『異国の地:対馬』
3月7日(水)晴れのち曇り

コース:九州便船>>比田勝港→R382→(千俵蒔山)→上県町→峰町→豊玉町
→美津島町//
以上90km


 フェリーは4時半ごろについた。もちろん外は真っ暗である。
とりあえずターミナルに出てTVや観光案内などをみて時間をつぶすといった感じであった。
この対馬という島がどんなところであるのか謎のベールにつつまれていた。
 というのも観光ガイドとかにあまりくわしく載ってなく秘境っぽいベールに
包まれていたということでしょうか.......
 であるからこそ我々チャリダーにとってはやりがいがあるというものなのですが。
 逆に言えばこんなとこチャリダー以外の人が行く機会って少ないでしょう。
 出発は大体5時半くらいでしょうか、ちなみにこの日は一日の走行時間最高記録を
作っちゃうのですが、まあそれぐらい何もないということでしょう(笑)
結論から言うと対馬の比田勝港から下県まで山の登り下りしかありません。
しかもその間、集落がいくつかあるだけといったまさしく沖縄やんばる地帯........
ただチャリダーとしては秘境地として探索のしがいがあると思います。
 私もいろいろ見たいと思いましたがとてもすべてを見ることは不可能でした。。。
マジで一回で見るのは無理かも。。。
 さて早朝に船着き場等を経て三宇田浜に出たのですが、ちょうど日の出の時間帯で
よかったですね。しかも人気がまったくなく静かに一人で日を眺めていました。

三宇田浜

←『朝の三宇田浜です。
早朝なのか人一人いなく
あたりは静まりかえってました。
こんな朝日を独りで眺めて
黄昏れておったのです』


 しかし道がえらすぎます(汗)一つ一つの丘は200〜300mってとこなんですが、
常に連続してあるわけでもうばてばて状態でした。朝飯を食べていなくよけい応えますね。
 時間が時間なのかほとんど車は来ず、一人道のど真ん中を颯爽とかけておりました。
 ようやく佐須奈という集落にたどりついたのでそこの小さなパン屋でパンを買い、
 近くの運動場みたいなところで食べました。ちなみにここの運動場はどこぞやのHPで
対馬ツアーについて書かれていた場所でありましたね。それにはえらく長いすべり台が
あるとのことで紹介されていました。HPで見ていたものがこうして実際見ることが出来る
とうれしくなりますね。なんかそのHPの人と感動を共有出来たようで。

 さて、次の目標は千俵蒔山という韓国が見える丘です。この対馬へ来た理由として
外国である韓国の地を見ることで異国の風味を味わおうというのが狙いでした。
北海道で言う宗谷岬から見るサハリンってとこでしょうか。
 千俵蒔山なんですが、最初どこへ行ったらよいのかよくわからん状態でした。
道しるべもなんにもなく観光地というイメージが皆無であるからです。
 なんとか小さく標識があったのでその道を行きました。。。
 しっかし......こんなところに観光地が本当にあるのか?
 その千俵蒔山へ向かうはずのその道は道の傾斜がものすごくさらに進んだところでは
ジャリや石ころが散乱し、木の葉や枝でうめ尽くされている状態であった。
 なんなんだこの道は?というかダート???観光地という名にふさわしくなく
明らかにひとがほとんど通らないのは明らかであった。
 その道はあまりにも荒れた道なのでおおよそ自転車を押していくしかなく
そうとう長く感じたのを覚えています。
 しばらくいくと道はふた手にわかれていて片方が灯台方面だったのですが、一般公開は
していないようだったので上に続く道を選んだ。ちなみにここまで来るのに車はおろか
人一人としてすれ違うことはありませんでした。。。
 ここからも何やら石畳のような道になってきて枯れ草が生い茂ったダートに
変わってきた。これは道か!?意味不明!

千俵蒔山

←『枯れ草と裸木が生い茂り
いかにも人が通ってないなと
感じさせる荒れ地でした...』

 丘が見えてくると今度はその草原の道はいく手にもわかれていてそれぞれがどこかに
つながっている感じでした。一つは電力施設であとは展望台みたいなところにつながって
いるようでしたが、どれもさびれた感じであった。とても観光地とは思えない。
しかもこの辺。。。人気がまったくないためか異様に奇妙な空気に包まれていた........
 天気が快晴であったからよかったものの天気が悪かったらある意味肝試しになったかも。
 周りには枯れ木と颯爽と茂る枯れ草が続いていて、かつてミルクロード(九重)で体験した
何ともいえない非日常的な風景が広がっていたのであった。
韓国であるが快晴であるにもかかわらず靄で見えにくいといった有り様であった。
そしてやはりこの千俵蒔山へ続く道をぬけるまで人に会うことはなかった...........
おおよそ一般観光地と呼べるものではなく我々のような特別な旅人でなくば
このようなところに行くことはないであろうと思う。

千俵蒔山

←『こちらは頂上部分。
枯れ草が繁っていて荒れ果てていた』

 それからはほとんど山道を走っていた.....特にめぼしいものもない。
 ただあいかわらずアップダウンがきついので体力に響いた...
青海の里という所があるらしいので途中382号から県道に入り、寂し気な山道を
一人でひたすら走っていた.....しっかしこの対馬、県道と路地の区別がつかない。
県道や国道を走っているつもりがいつのまにか路地に迷いこんでしまうことがあった。
 ちなみに青海の里がどこなのか全然わかりませんでしたが、おそらく途中の集落の景色が
それであるかなぁと思う。

 豊玉町に入ると少しは開けているようだった.....ちなみに以北はまったく開けてない。
 時間もけっこう回っていたのだが、目的はあそうバイパークというキャンプ場と
決めていたのでそのリアス式のアップダウンをひたすら走っていた。
 ちなみに晩飯(?)がわりの間食は朝、パン屋で買ったパンの残りである。
なっかなかないんです....店が。コンビニはもちろん。一つの集落に共同売店のようなものが
あるだけ...そんなだから非常に困った。
 日が暮れようとしていたとき...あそうベイパークについた....がしかし!
 門がしまっていた。これはかなりショックだった

 ある意味。北海道の広尾についたときにキャンプ場がしまっていたときと同じような
切なさを感じますね。
 思うんですけどキャンプ場に門限をつけるのは好ましいとは思えない。
というのも我々チャリダーにとってその門限以内に辿り着くのは計画上難しいことが多い。
 オートキャンパーの割高な料金でもわかるように、主にアウトドアの形式は
レジャーの延長みたいな印象が高いので、チャリダーの寝泊まりには不向きとでもいえようか。
 広尾のときはホテルを使いましたが、ここは山の真っただなか...もうサイアクっすよ。

 またナイトランです....しかも街灯もないような真っ暗やみの山道だし....
はっきりいってこんな危険な走行は止めるべきだと思いつつ走るのであった。
ちなみにライトをつけている自分以外はほとんど何も見えないという状況で。
 あまりにも心細いのでTVをつけて走ってましたね.......かなりこたえました。

 途中に万関橋という下県と上県を結ぶ橋があるのですがこんな夜に来ても
意味ないって感じ。この辺はまだ灯があったのでほっとしました.......
 しばらくすると空港下のトンネルがあったのでそれをくぐると開けた街が見えて
きました。おそらく対馬に来て以来、ようやくマトモな街に辿り着いたと思います。
 今までがすごかったのでその対比に驚きました。その街は美津島町というのですが
ちょっとしたレストランやホームセンターがありましたし、パチンコ店もある
そこそこの街だったと思います。なんと!モスがあったのでつい立ち寄ってしまいました。
 対比というと沖縄のやんばる地域というのもありますが、なんか抜け出すと
ほっとするものがあります。何もないというのも風情があって良いのですが
夜とかなんか寂し気な感じしますからねぇ......
 ちなみに寝場所としてはそのモスの隣、道を挟んでちょうど空き地があったので
そこにテントをはることにしました。学生時代はかなり抵抗があったが、しばらく
そういうことをしているうちに違和感がなくなったのかもしれません。
 
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