを放置して「1週間くらいで里親が見つからないと、スグに保健所行きになる」と「里親探し」だけを急がれるのは、身勝手という他ありません(飼い猫・飼い犬の子供たちの里親探しをされるのであれば、見つかるまでご自分たちで面倒を見るのが筋だと思いますが)。飼い主の責任ある態度を望みます。そして、最初からもうこれ以上、飼えないという状況が分かっているのでしたら、飼い猫・飼い犬の去勢・避妊をおすすめします。
「転勤で飼えなくなったので、短期間(例えば1週間以内とか)のうちに里親を捜しています。」といった場合。
転勤になることは、そんなに最近まで分からなかったのでしょうか。まず転勤、引越することになったら、引っ越ししても引き続き飼える状況を検討してみて下さい。それでも、ダメな場合はさまざまな手段を使って、早い時点から里親を探す手だてを検討してみて下さい。
いずれによ、どんな場合でも、もらい手さんが1週間やそこらでスグに出てくるわけではありません。特に、成猫・成犬の場合は、引き取り手が少ないのが現状です。飼えないと分かったら早い時点から、里親探しの準備を始められることをおすすめします。
- そして、いろんな情報を仕入れよう
- みんなワンニャンに関する知識を豊富に持っているわけではありません。困ったことや分からないことは、ペット雑誌はもちろん、パソコン通信のペット関係のフォーラムやインターネットの獣医さんのページ、ペットマガジンのページなどで、積極的に問い合わせてみましょう。1人で考えても、解決法を見つけるには限りがあります。きっと同じような経験をされた方も多くいらっしゃるはずです。また、ワンニャンの健康について最終的に頼れるのは、やはりあなたの近くにいる専門家である獣医さんということになってきます。おっくうがらずにフランクな気持ちで。どんな小さなコトでも気になることがあれば、相談に乗ってもらいましょう。そして、ワンニャンを思いやる気持ちを伝えましょう。
- 子供が産まれるたびに里親募集されるのであれば、去勢・避妊をおすすめします。
- 家の猫や犬に子供が産まれけれど、家では飼えないから、里親募集すれば、いくらでも、もらい手が現れると思われていると、あまりいい結果にならないかも知れません。どこでもそうですが、一般に里親募集される方の数ほど、もらい手希望の方が多いわけではありません。むしろ、かなり少ないと考えられていた方がよいと思います。一度、里親募集して上手く、もらい手が決まったからといって、次もどなたかが名乗り出られる訳でもありません。第一、毎年毎シーズン、出産のたびに里親を捜されていては、飼い主さんのご苦労も大変ではないでしょうか。新しい子が産まれても、(新しい家族として迎えてあげるのが最良と思いますが)もう飼えないということは、その家でのワンニャンの許容量を超えているわけですから、その場合は去勢・避妊をされることをおすすめします。特にメスの場合は、人間と同じで出産はかなりの体力等を消耗しますから、何度も出産していてはワンニャン自身の衰弱を早めることにもつながります。
里親の見つけ方:1
インターネットの情報ページを利用する。
インターネットのホームページには、里親を探したい方の情報を掲載してくれるページがあります。そこへ行って、メールで依頼してみましょう。
ホームページには全国の人がアクセスしてきますので、全国どこへでも届けることができるという方を除き、できれば、自分の所在地やお届け可能エリア等をつけ加えると、届ける負担も最小限になり、見る人にも分かりやすいと思います。
また、当たり前のことですが一つの里親ページだけでなく、複数のページに情報掲載すると見てもらえる人も増えます。掲載期間は、見つかるまで無期限のところや期限付きのところもあります。
また、ホームページだけでなく、NetNews(電子ニュース)のペット関連のニュースグループ(例:fj.rec.pets)に投稿したり、猫・犬・ペット関連のメーリングリスト(ML)に参加して発言するなどして、広く告知する方法もあります。
●ご注意
一部の方で、インターネットで里親募集をすれば、もらい手がスグに見つかると誤解されている方がいらっしゃいます。
他の里親探しと同じで、もらい手になってもよいという方から、メール等で問い合わせなり、申し出があって、実際に見に来られて・・といった過程を経ての譲渡になりますから、里親は、1週間程度では決まらないと思います。
(それは、他の里親探しの方法をとられても同じだと思いますが)
これまでの当方の里親探しページの事例でも、インターネットで緊急に里親募集しても、あまり効果がなかったことがわかっています。
もし、今日、明日、あるいは1週間程度しか手元に置けないのでしたら、はっきり言って、他の手段をお考えになることをおすすめします。
●そして、里親募集が掲載になったら・・
そして、里親募集情報が掲載されたら、まめにメールをチェックすることを忘れないでください。当方の事例では、メールをこまめにチェックされている方ほど、早くもらい手さんが見つかっているようです。それは、もらい手希望の方の立場から考えてみると分かることです。里親募集の依頼主に問い合わせのメールや連絡を送ったのに、何日も返事が来ないようなら、「これは無理だ」とあきらめて、他を探すのが心情ではないでしょうか?いつ問い合わせのメールが来るとも限りませんから、メールのチェックはお忘れなく!
里親の見つけ方:2
ご近所での里親の見つけ方
次は、ご近所での里親探しの方法です。お届けの際の負担やペット自身の移動などを考えれば、近場でもらってくれる人が見つかれば、それに越したことはありません。
- 親戚・縁者・知人を頼る
- これは最もベーシックな方法。いろんな人に相談すれば、飼っても良いという人に巡り会うかも知れません。
- 地域のミニコミを利用する
- よく郵便ポストなどに入っているタブロイドサイズのコミュニティーペーパー(例えば、サンケイリビング等)には、無料または安価な料金で「ペット譲ります」「ペットもらってください」など、数行の情報が掲載できるコーナーがあります。掲載期間は短いですが、地域の多くの人が目を通しており、またこの手のミニコミが複数出ているところでは、掲載時期をずらして波状攻撃をかける手もあります。
- 地域の掲示板を利用する
- 自治会等が管理している街角や駅前の掲示板に手作りのポスター等で情報を載せてもらえる場合があります。もちろん、この場合はまず掲示板を管理している方に了解を取ることが不可欠です。
- 獣医やペットショップに聞いてみる
- 診察やペット用品の買物のついでに、近くの獣医さんやペットショップのオーナーなどに相談してみるのも一つの方法です。ペットをほしがっている方をご存じの場合もあるでしょうし、なかには、店頭や診察室に里親募集のポスター等を掲示してくれるところもあります。
- 里親探しイベントに参加する
- 近くのペットショップや地域の動物保護団体などが、定期的に場所を確保して犬・猫の里親探しのイベントを開いていることがあります。だいたい、事前に問い合わせして、当日ワンニャンたちを持ち込めば参加できるようになっているものが多いようです(ただし、子猫・子犬に限る場合が多い)。
近くのペットショップや獣医さん、ご近所・ご親戚の動物好きの方に聞いたり、地域のミニコミ紙や市役所等の広報にも告知されている場合がありますので、注意して見てみましょう。
- 近くの動物愛護団体に相談してみる
- 上記の方法をとっても、どうしても見つからないという場合は、お近くの動物保護団体や全国組織の保護団体を探して、電話等で相談に乗ってもらう方法もあります。これらの団体は、ほとんどの場合、すべてボランティアの方々の手で運営されていることが多く、人手が足りないなどのやむを得ない理由から相談を断られる場合もあります。
それに、あくまで相談までで、通常の場合(飼い猫の子を引き取って欲しいとか、妊娠や転居によりワンニャンが飼えないとか、近くで捨て猫を見つけて保護したとか)は、まず引き取ってはもらえないものと心しておくほうがよいでしょう。(それらを引き取っていたら、団体はすぐに人間の勝手な理由で持ち込まれたワンニャンでいっぱいになります。それらはその後、誰の費用で育てられるというのでしょう)。
一方的な相談や依頼の押しつけをするだけではなく、give&takeの精神で、引き続き、その団体の活動を側面から支援するなどの配慮が必要だと思います。そこに、まかせさえすれば良いという態度では、迷惑がかかるばかりですから、相談しない方がよいでしょう。
その他、「動物愛護」団体と称する営利のみを目的とし、ワンニャンを業者へ売買するなどのインチキな団体もありますので、充分にご注意ください。
●また、猫・犬をはじめとする動物のことを考え、動物のために積極的な活動を進められているボランティアグループのなかには、ホームページ上で、情報を発信されているところもあります。
これらのところでは、引き取り手のないペットの里親募集もされており、ペットを飼いたいという方も多くのワンニャンたちからお気に入りを選ぶことができます。
里親探しの実例サンプル
1.里親探しイベントに参加する
近くのペットショップや地域の動物保護団体などが、定期的に場所を確保して犬・猫の里親探しのイベントを開いていることがあります。だいたい、事前に問い合わせして、当日ワンニャンたちを持ち込めば参加できるようになっているものが多いようです(ただし、子猫・子犬に限る場合が多い)。
どこで、そのようなイベントをやっているかは、なかなか分かりにくいものですが、近くのペットショップに電話して問い合わせてみるとか、獣医さんやご近所・ご親戚の動物好きの方に聞いてみるとかすれば、見つかることがあります。
なかには、保健所や、その関連の動物管理事務所あたりで、里親探しのイベントをやっている地域もあるようですので、一度、尋ねてみるのもよいかも知れません。(特に秋の動物保護週間の期間に里親探しのイベントをやるところが多いようです。なお、保健所への引き渡しは、通常の場合、炭酸ガスによる苦痛死です)
ただ一つだけ、ご注意を。特に幼い子猫、子犬の場合、このようなイベントに参加すると、多数の人に触られたりして、非常に緊張してしまい、とても疲れてしまうことがあるようですので、その後の体長の変化等に特に注意が必要です。
以下は、ご報告いただいた里親探しイベントの情報の一例です。
もちろん、全国にはこの他、同じような里親探しのイベントがあるはずですから、ぜひ、お近くのものを探し出し、一度、その様子を実際にご覧になられるのもよいかも知れませんね。
(なお、以下の情報は、当方と一切関係のない団体等が実施しており、こちらで確認したものではありませんので、実際と異なる記載があるかも知れません。詳細は、それぞれ実際にご確認ください。)
●茨城県(ご報告:Sさん)
毎週日曜日に里親探しのイベントをおこなっているボランティア団体が見つかり、参加しました。
茨城県美野里町(県のほぼ中央部)にある大きな花木センターでおこなわれています。
里親希望者は、ボランティアの方からワクチン等の必要性の説明を受け、不妊手術をするという約束の上で譲渡されます。誓約書さえ書けば誰でも参加できるイベントです。
|
●埼玉県(ご報告:Kさん)
毎週土・日に、浦和駅前の伊勢丹デパート前で ボランティア団体の手による、犬猫の里親探しの催しが行われています。 時間は、午後3時から午後6時頃(冬期)までです。
ワンニャンの里親探しをしている一般の方も、事前に連絡があれば参加できるとのことです。(ただし、犬が多いとのこと)
|
●横浜市(ご報告:Tさん)
1.横浜市本牧(毎月第4日曜日 10:00〜13:00)
場所:横浜市中区、本牧広場(ポンポコ広場)(雨天は翌週に延期)
行き方:JR根岸線根岸駅下車 101あるいは99系統バスの東福院回り東福院下車
レストラン「知多屋」の横を入り、本牧中学前の広場
2.横浜市二俣川(毎月第3日曜日 10:00〜14:00)
場所:横浜市二俣川、西友ストアー2階バルコニー
行き方:相鉄線二俣川下車
|
●横浜・相模原・町田・八王子(ご報告:Sさん)
あまり確かではありませんが、毎月第3日曜日くらいに、JR横浜線の「矢部」や「古淵」付近でも里親探しイベントが開催されています。
このあたり周辺の里親イベント情報は、市の広報や「ショッパーズ」という無料のタウン誌に載っていることが多いので、気を留めていれば、見つかります。
|
●東京二子多摩川(ご報告:まるこさん)
「ねこたまキャッツピア」の繁直システム。
<こんな仕組みです>
●正式には「繁直システム」という制度で、利用するにはまず、年会費2,000円を払って「ねこたま会員」になる必要があります。
●対象は原則として自宅の飼い猫が産んだ子猫に限られているのですが、頻繁に利用しない、獣医師の健康診断書を用意できる、などの条件をクリアできれば捨て猫でも相談にのってもらえるようです。(ただし、飼い猫と参加条件等が違う)
●原則無償の日本猫の他、血統書付きの子猫なら有償で里親を捜すこともできるようです。
<どのようにして、もらい手を探すか>
●飼い猫の子猫の里親探しは、「写真でお見合い」が基本
飼い主が里親捜しの申込みをすると、その子猫が台帳に登録される他、来場者の目につく所にポスターとして張り出されます。その際、写真を添えて申込みをすれば台帳やポスターに貼ってもらえます。(ポスターと台帳のフォーマットは決まっていて、申込書のデータをもとに「ねこたま」が作成します)
来場者が台帳やポスターをみて欲しいと思った来場者は、「ねこたま」に連絡先を教えてもらいます。その後は飼い主と里親希望者間の直接交渉になります。
●その他、「出会いの広場」というスペースがあります。
「出会いの広場」の方は里親捜しの申込みをした飼い主が、子猫を連れてきてその場で里親募集をするスペースです。飼い主は子猫の他にエサ入れ、水入れなどを用意してくる必要があります。利用できるのは1件につき1日だけですが、実際に猫を欲しがっている方と話もでき、その場で連れて帰ることもできるので、写真でお見合いよりは早めに決まるのではないでしょうか。
●捨て猫の里親探しの場合
捨て猫の場合には「写真登録はOKだが、出会いの広場の利用は不可」といわれる場合と、その逆を言われる場合があるようです。やはり健康面を考慮すると、捨て猫がある程度警戒されるのは止むを得ないかと思います。
●参加費用:「ねこたま会員」になる際の年会費2,000円の他に、里親さんが決まった場合に手数料を支払う必要があります。これは「写真でお見合い」の場合も「出会いの広場」も同額で、金額は無償の日本猫の場合1,000円、血統書付きの場合は最低で5,000円です。「出会いの広場」の利用は無料です。
住所:東京都世田谷区玉川1−15−1(〒158)
電話:03−3708−2828
交通手段:渋谷駅から東急新玉川線に乗り二子玉川園駅で下車
東口より徒歩3分。ナムコワンダーエッグのすぐ近く
|
●高知県(ご報告:Nさん)
保健所の方で「子犬の里親会」を開催していましたので、そちらに問い合わせたところ、猫は扱っていない、ということでした。かわりに猫の里親を探してくれるボランティア団体を教えていただきました。
連絡をとってみましたら、「土日曜日に公園か、高知城下で里親会(猫同伴)を開いています」とのことでした。
|
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
里親探しの実例サンプル
2.自分でイベントする!
これは少し勇気がいるかも知れません。しかし、里親探しの究極ともいえる方法です。実際にみんなができるというものではありませんが、もらい手希望の方とじかに話すこともでき、インパクトもあるでしょう。
●ご報告:Yさん(千葉県)
友達とふたりで、実家のある赤羽(東京)の、スーパーの前で「かわいそうな捨て猫をかわいがってあげて下さい」と呼びかけたんです。もちろん、猫も実際に見ることができるようにして。
最初ものすごく勇気がいりましたが、猫好きな人の輪が出来たりして、結局、電話番号をきっちり教えてくれ、どの辺にすんでいるかも、言ってくれる感じの良い人にもらってもらえました。
都心やターミナルではなく、普通の買い物に普段着で出かけてくる人の多い土地柄のところだったので、本当に欲しい人はすぐ連れて帰れることができたというのも、良かったかも知れません。 1匹目は5分もしないで2匹目は1時間位で良い人が現れました。
|
●ご報告:Mさん(高知県)
高知市にも動物愛護ネットワークという団体があるそうで、月2回公園などで里親探しの集まりをひらいているとのことです。
私の場合は、そこと連絡がとれなかったので、繁華街のアーケードに行き、清潔なケージに入れた仔猫たちをベンチにおいて通行人に呼びかけました。
手書きのポスターを折り畳みイスに貼って誘導したことで、通りかかる人の注意をうまく集められたようです。
幸い気候も良く、涼しい場所に陣取れたので仔猫の負担も少なかったかなと思ってますが、どうしても猫を抱きたいという人が多く、気を使いました(眠り込んでしまった後は、蓋をしてご遠慮願いました)。
ケージは間に合わせのつもりでウサギ用のをホームセンターで購入しました。仔猫7匹でも充分な大きさでした。
もらってくれる方のパターンは、一度見た後、しばらくしてまたやって来る、という感じでした。ある程度同じ場所でねばるのも大事なのではないでしょうか。
また、・連れ帰る時の小箱や、当座のごはん(差し上げる用)
・連絡先やアドバイスをプリントしたもの 等があれば慌てないで済むと思います。
その他に必要と思われるを列挙すると
・画用紙・クレヨンかマジック・テープ(以上宣伝用) ・ビニール袋・水・タオル・新聞紙(以上清掃用) 暑い場所なら、日よけや帽子も。 後は、自分用の飲み物、お弁当等(席をはずしにくいです)。
仔猫が粗相したらすぐキレイにしてやります。清潔、健康をアピールできるといいと思います。
午前10時から午後3時までの間にもらわれていきましたが、これからお買い物、という人よりも帰りがけの人の方がもらって行ってくれ易いわけです。
|
- この方法の問題点は
-
●その場渡しなので、もらい手の素性がはっきりつかみにくい
(猫取り業者の可能性もある)
●子猫だと、外気や温度、人に触られるなど心身にもかなりの負担になる
●その場の衝動だけでもらいたがる人がいるかも知れない
●街頭行為による苦情等が来た場合の対応を考えなければならない
などが考えられますが、
-
-
●その場で引き渡すのではなく、後日こちらから自宅まで届ける
●誓約書を書いてもらうとか、連絡先とかをきちんと確認する
(後日、様子確認の連絡を入れる)
●里親探しになれている人や動物保護に詳しい人などに立ち会ってもらう
などすれば、一つの(もちろん究極的な)方法として考えられるでしょう。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
里親探しの実例サンプル
3.新兵器プリクラ名刺
もらい手探しにポスターを作って貼るという手は常套手段ですが、これはそれを一歩進めた方法。今や定番となった「プリクラ」風のシールを貼った名刺カードによる里親探しです。
この方法をお教えいただいたのは、お友達の代理で4匹の子猫のもらい手を探されていた大阪市のTさん。これによって合計13件の問い合わせがあり、1週間あまりで4匹すべての里親が見つかったそうです。
- その方法とは、
- 1.猫の写真を用意する。
これはポスターなどに貼る、普通のネコちゃんのプリントで十分。
2.「プリクラ」風シールを作る
写真屋さんの店頭などに置いてある、写真プリントなどからその場でシールが作れる機械(例:CoCoでシール(FUJI FILMのもの--16枚で300円)で、プリクラ風シールをつくる。他にも、プリクラ風のシールが作れるパソコンソフトなどもあり。本格的にするのなら、写真屋さんでネガからシールを作るのもよい。
3.プリクラ名刺用の台紙を用意して、プリクラ名刺をつくる。
100円ショップや文具店等で売っている、名刺サイズで可愛いイラスト等が書かれたカード(フォトフレーム名刺など)に、子猫の写真シールを貼り、「子猫もらってください!」や「I Need You!」などのメッセージと自分の連絡先を書いて、プリクラ名刺を手作りする。
| これがTさんお手製の 子猫もらって用 「プリクラ名刺」。 3種類とも 子猫の写真のところが 簡単に張れる シールになっています。 |
- 4.プリクラ名刺を置いてくれそうなところに頼む。
ポスターを貼ってくれたショップや、獣医さんのところなどに出来上がったプリクラ名刺を、誰もが手に取って持ち帰ってもらえそうなところに置いてもらう。
手製のポスター(右) と併用すれば 効果も上々とのこと | |
ポスターだけなら、その場で見てもらうしかない(関心のある人は連絡先等をメモするしかない)のですが、プリクラ名刺を併用すれば、名刺サイズで写真や連絡先も書いてあり、持ち帰りもできるので、予想以上の反応があるそうです。
ただし、Tさんからもご報告がありましたが、ポスター以上により広く不特定多数の人の手に渡るので、なかには、待ち合わせ(子猫を見せるため)の約束をすっぽかしたり、「なんでもいいから4匹全部欲しい」とか「どれでもいいから渡してくれ」といった不審な態度の人からの申し出(たぶん、猫・犬を売買する業者の回し者と思われます)もあるそうですので、引き渡しには注意を要します。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
里親探しの実例サンプル
4.子供たちを動員する
もし、お子様のいらっしゃるご家庭であれば、学校の友達に口コミで広めてもらうとか、近所を一軒ずつ尋ねてもらい手さんを探してもらうなど、子供たちならではの活発さと真剣さで、里親探しに協力してもらう手もあります。
うちに掲載依頼された方のなかにも、娘さんのご友人宅で快く飼ってもらえた例(Kさん:三重県)や、子供たちが近所を歩き回って、もらい手を見つけたきた例(Sさん:広島県)などの報告がありました。
(ご参考までに)
生まれたばかりの子猫を拾った場合、どうする?
- 目も開いていない子猫が捨てられていた。
- 先日「目も開いていない子猫がゴミ袋の中に入れられて捨てられています。誰か保護してくれないでしょうか?」というメールをいただきました。「目も開いていない」ということは生まれて間もない、生後1週間程度の子猫です。猫は最低でも1カ月程度は母親の母乳がなければ、免疫や抵抗力がつかないといわれています。まして母親の初乳を飲んでいないとしたら…。
こんな場合は子猫自身が衰弱していることが多いでしょうから、里親探しなどは後にして、お近くの獣医さんに連れて行くなどの素早い処置が必要と思われます。
私自身、このメールが来るまで、(人間の勝手な理由で)母親から離された、生まれたばかりの子猫の育て方を知らなかったので、適切なアドバイスができなかったのですが、過去にさまざまな捨て猫やのら猫を育てられた経験のある程原桂子さんから、育て方の一例をご教示いただきました。すぐには獣医さんに行けない場合や一時的に預かる場合などのご参考になればと思い、以下に掲載します。
- 生まれたばかりの子猫の育て方
- 生まれたばかりの子猫の目があくのは約1週間後だそうです。ふつうの場合なら、だいたい、生後4週間(1カ月)くらいまでは、母乳ですから、それまでの子猫は猫用のミルク(各種あり、だいたい1缶1500円くらい、牛乳は絶対ダメ)を猫用の哺乳瓶で与えます。ただし、なかなか、慣れないと飲んでくれません。少し、入れたり出したりして、刺激してやると飲むようになります。でも、ほ乳瓶を押し込みすぎると、気管に入って肺炎を起こしますので、注意が必要です。
ほ乳の後は、肛門を刺激して、尿、糞を排泄させてやります。もちろん、赤ちゃん用の濡れテイッシュで、お口もお尻もきれいにして。毛も母猫のように毛づくろいしてあげてください(やわらかいブラシで)。ほ乳は、生後2週間くらいは3時間おき。その後、だんだんと減らして行けばよいようです。
なお、より詳しいことは、お近くの獣医さん等にお尋ねになってみてください。
情報をご提供いただきました、程原さんに心より感謝いたします。
- 子猫のウンチのさせ方
- 生まれたばかりの子猫やもらってきた子猫を育てる場合、飼い主がよく心配されるのが排便です。通常は親猫が子猫の肛門を舌でなめて子猫たちに排便をうながしますが、離乳した後や母乳から既成の子猫用ミルクに代えた後、または親から離れた後などは、ウンチがなかなか出なくなること(なかには3〜4日も)があります。こんな場合の人間ができる簡単な対処策について、こちらも猫の飼育に詳しい黒崎恵理さんに聞いてみました。
人肌のお湯でティッシュを濡らして、母猫がお尻をなめるようにそぉっとチョンチョンしてあげることでしょうか…。根気良く、1日5、6回は刺激を与えてあげたほうがいいです。
でも、肌の弱い子はかぶれちゃったりするので、直接洗面所などで、お湯を出しながら、指を濡らしてチョンチョンして上げた方がいいかもしれません。
軽く腸のあたりをもんであげるのもいいと思います。強いとつぶれちゃいますから、かなりそぉっとモミモミしてあげてください。マッサージ程度にです。あと、ミルクを飲ませてうんちを緩くするっていう手もあります。
それでも4日、5日と出ない場合は危険なので、浣腸を使うと良いそうです。ただし、勢い良く出てくるので、顔にかからないように十分気をつける必要があります。
なお、より詳しいことは、お近くの獣医さん等にお尋ねになってみてください。
情報をご提供いただきました、黒崎さんに心より感謝いたします。
- 一つだけ、苦言を述べさせてください
- たまに「近所で捨て猫を見つけたのですが、誰か拾ってください、保護してください」(ご自分は発見しただけで家に連れ帰るなり、保護するなりしていないという状態)というメールを頂くことがあります。しかし、子猫たちは上記のような状況ですから、ご自分が何らかの手(保護する、獣医に連れていく等)を下さずに里親先を求められるのは、その優しいお気持ちはよく分かりますが、はっきり言って「無責任」です。また、そのような責任の所在がはっきりしない状況では里親募集も何も、できないと思われませんか?(その間、捨てられた猫は誰が面倒を見ているのでしょう?第一、メールを書かれている間に、子猫はさらに衰弱してしまいます)。
本当に助けたいと思われるのであれば、どうぞ、その場でご自分から何らかのアクションを起こしてみてください。ペット禁止の家でも(里親募集されている方には、ペット禁止の住居やご主人がペット嫌いでありながら、見かねて拾われたケースが多数あります)、「いのち」を助けたいのであれば、今の状況にいちばんふさわしい方法は何かを考えてみてください。里親探しは、その後から始められてもいいはずだと思いますが、いかがでしょうか?
★★★このページの文責は「土・日の友」あげ猫・たずね猫です★★★